ニライカナイからの手紙のレビュー・感想・評価
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うつぐみが育てた子
私にも娘がいるので、自分が母親の立場ならどうしてただろう…と考えました。
手紙には何を書けばいいのか、生きているけど迎えに来ない母親の方が娘は辛い思いをするのではないか…。
でも、この島の人たちなら、きっと娘を支えてくれると信じれたんだと思いました。
「うつぐみ」という助け合いの文化がある竹富島、素敵でした。
おばあが小さい風希に言った「自分の信じたい方を信じればいい」が支えになったと思います。
きっと、竹富島じゃなかったら、この言葉がなかったら、風希の心は母親に対する恨みで、いっぱいになったと思います。
一年に一度しか来ない手紙に書かれてる「愛してる」の言葉を信じる事は、かなり難しいことだと思います。
真実を知った後も、たくさんの島の人からの愛をもらって、また東京で夢を追いかける事が出来てよかった。
子供にとって母親からの愛は一番大切だけれど、他人でも本当の愛を与えれば、子供は強いいい子に育つんだなと思いました。
武富島の風景とうつぐみに癒しをもらえました。
いい話。
よかったー。
切ないけどよかったー。
ただただ美しい沖縄の海と
蒼井優ちゃんと南果歩さんがすばらしかったっ!!
オチはなんとなくよめたけど
それでもやっぱり泣いてしまった。
カメラマンを目指すのは大変だなあとも
心のどこかで思ってしまったりもしました。
沖縄に行きたい気持ちと
蒼井優ちゃんを好きな気持ちが
より強くなった。
みなさん、助けてあげましょうね
映画「ニライカナイからの手紙」(熊澤尚人監督)から。
沖縄・竹富島を舞台に展開される、手紙を通した母娘の物語だが、
その根底に、島全体でその母娘を支える「うつぐみ」という仕組みが
私には素晴らしいと感じた。
母は大病を患い、東京でとっくに他界しているにも関わらず、
娘が20歳になるまでは気付かせないように、島民全体で協力する。
その選択が正しかったかどうかは、別問題として、
「その時々に、島にとって何がほんとうに重要なのかということを、
みんなが集まり、みんなで話し合い、一度決めたことは、
みんなで協力することこそ、優れて賢いことだ」という考え方が、
心に響いた。
農繁期に、お互い助け合う「結い」という制度にも感心させられたが、
今回の「うつぐみ」という連帯感には、さらに驚かされた。
誰でも、どんな理由でも、困っているから助けよう、という想いが、
年配の女性が、集った島民に投げ掛けた一言
「みなさん、助けてあげましょうね」が全てを物語っている。
蛇足になるが、こんな電子メール全盛の時代に、不覚にも
「郵便配達という仕事、素敵だな」と感じてしまい、
「手紙」という単語が題名に付く映画にハマりそうな予感がする。
出してからすぐ返事が届かないからこそ、想いが熟成するんだな、
そんなことを感じて、観終わった。
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