劇場公開日 1975年11月1日

愛の嵐のレビュー・感想・評価

全16件を表示

3.0戦後のそのホテルで支配人をする男性が、元ナチスドイツの親衛隊員で、...

2024年11月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

戦後のそのホテルで支配人をする男性が、元ナチスドイツの親衛隊員で、戦前にそのユダヤ人収容所にいたそのユダヤ人女性がそのホテルに宿泊客として来ますが、その出会いでその戦前の昔を思い出し、その元ナチス親衛隊員のドイツ人の男性達がその制服を着て、見守る中、そのユダヤ人女性役のそのシャーロットランプリングが裸でダンスを披露しますが、大島渚が監督したマックスモンアムールという映画にもそのシャーロットランプリング主演の映画がありますが、それがそのシャーロットランプリングとチンパンジーが抱き合う映画でしたが、またマスカラというタイトルのオランダの映画にもそのシャーロットランプリングが主演してましたが、それが姉弟の通じぬ愛のような結末が最期でしたが、その姉役がそのシャーロットランプリングで、その弟が刑事役で地下のゲイバーの舞台でセンターを飾るそのゲイと恋仲ですが、そのゲイの殺人事件があり、その姉の恋人がその容疑者に仕立て上げられて、暴行され傷害を負いますが、その姉のシャーロットランプリングがその刑事でゲイのその弟にその船舶上から詰め寄って、その船舶上からその弟が海に落下して、それが結末でしたが

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39stepbacK

3.50101 このポスターは衝撃的だった

2024年7月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

1975年公開
シャーロットランプリング♥の名を世に知らしめた名作。
ちょっと華奢なんだよね。
後年じっくり見る機会が出来て
そらオッサンもこんなかわいい子好きにできたら
舞い上がるでしょう。
特に戦争中なら俺の言う事聞けーモードやろうし。
しかし再会してから互いにあからさまに出来ない
過去を持つもの同士になったからの綱引きは壮絶。
やっぱり女の人の方がこうなると強いんだ。
70点

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NWFchamp1973

4.0恐ろしいことを共有する濃密な絆

2024年4月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

狂気、というものを経験したことがないから、すべては想像でしかない。狂気に落ちて「あの時私は狂っていました」と振り返るようなものではないんだろう。
恐ろしいのに素晴らしくも思う。「愛」と一言で言うには不足しているようにも、過剰にも感じる。その複雑さが興味深い。

歳を重ねてからのシャーロット・ランプリングしか観たことが無かったので、中性的なのに肉感的で、清純で高潔なのに蠱惑的でもあるルチアの存在感は素直に凄いと思った。
今は完全にお年を召されているが、内側から滲み出る迫力みたいなものはこんなに若い時からあったんだな。

不正行為の三要素、というものがある。
「動機」「機会」「正当化」の3つが揃ったとき、不正行為が発生する、という考え方だ。
「愛の嵐」で描かれる退廃的な愛の狂気は不正行為とは異なるが、良識の範疇を外れてしまう、という意味においては共通する部分があるように感じる。

マックスとルチアが出逢った時、マックスはSSの高官でルチアは収容所の少女だった。マックスにはルチアの生殺与奪権があり、ルチアには生きる権利すらなかった。
性的な欲望という動機と、立場の違いという機会をナチズムが正当化した環境で二人の関係は始まる。

この正当化はルチアにも大きく影響し、生存のための戦略が逢瀬を重ねる毎に歓びへと変わっていった事は想像に難くない。
快楽という意味だけでなく、自分は特別なのだという歓び、相手を支配できる力への歓び。
マックスはルチアのためにルチアの嫌った男の首を捧げ、ルチアはマックスを誘惑するように歌い、踊る。

戦後全く異なる立場で再会したとき、二人は互いに戦慄したはずだ。地味ながらに平穏な毎日を脅かす存在。忌まわしい過去から逃れ、何不自由ない生活を脅かす存在。
しかし、それとは全く逆の、背徳にまみれ、ただ愛しあうことに没入した日々は、抗いがたく二人を誘う。危険だとわかっていても止められない。
その感覚は私にはわからない。ただ、もし体験したら私だって踏みとどまれるとは言い切れない、そんなヤバさを感じる。
猫とシンクロするようなルチアの佇まいが、もはや人間性や理性が遥か彼方へと追いやられてしまったようでゾクリとした。

