愛にふるえて
劇場公開日:1989年3月11日
解説
生きる気力を失った男と妖精との愛をファンタジックに描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはチロ・ダミーコ、ダニー・B・ベスケット、クラウディオ・マンシーニ、製作はニコール・セガン、監督・原案・脚本は本作品がデビュー作になるチャールズ・フィンチ、撮影はルチアーノ・トヴォリ、音楽はベスケットとレオニーダ・ファブリッシィオが担当。出演は「シシリアン」のクリストファー・ランバート、ダイアン・レインほか。
1988年製作/97分/イタリア
原題または英題:Priceless Beauty
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1989年3月11日
ストーリー
弟ジミー(ジョアキム・デ・アルメイダ)の死によって音楽に対する興味と気力を失ったロックスターのモンロー(クリフトファー・ランバート)は俗社会の手のとどかない静かな孤島の海岸沿いに家を構えるが、ある日ひとりの女性が溺れていると思って海に飛び込んだ彼はそこで美しい壷を発見する。その後、モンローは壷の中から現れたチャイナと名乗る美しい妖精(ダイアン・レイン)と出会い、次第に彼女によって心を優しくときほぐされ、やがて二人は恋におちるのだった。しかし二人の愛の日々は長くは続かなかった。マネージャーのウィリー(J・C・クイン)の誘いに心動かされるモンローには、現実的な女となったチャイナとの俗世界での生活は考えられなかった。しかし、友人のマニー(フランチェスコ・クイン)とともにミサに出かけたチャイナに自虐的になるモンローは、彼女との愛を現実として必要とするものとして見い出し、壷を海に返すことにより現実を直視し生きる決意をする。そしてそれは、現実の女性となったチャイナとの真の愛の発見でもあり、自分の人生をやり直す決心でもあるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- チャールズ・フィンチ
- 脚本
- チャールズ・フィンチ
- 原案
- チャールズ・フィンチ
- 製作総指揮
- チロ・ダミーコ
- ダニー・B・ベスケット
- クラウディオ・マンシーニ
- 製作
- ニコル・セイガン
- 撮影
- ルチアーノ・トボリ
- 音楽
- ダニー・B・ベスケット
- レオニーダ・ファブリッシィオ
- 編集
- ミルコ・ガッローネ
- ルッジェーロ・マストロヤンニ
- 字幕
- 細川直子