かもめ食堂のレビュー・感想・評価
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私もどこかの国で食堂をやってみたくなる。もしくは、こんな食堂に出会...
あってほしいな、こんな食堂
ゆったりとした時間の流れが楽しめる
「団地のふたり」…
ヘルシンキで「いらっしゃい」
荻上直子監督の映画を見るのは初めて。 小林聡美がイメージキャラクターをつとめていたパスコの食パン「超熟」では、 フィンランドロケでかもめ食堂が再現されたらしい。
動画配信で映画「かもめ食堂」を見た。
2005年製作/102分/日本
配給:メディア・スーツ
劇場公開日:2006年3月11日
小林聡美(サチエ)
片桐はいり(ミドリ)
もたいまさこ(マサコ)
このオーディエンススコアが非常に高い映画を
いつかは観ようと思っていた。
荻上直子監督の映画を見るのは初めて。
小林聡美がイメージキャラクターをつとめていたパスコの食パン「超熟」では、
フィンランドロケでかもめ食堂が再現されたらしい。
なぜかはまったくわからないが、
サチエ(小林聡美)はフィンランドで食堂をやっていた。
たったひとりで。
食堂の「ウリ」はおにぎりらしいが、
丸1か月間ひとりも客は来なかった。
フィンランド語を知らないので
小林聡美がどれくらいフィンランド語が流暢なのかわからないが、
カタコトではなく、日常会話くらいはできていそうだ。
彼女はフィンランド語ができるわけではなく、
セリフとして覚えたらしい。
サチエはある日、本屋でミドリ(片桐はいり)と出会った。
片桐はいりのつけている緑色の腕時計がかっこいいと思った。
いろいろあって、
ミドリはサチエの店の手伝いをすることになる。
別の日、日本からフィンランドにやってきたマサコ(もたいまさこ)。
彼女はロストバゲージ(航空機で送られた荷物が無くなること)に遭っていて、
偶然かもめ食堂にたどり着いた。
彼女もかもめ食堂を手伝うことになる。
閑古鳥が鳴いていたかもめ食堂だったが、
サチエがフィンランドの定番食であるシナモンロールを焼くと、
いつも遠巻きに見ていた主婦たちが
その匂いに釣られて来店し、その日を境に少しずつ客が入るようになる。
そしてかもめ食堂は連日満員になるのだった。
この映画の何がいいのかと問われたら、
キャステングだと思う。
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、
ひとりづつでも稀有な雰囲気をもつこの3女優が織りなすあの雰囲気は他には見つけがたいと思う。
「やっぱり猫が好き」(1988年から1991年)という人気ドラマがあったが、
あれに近い。
エンディングの井上陽水の曲がまたこの映画に合うなあ。
この映画のオーディエンススコアが非常に高い理由は見れば判ると思う。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
癒し系ゆるゆる。あんまり好きではないが本作はわりと楽しくみられた。...
何度みても
のんびりした優しい時間
総合:65点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
のんびりした優しい時間が流れる作品。この趣を楽しむ作品。
雰囲気としては『しあわせのパン』に似ている。一人の旅行者との出会いが飲食店に変化をもたらすという物語は『バクダッド・カフェ』に似ている。
悪意のある人は登場しないし、お金に困ることもない。北欧の町で自分の好きなことを焦らずのんびりと思うがままにして過ごす。過去にはいろいろあったとしても、善意が集まり徐々に良い方向に事が流れて小さな幸せが形になっていく。それを3人の個性派女優が演じる。
そんな安心してのどかな気分で観られる映画で、心がゆったりとなれる。特に現実に疲れて心痛があって安らぎが必要な人には良いし、すでに心の落ち着きがある人がさらにゆったりとしたい場合にも良い。
その反面、現実的ではないよなとも思う。言語に堪能とも思えないのに、なぜ突然フィンランドにやってきて飲食店を開いたのかという理由が弱い。顧客が全く来ないのに焦らず何もしないのもわからない。食材を仕入れてそれをそのまま廃棄にするときの悲しさ、家賃等の支払いがあるのに収入がない時の経営者の焦りは、作品では全く描写されない。あるいは会ったばかりの旅行者に自分の経営を否定されるときの苛立ちもない。
もちろん作品の意図としてそんなことを描きたくないのはわかるが、設定の緩さと負の感情が少ないのに白々しさも感じてしまった。
コーヒー、おにぎり、しゃけ、とんかつ。
サチエの晩餐会‼️
もともと演技力があるのは分かってたけど、今作での小林聡美さんの美しさと存在感にビックリさせられました‼️共演の片桐はいりさんともたいまさこさんが引き立て役と言ったら失礼ですけど、ホント美しい‼️フィンランドの皆様が「かもめ食堂」で食べたサチエさん拘りのオニギリとお味噌汁の、今まで食べたことのない新鮮なおいしさ‼️そんなステキな映画です‼️ "豚身昼斗念" という漢字名をつけてもらい大喜びする日本アニメ好きで、かもめ食堂の記念すべきお客様第一号のトンミ・ヒルドネン‼️地球儀を回して指を当てたフィンランドにやって来て、たまたまかもめ食堂を手伝うことになる片桐はいりさんのミドリ‼️プールでの平泳ぎと就寝前の合気道を頑張るサチエ‼️ミドリの提案で作ったシナモンロールがお客を呼ぶ‼️ザリガニやトナカイの肉をおにぎりの具として使ってみるも、うまくいかない‼️旅行中にトランクを紛失したもたいまさこ演じるマサコが、これまたかもめ食堂を手伝うことになる‼️かつて同じ場所で喫茶店を営んでいた男性がサチエに教えてくれるおいしいコーヒーの入れ方と、おまじないである "コピ・アルック" ‼️夫とうまくいってないフィンランド人女性がヤケ酒を飲んだりする‼️一つ一つの微笑ましいエピソードがホント印象深いです‼️そしてかもめ食堂はフィンランド人のお客様にたくさん来ていただけるようになる‼️そんなフィンランドのお客様がおいしそうに食べる鮭定食やとんかつ定食、生姜焼き定食、そしてオニギリ‼️そのおいしそうな料理の数々‼️まさしくおいしい料理は人々の気持ちを変える‼️そんな言葉がピッタリの映画‼️
ミドリさんいい人
フィンランド。ムーミンと白夜の国。日本からはかなり遠い。そんな異国に吸い寄せられた、日本人女性たち。サバサバして妙に腹の据わった、かもめ食堂オーナーのサチエ。行動力はあるが、ちょっとズレてるミドリ。飄々としているが包容力のあるマサコ。
おとぎ話のような話だが、でもこの3人が一緒にいると、ほんわかした空気になる。食堂に射し込むフィンランドの淡い光も、日本の夏のようにギラギラじとじとしてなくて、なんともさっぱりと乾いている。その光をバックライトにして働く女たちは、どこか修道女のようにも見える。それぞれ何か事情はあるだろうが、一心に誠実に、おいしいものを作ることで心を澄ましているように思える。
3人ともいい人だと思うが、サチエが父の話をした時にミドリが泣いたのを見て、この人すごいいい人だ!と感じた。一瞬のことだけど、とてもいいシーンだった。
スッキリと機能的な北欧デザインや、マリメッコなど、本筋以外でも楽しめる。市場や森なんかも見られて、とてもフィンランドに行きたくなった。コピ・ルアクを初めて耳にしたのは、この映画だったと思う。勉強になった。
個人的には華がなさすぎたかも
久しぶりに見たけど
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