「望月六郎監督が石井隆監督になれない理由・・・・・」濡れた赫い糸 ナオックさんの映画レビュー(感想・評価)
望月六郎監督が石井隆監督になれない理由・・・・・
望月六郎監督も石井隆監督も官能エロスをモチーフに人間の愛憎を描く点では一致していると思うのだが、やっぱり決定的な違いってキャラクターの描き込みとエロス描写の深みに大きな差があるように感じる。この作品もテーマ自体は非常に面白いと思うのだが、どうしても石井隆であればこのシーンはこういう風に見せるだろうとか、このエロス描写はこういう風に持っていくだろうとか、何かと見ていながら比較してしまう事に終始してしまった。ラスト15分のエキセントリックなシチュエーションももう少し撮り方があったのでは?と思ってしまうのだが・・・・・
コメントする