「同い年ということで」ベロニカは死ぬことにした Chisaさんの映画レビュー(感想・評価)
同い年ということで
退屈な毎日にうんざりして自殺を図ったトワは、ギリギリ一命を取り留めてサナトリウムで目を覚ます。
しかし大量の睡眠薬のせいで心臓に負担がかかり、医師から余命一週間と宣告される。
改めて襲う絶望の中、一風変わった他の患者たちと触れ合ううちにトワの心に少しずつ変化が起こる。
真木よう子ほんと可愛いーーーーー♡♡
今より圧倒的に滑舌がいい気がする。
MOZUとかほんと聞き取るのが難儀だったし。
もう9年も昔の映画か。どうりで若いな。
「若い?・・・もっと若かった頃には、何かを選択するにはまだ早すぎると思ってた。けど今は、変わるにはもう遅すぎるって思ってるの。」
「一度若さを失ったら、あとはずっと下り坂になるだけ。シワが増えて、病気がちになって、誰にも相手にされなくなって・・・いいことなんかひとつもないじゃない。なんでもあるけど、なんにもないから。」
あるよねー。あるある。
28歳。女。いろいろなことがアレな時期。
人生の岐路に立たされて、あっちに行く友達もいればこっちに来る友達もいる。
何が幸せで、自分はどこに行きたかったのか、わからなくなって途方に暮れる時もある。
今後の人生、そう悲観することばっかりじゃないって頭ではわかっていても、誰しもふとした拍子に足を踏み外しちゃう可能性を孕んでいる。
昔、お世話になっていた人に、
「君は大丈夫、食いっぱぐれることはないから」
って言われた。
言った張本人はもうすっかり忘れているだろうし、何を根拠に?って感じだけど、常々ネガティブに飲み込まれそうになるとあの一言が私の中の楽観的な部分を引っ張り出して、元気付けてくれる。
トワも「もっと早く気付いていれば」と言っていたけれど、そういう言葉や経験にいつ出逢えるかで人生変わるんだろうなぁ。
ことばと、生きていく。聖教新聞。
って違うわ✋読んでないわ。
映画じゃなくて舞台でも面白くできそう。
サナトリウムと近くの街しか出てこないしね。
生の真木よう子、見てみたいなぁー♡