愛と追憶の日々のレビュー・感想・評価
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1980年代当時は新鮮な関係だったのかも
オーロラとエマはまるで親友のような親子だ。今どきの若い親子って、こういう友達みたいな関係の人が多くなっていると思うけど、1980年代だと新鮮だったのかもしれない。
親子の愛情と友情がよく描けている映画だった。2人で話しているときはとても楽しそうだし、孫が娘を悪く言うと烈火の如く怒るなど、オーロラにとってエマはいつまでも大切な一人娘なのだ。娘が成人して自立しているからこそ、親子であっても対等な距離感で付き合えるというのもあると思う。
ただ、ストーリー自体は大した内容に思えず、あまり面白くなかったので☆3。
名優達の競演
母娘の特殊な関係をこの映画でも…
以前、やはりTVで観ていて、娘が癌で
亡くなるストーリーは記憶していたが、
あまり印象の残る作品では無かった。
しかし、改めてTV放映があり、
アカデミー作品賞及びキネマ旬報第4位との
評価だったので再鑑賞。
ウーム、これがアカデミー作品賞かと、
自律的な道徳観に支配された私としては、
登場人物全員の余りにも奔放な性行動が
全編に満ち溢れた展開に、
どの人物にも共感することは出来ず、
結果的にこの映画を客観的に引いて観るしか
無くなってしまったため、
作品に没入することは無かった。
それにしても
男だけの兄弟で育った私としては、
この作品でも描かれる母娘の間柄は、
喧嘩していても心は通じ合っているなど
不思議な関係だ。
私の妻と義母、また、
妻と娘の触れ合いを見ていても、
彼女らは、まるで親子関係を超えた
年齢的に隔ての無い、
あたかも姉妹か親友であるかのような、
とても精神的に近い関係に感じさせられる。
そんな身近で見ていた母娘の特殊な関係を
追認させられた作品ではあった。
存在感あるジャックニコルソン
人が死ぬストーリーはあまり好きじゃないけど、そうは言いながらも共感...
ジャック・ニコルソンが出ていなければ面白くなかったかも
この映画の中心テーマは、母と娘の確執と絆であるが、その部分についても面白くなくはなかったが、私にとってはそれよりも、母親と隣人の元宇宙飛行士の男性との関係が非常に面白かった。母親役はシャーリー・マクレーン、元宇宙飛行士役はジャック・ニコルソンで、このベテランの2人が実に魅力的な演技をしていた。
特にジャック・ニコルソン役はかなり特異な性格で、ややもするとこの映画の雰囲気をぶち壊してしまうかもしれなかったが、私にとっては彼の存在が潤滑油的な役割を果たして、後半の重く、暗い雰囲気をちょっと安らぎを与えるような気分にさせる効果があったと思う。娘の看病で疲れている母親を病院まで訪ねたり、最終的には亡くなった娘の葬式に参列したり等、意外に心優しい人なんだと思った。
この元宇宙飛行士のスピンオフ作品を作ったら面白いかもしれないと思えるほど個性が強く魅力的なキャラクターだった。
でもなぜ元宇宙飛行士だったのだろうか。宇宙飛行士ってかなりレアな職業だと思うし、特にジャック・ニコルソンが宇宙飛行
母娘の電話の声は、あたかも向かい合って話しているように工夫がなさ...
なるほどー、観てよかったな。
My Best move!
玉砕
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