愛という名の疑惑のレビュー・感想・評価
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物語の終わらせ方は難しい・・・
患者の姉と不倫関係になった精神科医が、殺人事件に巻き込まれるストーリー。
リチャードギア主演のサスペンスです。リチャードギアは特別好きな俳優ではありませんが、彼の「男の色気」は男性の私でも感じることが出来ます。魅力的な俳優ですね。
映画の感想は、設定やストーリー展開は王道で驚きに乏しいものでしたが、逆に大きな欠点もないように感じていました。しかし、最後は大失速の印象なのが残念。クライマックスが蛇足に感じられる展開には、悪い意味で驚きです。クライマックスの展開自体に面白みがないのも原因ですが、その前の展開が秀逸に感じたことも要因の一つ。
そこで終わらせるべきだったかもしれませんね。
保険金殺人を2年がかりで計画する。 恐ろしい話だ。 正体がばれてか...
保険金殺人を2年がかりで計画する。
恐ろしい話だ。
正体がばれてからの姉のサイコパスぶりが際立っている。
しかし、あのエンディングは何だろう。
妹の方も姉の血を引いているな。
ダンベル
ダイアナ(サーマン)のセラピーを行っていたバー医師。夢の話が中心だ。銃はペニスを意味してるとか、花がどうとか、色々と意味深な診療が続く。やがてダイアナの姉である人妻ヘザー(ベイシンガー)も診療を受ける。早速肉体関係を持つ二人であったが、彼女の夫は暴力夫でギャンブル好きの悪党。しばらくして彼女は夫に迫られたときにダンベルで殴りつけ殺してしまうのだ。
精神鑑定を何度かやっているバー。彼女が酩酊状態の精神不安定だったと友人医師にも証言させ彼女を無罪にさせることに成功。しかし、実は姉妹が最初から殺人計画を立ててバーに近づいたんだと気づき、なくなったダンベルが重要な証拠となってくる。バーにもダンベルを触らせていたのだ・・・
その後はダンベルの奪い合い。せっかくの心理合戦が無茶苦茶になってくる・・・一時不再理という裁判の基本をもちゃんと踏襲しているけど、保険金問題が残されていたのがヘザーをキレさせたのだ。終盤、見事に大味になってしまうハリウッド駄作といった感じ。
ラストシーンでユマ・サーマンがヘザーを名乗り、男と酒を飲んでるけど、意味があるんだろうか?
終わったと思ったらさらにストーリーは巧妙に絡んでいく。キャストも脚...
終わったと思ったらさらにストーリーは巧妙に絡んでいく。キャストも脚本もいいのに今ひとつ引き込まれないのはスピード感に欠ける演出のせいだろうか。
物語が二転三転していく
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
姉の件は最初からそうだろうなと疑っていた。だけど普通ならばそれだけで物語が終わりそうなものなのだが、そこからまだまだ話が続いていく。だけど姉は頭がいいし執念深いし屈折しているし、病院に精神疾患で拘留延長くらいではどうにもならないだろう。何とかしていずれ出てくるのじゃないの? そんなこと思っていたらそこからさらに展開が二転三転していくから、そのぶんこの後どうなるのかなと楽しめた。
最後の灯台の場面では、音楽とかの使い方や演出がまるで60年代のヒッチコックみたいに古い感じだった。90年代の映画なのだが、それまでが普通だったのに急に古い映画のように思えた。
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