ナチスドイツの軍服を見るたび、カッコいいと思う。そして、「カッコいい」なんて思ってはいけない、と思う。
悪いとされていることに、強烈に惹かれる経験は誰にでもある。
愛した男の首を求める「サロメ」の物語が何度も上演される名作であるように。
幸いにも道外れたことのない私には、マックスとルチアの愛の終焉を、安全な手すりの内側から固唾を飲んで見届けることしか出来ない。

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つとみ

4.5人間って・・・

2023年12月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

収容所で美貌のため将校に目を付けられ、収容所で死なずに生きて、戦後解放された少女。戦後、証人を消しながら生きていく元将校たち。戦後のヨーロッパの日常の裏側を描いた秀悦な作品。あのサスペンダー姿で歌う歌詞がすべてを表現してます。愛欲に溺れた男女の物語って言う単純な映画ではない。ウイキペディアで愛の嵐の時代背景などを一度読んでから、この映画を見れば見方が変わると思う。

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エオメル

3.5邦題が合ってない、損してる。

2023年4月8日
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難しそうな変な邦題のせいで、

もっと難しい話かと思ったら、思ってたより、観やすくて、面白いです。

主演の女優が気になって調べてみたら『ベネデッタ』に出てた!

『地獄に堕ちた勇者ども』『エンゼル・ハート』『デューン』(リメイク)…

この方の出てる映画は他にも数本観てたけど、今作で初めて認識。

覚えときます(笑)

大事なセックスシーンをカット、局部のボカシも大きく入ってるのが、この通常版らしく、

それを取っ払った完全版が存在するらしいので、完全版を観なきゃと思います。

どっちみち、もう1回観たいので。

つまり、けっこう面白いです。

でも、センスない邦題。

邦題で損してる映画です。

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RAIN DOG

5.0「愛の嵐」という邦題は、「夏の嵐」を思い出した日本の配給会社の宣伝マンの類い希な才能が付けたものだと思います 見事です

2022年8月4日
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鑑賞方法:VOD

心を鷲掴みにされました
男と女の究極の愛
だが、これが果たして愛といえるものかどうか分かりません

本作といえばあのポスターのビジュアルのインパクトでしょう

ナチ親衛隊の制帽を被り、上半身は裸
軍服のぶかぶかのズボンをズボン吊りで履く
その下の下着も履いていないのは明らか
薄い乳房がそのズボン吊りのバンドのしたにある
髪は短く刈られ男の子のよう
極度の栄養失調であばらの浮く、細い少女の体型
革の長い手袋
その姿で酔ったナチ親衛隊将校達の中で踊る
なんと背徳的で退廃的な映像でしょうか

サロメのエピソードはその直後にあります

ほとんどの宗教絵画はサロメが所望した聖ヨハネの首が皿に乗って描かれています
本作ではダンボール箱でした
それを観た時のルチアの表情!
恍惚の笑みなのです
自分の望みをここまでして叶えてくれた愛の証
ユダヤ人絶滅収容所の囚人とナチ親衛隊の究極の倒錯した愛

愛なのか?、そうでないのか?
戦後12年経って、過去を偽って日陰で生きる男、解放され優しく裕福で紳士的な夫を得て幸せに生きる女
会ってはならないし、互いに会いたくも無かった
なのに強烈な磁力のように引き合い、愛に狂ってしまう
暴力的に扱われて人の尊厳を剥ぎ取らたときにむしろ喜びを感じてしまう
愛ではないはず
なのにルチアには自己を解放されてのびのびとしている

ラストの道行きは心中の旅路でした
これは愛の成就なのでしょうか?

二人に取ってはそうだったのです
抗えない愛であったのです

正に「愛の嵐」です
理性もなにもかも全てを吹き飛ばしてしまう愛の暴風雨です
身体の中の熱くうずく芯が求める欲望がそう肉体を突き動かしてしまうのです

その意味で1955年のヴィスコンティ監督の「夏の嵐」と同じです
その映画の原題は「官能」邦題は本作と同じく理性を官能が吹き飛ばしてしまった熱い嵐を表現したものでしょう

本作の「愛の嵐」という邦題は、その「夏の嵐」を思い出した日本の配給会社の宣伝マンの類い希な才能が付けたものだと思います
見事です

原題は「ナイト・ポーター」
ウィーンのホテルの夜間受付人の意味です
なんの味わいもないこれよりも邦題の巧みさと味わいが際立っています

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あき240

4.0【”命を懸けたForbidden Love”シャーロット・ランプリングの灰色の瞳と、ナチス帽を被ったトップレスサスペンダー姿が印象的すぎる作品。】

2021年10月26日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

怖い

難しい

ー シャーロット・ランプリングという稀有な女優を知った作品である。今作を演じた時は御幾つだったのであろうか。
 ナチスのSSだったマックスとの愛。それは、生き残るための表面上の愛だったのかもしれない。
 だが、戦後、元SS達がヒッソリと暮らす中、ルチア(シャロート・ランプリング)は著名なオペラ指揮者の妻として、マックスが働くホテルに投宿する・・。
 数年ぶりに出会った二人の間に沸き上がった想い。ー

