シャトー・デ・ローゼス
劇場公開日:2005年5月14日
解説
愛と癒しの館“シャトー・デ・ローゼス”を舞台に、倒錯した愛の世界が展開する異色の官能ロマンス。捨て子の少女が館の個性的な住人たちに育てられ、やがて性を超越し様々な欲望をも乗り越え、あらゆる人々を愛し、癒しを与える存在へと成長していく姿をデカダンに描く。監督は「地獄プロレス」で脚本を務めた山崎英樹。
2004年製作/115分/日本
配給:アイウィン
劇場公開日:2005年5月14日
ストーリー
雨の夜、「シャトー・デ・ローゼス」の前に一人の赤ん坊が捨てられる。ただ、生きて欲しい、という母の願いは、その怪しげな住人たちに託される。彼らはその子を授かりものとして、大事に、いたわるように愛情を注ぎ育てていった。やがて成長したその子モーラは、ある日、盲目の長老マリアの命が残りわずかである事を告げられショックを受ける。そして死による別れを恐れ、皆といつまでも一緒に、死んでからもずっと一緒にいたいとの思いからメモリアルパークを作ろうと住人たちに提案する。皆で少しずつ、お金を貯めて実現しようと。モーラの熱意に打たれた住人たちは、さっそく、それぞれに稼ぎに出掛けて行く。館を仕切るデザイナーのジュリー、陽気なダンサーのモンロー、怪しい化粧品を作るピアス。ひとりひとりが個性や特技を生かそうとするが、そううまくはいかない。キティはパベットショーに人が集まらないばかりか、皆に愛されるモーラに嫉妬さえ覚える。さらには新参者の胡散臭い中国人チンにそそのかされ、皆でギャンブルに手を出してしまい……。