劇場公開日 2005年8月6日

濡れた赫い糸のレビュー・感想・評価

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3.0なぜか面白い・・・北村一輝と吉井怜が最高だ!

2021年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 一美は後半にも出てくるが、最初は茂が一方的に惚れてしまうという内容。ちょっとしたデートの翌日、忍山で一美ととにかく一発やりたい茂はあちこちの娼宿を尋ね、運悪く違う女といたしてしまう。単なる暇つぶしか酔狂か、茂と一美は忍山から抜け出し堅気の仕事をしようとするが、出所したヤクザの夫に茂はボコボコにされてしまう。あっという間に一年経過。ホストをしていた茂は援交目的の女・恵利と出会い、一発かましてからソープ(?)の社長に売りつけるのだが、彼女は妊娠していて病気持ちだという理由で逆に損害賠償する羽目に・・・その金を稼ぐため忍山に恵利を連れていく茂。しかし、恵利という女、精神薄弱なのか演技なのか、風変わりで手の付けようがない。何かと借金まみれになってしまう茂はまた女を探す・・・

 「ヒモにはなりたくない」などと“愛”を求める茂だったが、何をやっても裏目に出てしまう。まぁ、モテる男だというのは確かなのだが、女を商売道具としてしか考えられなくなったようだ。そのうち、恵利も逃げ出し、一美とも再会。しかし、夫がまた人殺ししたことで、彼女もまた借金まみれ。しかも15歳の少女が働きたいとやってきたことにより、別のヤクザもいちゃもんつけて金を要求。忍山の娼館の中沢(奥田瑛二)が話をつけに行って殺され、はちゃめちゃな展開となってしまうのだ。

 どうしようもない恵利。15歳の少女を使って忍山を困らせようとするし、「しげる!オ〇コしよ!」と、かなりの色情魔だった。ここまで演技できるのは凄いことなのかも・・・急性白血病を患った悲劇の女優とは思えない。

 借金まみれのスケコマシと色情魔。そして性悪女と呼ばれているが、本人に自覚のない女が織りなすわけのわからないドラマといった感じでした。警察がまったく介入してないのは潔いかもしれない。

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kossy

2.0望月六郎監督が石井隆監督になれない理由・・・・・

2019年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

望月六郎監督も石井隆監督も官能エロスをモチーフに人間の愛憎を描く点では一致していると思うのだが、やっぱり決定的な違いってキャラクターの描き込みとエロス描写の深みに大きな差があるように感じる。この作品もテーマ自体は非常に面白いと思うのだが、どうしても石井隆であればこのシーンはこういう風に見せるだろうとか、このエロス描写はこういう風に持っていくだろうとか、何かと見ていながら比較してしまう事に終始してしまった。ラスト15分のエキセントリックなシチュエーションももう少し撮り方があったのでは?と思ってしまうのだが・・・・・

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ナオック