◆感想

 ・シャーロット・ランプリングの憂愁を帯びた、灰色の瞳には、毎回魅入られる。
 私が観た映画「レッド・スパロー」「さざなみ」などでは、一切笑顔無く、怖い教官や、齢を重ねた深い憂いを、眼で表現していた。
 ー 私の中では、あの瞳に拮抗しているのは、エヴァ・グリーンだけであると思っている。瞳の色は違えど、雰囲気が似ていると思う。ー

 ・余りにも有名なナチス帽を被ったトップレスサスペンダー姿で、ナチスの宴で振舞う若きショートヘアのルチアの姿。

 ・年を経て、元SS達が、自分の身を保つために、行っていた事。
 それを知りつつ、ルチアはウィーンに一人留まり、マックスも制止の声を聞きつつ、ルチアとの禁断の恋に、陥って行く。

<橋上で二人を襲う凶弾。
 だが、それを覚悟の上での禁断の恋だったのであろう。
 戦中の禁断の愛が、年月を経て真の恋になって行く。

 Forbidden Loveと言えば、「戦場のメリー・クリスマス」のヨノイ大尉(坂本龍一)と、英国将校のジャック・セリアズ(デヴィッド・ボウイ)の姿を彩るメインテーマが脳内を過るが、デヴィッド・シルビアンがあのテーマに歌詞を載せて歌った「Forbidden Love」を思い出してしまう。
 忘れ難い作品である。

 近作の「DUNE/砂の惑星」に登場した、年老いたシャーロット・ランプリングの姿を見ても、”流石だなあ・・”と思ってしまったなあ・・。>

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NOBU

2.5安易に高評価してはいけない危うい作品

2021年5月11日
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1974年にイタリアで制作された映画。
倒錯した愛に溺れる男女が描かれていて、題材を無視すればストーリーは良い。ただ、取り上げられた題材、制作国を考慮すると素直にこの作品を人にオススメできないし、話題に出すのは危険な作品。

間違いなく今の世の中では制作できないし、仮に公開されたとしても非難の嵐になってしまうだろう。ホロコーストを扱い、ナチス側の人間とユダヤ人の恋愛をイタリア人が描いているからだ。
しかも、舞台はオーストリア、主人公の名前もドイツ的なので、加害者国の監督が自国は題材にしないでナチス側の人間ととユダヤ人との恋愛を描いたことになる。ついでに言うと男性側が女性に対して非人道的暴力をふるっている中で女性は愛に目覚めているので、まず今の世の中には受け入れられないだろう。

通常は愛情が芽生えない状況下での恋愛物語に観客は惹かれるのだろうか。公開当時はどんな声が上がったのか。観ながらそんなことばかりを考えていた。

日本だと軽く取り上げられ、そしてたまにそれが問題になる「ナチズム」や「ヒトラー」。ドイツ研究をしている人によると、『帰ってきたヒトラー』や『ジョジョ・ラビット』などが公開されるようになったのは、時代の転機だそうだ。一昔前ならありえない、アンタッチャブルな領域。それがナチスだった。(それ故に最近はその動向を研究している人がいて、2019年には『ナチス映画論』が刊行されている。)

1975年に国内の雑誌の特集でこの映画がベストテンに選ばれたことも驚きの一つ。

ロミジュリぐらいの架空のお話だったら(かつ暴力シーンが無ければ)、
好きになれた映画だったけど、ここまで現実を扱ってしまうと好きにはなれなかった。ただ、考えさせられるという意味では一度観て良かったと感じている。

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スクラ

2.5ストックホルム症候群?戦争、強制収容所などの体験でカラダに染み着い...

