容疑者 室井慎次のレビュー・感想・評価
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踊る大捜査線ファンならいいけど…
ファンならこれでも有りかもしれないけど、単品作品として考えたら、たいして面白くない。
事件にあまりにも工夫がなさすぎる。
1人の容疑者を私服警官があんなに沢山で追いかけるとか無いでしょう⁈ レポーターかと思った。
諦めなければ"道"が出来る。
真摯な思いは"罪"になるか?それとも"光"になってくれるか?脚本兼務の君塚さん、大変なところ踏み込むなぁ…。それって答えが出せるほど、簡単なことじゃないからさ…。
『踊る』としては異色な映画で軽さも笑いもほとんどないけど、それでもこれが『踊る』の"一部"で"重要"なのは間違いない(ファン目線の感想ですが)。本家シリーズで感じなかった"時の経過"が強かったから。『踊る2』で初登場の沖田さんもその証だし、新城さんも明らかに"理念"を信じて行動してるし、脇を固めるキャラクターの変化がグッと伝ってくる。それが結果室井さんの"新たな道"を切り開くし、苦味交じりの光明が照らす空港シーンに繋がるから。
思ったよりも悪くなくて、夢中になって見終わって、『踊る』がまた見たくなるとか、何から何まで当たりだった。田中麗奈さんがもうちょっとだけど…。
期待値には達していませんでした。 田中麗奈の可愛さが唯一の見所でし...
期待値には達していませんでした。
田中麗奈の可愛さが唯一の見所でした。陸上部上がりらしい走りっぷりが堂に入っていて印象的でした。
田中麗奈の弁護士役が浮いている
総合:65点
ストーリー: 55
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 70
田中麗奈の演じる弁護士役が浮いているように思った。何故このような経験の少ない新人がわざわざキャリア官僚の弁護に来るのか、そしてそれにたいして誰も文句を言わないのだろうか。彼女の振る舞いも態度も弁護士というには程遠くて、そこらあたりにいる女子大生か新入社員のようで、とても猛勉強の末に難関を突破してきた人物とは思えない。警察なんか嫌い、と自分の感情にまかせて警察官である依頼人にたいして正面切って怒鳴りつけるなんて幼稚すぎる。警察内部の権力争いや、同じ弁護士でも法律を盾にするねちっこいおたく弁護士などの話は悪くないだけに、余計にこの幼稚な弁護士らしくない存在が話に合ってないと思った。
たまにしらけてしまうのが残念
青島が中心の「踊る大捜査線」に対し、室井に焦点を当てたこの映画は、今まで知らなかった室井の人間性を深く描いてくれた。「踊る」ファンの私からすればそれだけでも見る価値のある映画だった。また、真矢みきや筧利夫、アミーゴスの3人など、おなじみの役者が出ていたり、台詞の中に和久さんや青島の名前が出たりして、「踊る」との繋がりが至る所で感じられたのも面白かった。
ただ、演出がちょっと不自然だったり、北新宿署(?)の捜査員たちがなんだかヤクザっぽい人ばっかりだったりと、ところどころでしらけてしまう場面があったのが残念だった。
室井慎次というキャラクタのための映画
もともと重めのテーマだとは思いますが、一連のシリーズの中でかなり雰囲気が違うのは、やはり監督が違うせい?
ホント、室井慎次というキャラクタのための映画ですね。渋すぎ。「踊る」シリーズ好きの私は楽しめましたが、初めてみた人はどうなんでしょう?
どうしても気になってしまったのは、室井さんのピンチに青島が何もしないのが、根本的に不自然な感じがします。
亀山プロデューサーの1日も早い失脚を望みたい
最初に断っておくと、刑事ドラマにサラリーマン社会の構造を盛り込んだTVシリーズは好きだ。が、こと映画になると……「踊る」シリーズ無条件万歳ー!と、礼賛するコアなファンの皆さんにはまったくついていけません。
で、今回のスピンオフですが、とにかく脚本がひどい。シリーズの作品世界を生み出した、君塚良一自身が監督・脚本を担当しているのだから、なおさら質が悪い。
新宿警察署のセットの安っぽさは目をつぶってあげるとしても、優秀な管理官である室井を苦しめた事件の真相が明らかになる終盤に至って、「んなアホな」と、心底がっかりしたのは俺だけでしょうか? とにもかくにも、空疎な映画を量産する亀山千広プロデューサーの1日も早い失脚を望みたい。
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