「最後の」愛と哀しみのボレロ トミーさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の
“ボレロ”が終わると、奇妙な興奮。184分見せられたPVの睡魔に耐えた自分を褒めたいのか、戦中・戦後が最後融合したのに感動したのか? ちょっと「ボヘミアンラプソディ」を思い出した。
人物相関を追うのは早々に放棄した。ルルーシュ監督はPV上がりでドキュメントも撮る、その部分がくっきり出たんでしょう。
トミーさん、拙レビューへのコメント、ありがとうございました。
本当に、ジョルジュ・ドンの《ボレロ》だけは神がかっていますが、それも本作より20年前にモーリス・ベジャールが振付けたものですからね。ドンだけはヌレエフを超えてるかも知れませんが、カラヤンもグレン・ミラーもショボ過ぎて、ちょっと何だかなぁって感じの長編ですね。
コメントありがとうございます。ボレロのインパクトは半端ないですね。音楽そのもの、そしてベジャール振り付けのダンスと赤いテーブルと周りを囲むダンサー達。昔、劇場でダンスのボレロを見たとき、ステージは真っ暗で始まるんです。そのまま音楽が始まる。次にテーブル上の一人のダンサー(私が見たときは女性でマルシア・ハイデという人)。そして両手(だったかな)をさっと上に上げます。真っ暗な中なのに、探りや揺れも一切なく、手にピッタリとスポット照明がズレなく当たるんです。これはバレエやオペラを得意とした照明軍団だから可能なんだと思いますが、本当にびっくりして感動したこと、思い出しました。さすが日本の職人!若い照明さんでしたが落ち着いて慣れたもんでした!
トミーさん
ああ、なるほど!
「男と女」もそうでしたね、各エピソードを大したつながりもなく並べていくだけで、あとは観客の側に丸投げ的な?
あとは観る側の脳内でイメージを膨らませ、ストーリーを補完して下さいねっ、ていう映画作りのスタンスかもしれません。
これ、ルルーシュのセンスに従った自然な作風なのかもしれませんが、筋書きが弱くてコケて失敗作になるよりは”安全牌“なのかも。
そして、このルルーシュ風が許されるのは、出演者たちに相当の魅力がある場合に限られますね。
トミーさん
こんばんはー
コメント嬉しく拝領しました、ありがとうございました。
人間の人生はあざなえる縄の如し。この長い映画は本当にそういう大河ドラマでしたよね・・
あの映画に出演したジョルジュ・ドンに対面した僕も、この大河ドラマの一端に触れたような気がして震えたのです。
客席の他のお客さんたちも、きっと同様だったと思いますねぇ。