2021年3月21日
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ストックホルム症候群?戦争、強制収容所などの体験でカラダに染み着いてしまったのか。デカダンスとはこういうものって感じの映画でした

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となりの人

3.5女性監督の感性と厳しさが描く、ナチズムの亡霊

2020年4月18日
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女性監督リリアーナ・カバーニの粘着力のある愛欲描写が話題になった戦後ヨーロッパが引き摺るナチズムの亡霊。ダーク・ボガードが「ベニスに死す」に迫る名演を見せる。シャーロット・ランプリングの大胆な肉体表現は「さらば美しき人」から更に進化して、女優魂と演技力を兼ね備えた女優として存在する。このような倒錯した愛のドラマを観ると、「ラストタンゴ・イン・パリ」の影響が大きいと思うが、演出の厳しさの点では遥かに上回る。ただ、ラストのふたりの決着の仕方が奇麗事に見えるのだが。愛に殉死する姿を映画的な見世物にした点で評価は少し下げる。

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Gustav

4.5印象的な映画

2020年4月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

 以前に観た事があり、久しぶりにまた手に取った。10代の少女から30代の人妻を演じ全く違和感のないシャーロット・ランブリングがすごい。
強制収容所で出会った二人が再会して禁断の
愛欲に溺れ込む。二人には周囲は見えない。
もう後戻りできない。
 印象に残る映画です。またいろいろシャーロット・ランブリングの映画を観たくなりました。

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モビ

3.0頽廃的なムードの中、ストーリーというより流れに惹きつけられ、圧倒的...

2016年6月14日
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鑑賞方法:DVD/BD、CS/BS/ケーブル

頽廃的なムードの中、ストーリーというより流れに惹きつけられ、圧倒的な印象が残る不思議な映画。

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tsumumiki

5.0Wenn ich mir was wuenschen duerfte, ... の歌が胸に刺さった

2015年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

シャーロット・ランプリングに初めて出会った映画。学生の時に友達と見に行った。友達はクールだったが、私は、興奮覚めやらぬ状態で、ずっとしゃべっていたような記憶がある。

イタリアの監督だから、ナチを題材にしても、こういう映画作れるんだろうな。ドイツでは絶対に作れないだろう。

音楽も衣装も、シャーロットの顔も、若いときも指揮者と結婚してからも、全てが素敵。バレエダンサーが、たった一人の「観客」を前にして踊る場面も鬼気迫っていた。

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talisman

3.0退廃の愛の形

2014年6月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

噂には聞いていた本作。ポスターなどで何度も目にしたあの映像はどのようなシーンであろうか?
というような気持ちで映画館へ。

1957年のウィーンが舞台。第二次大戦が終結して12年後ぐらいか。その辺りの歴史認識がないとわかりにくいかもしれない。

ダーク・ボガードの日常と徐々にその実態が明らかになっていく過去がフラッシュバック。

セクシャルでありつつアブノーマル。オペラに乗せた見せ方も上手い。

なんといってもシャーロット・ランプリングの存在感が凄い。
痩せてアバラが浮き出た体躯に控えめなニップルを早々に披露。
ラブシーン(というか愛撫)の長まわしショットなどまさに体当たり。
ナチス将校との視線の絡ませ方で全てを語る演技も素晴らしい。

政治的側面からということで言えば、ナチスを描くというよりは愛欲の形を描くのにそこが必要だった という風に思えた。

調べてみるとこれ製作は1973年のイタリア映画で監督は女性であった。当事どのような評価をされたのか今更ながら気になる。

ヨーロッパの退廃はヘヴィだなと感じる作品です。

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散歩男

5.0やはりスゴい…

2014年4月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

萌える

『心中物』です。『ウィーン心中』てとこでしょうが、ナチスの戦後をギリギリまで描いている点が物語を深くしているかも知れません。シャーロット・ランブリングのサスペンダーで歌い踊るシーンは究極の退廃だと思います。一歩間違えば安っぽいシーンですが、この場面でSSとユダヤ人の関係が混濁してもつれあい、言葉で言い表せない堕落した共犯者となってしまったことが理解できます。しかし、これは当事者達にとっても受け入れ難い事も理解せざるを得ないでしょう。

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ted

4.0時代とともに

2012年8月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

その昔、劇場で見たときの印象は”ヨーロッパって暗いんやな。”。
その後のビデオの箱の倒錯気味の写真。そういう場面はあったが…。
そして今回、
いきなりタイトルバックは朝。明るいではないか。登場する濃いキャラクタたちも昔ほどの強烈さを感じない。むしろ淡々とした愛欲のドラマとして写る。
戦争から時間が経ち、映画の外側が変わってゆ く。もちろん私も第二次世界大戦は知らない。しかし、当時あの映画を作り見ていた大人と大人になった今の私は戦争からの距離感が違うのだろう。
倒錯や愛欲についても大人になった? ただ私 が年をくっただけ?
シャーロットランプリングは好きですね。今もいい感じのおばさんです。

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HigeKobo