ALWAYS 三丁目の夕日のレビュー・感想・評価
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日本って元気だったんだね
いい意味で、大人たちがおとなげない笑。
町全体が、同級生の集まりみたいな感じ。
今の日本は、なんだかみんなが「自己防衛」に必死になりすぎて、無意味な壁とか線引きが多すぎるのかもしれない。
薬師丸ひろ子の見事な奥さん・お母さんっぷりと(鈴木オート一家のチームワークの良さには感動)、須賀健太くんの演技の上手さ(彼は、あくまでもきちんと「演技」をする)がツボだった。
昭和レトロブーム
昭和から東京タワー越しに平成令和、更に未来を見る
血の繋がりのない家族の本当の家族愛
古沢良太作品、制覇の旅。
続きましてはこの作品です。
前々から気になっていたこの作品。ようやくレンタルして来ましたぞ。
評判もかなりいいので期待値高めで鑑賞。
いや〜、ホッコリしますなぁ。
色々と考えさせられて、笑えて、泣けて、心温まる。流石、古沢良太さん。大好きですわ
昭和33年の東京の下町を舞台に繰り広げるドラマ。
鈴木オートには青森から新入りやってきて、その向かいにある駄菓子屋では見ず知らずの子供を預かることになった。
豪華すぎる面々。
吉岡秀隆は当て書きされたんじゃないかと思う程適役で、より一層彼のことが好きになった。売れない小説家ってのがよく似合うこと。
堤真一も怒らせると怖いけど、根はすごく優しい下町工場の社長ってのがピッタリ。
この2人の会話も笑えてホッコリ。
タイムスリップしたような気分。と、こういった映画の時に書くのだが、今作はタイムスリップしたというよりも東京下町の住民の1人になった感覚。
私の文章力だと表現しきれないが、映画が終わっていたから「あ、映画を見ていたんだ」と思う程この世界に入り込んでいた。
VFXで作られた街並みの美しさとどことなく感じる懐かしさも素晴らしいのだが、それと同時にこの町に住む人々に憧れを感じる。
当時の下町では当たり前だったのかもしれないが、医者が1人、タバコ屋も1つ、テレビを持っている人も1人だけ。不便といったらそれまでだが、住民それぞれが自分の役割を全うしている感じがなんだかすごくいい。伝わるかな?
引っかかる点としては、心情の変化の描きが足りないかなと。言いたいことは凄くわかるが、急に進んでいる所があり「おぉ、早いなぁ」と思ってしまった。
家族愛に血の繋がりなんて関係ない。
ホンモノの愛は血の繋がりを越える。
だって、夫婦も血の繋がりはないのだから。
とってもいい作品。
まだまだ見たいな。という要望に答えてくれるかのように、まだ2作品ありますから。ワクワク
演出過剰と表現スタイルの違和感
誰の心にも刺さるハートフルストーリー
この時代に生きたかった
お涙頂戴の決定版!
今だから思い出す、人間本来の生き方を教えてくれます。
だいぶ前に、レンタルで借りて観て、BSで放映されたので久しぶりに鑑賞しました。昭和39年生まれですので、まさしくこのような環境で育ちました。皆貧乏だったのでしょう、服のヒジやスボンの膝には、ツギが当てられているのが普通でした。電話は、隣の家から呼び出しでつないでくれたり、カラーテレビが来たときは、近所の人達が見にきました。それでも、誰も不幸だとか、辛いとか考えていなかったと思います。皆がそうして助け合って生きていた時代。それを見事に表現していると思います。今は、何でもあるのが普通の時代ですが、人々の心は随分と貧しくなったものです。あの時代の良かったところは、今の時代にも引継ぐべきだったと思わせる映画です。涙あり笑いありの、こんな映画は中々無いと思います。今度は、平成生まれの娘と観たいと思います。
「戦争も知らないくせに」「ロシア文学も知らないくせに」という会話にドキリ。はい、どちらも知りません・・・
長嶋茂雄が巨人軍に入団した年に生まれていない者でも懐かしく感じてしまう昭和33年の映像。知らない時代でも懐かしく感じてしまう、日本人のDNAを受け継いでいるのだろうか。夕日町三丁目があたかも親の故郷でもあるかのように・・・
西岸良平のコミック「三丁目の夕日」は計1400万部も売れているシリーズだ。喫茶店や床屋に行くと必ず手にしてしまうほど、いつでも気軽に読める庶民的なコミック。各エピソードは直接は繋がっていないが、三丁目の住人それぞれ日常生活と小さな事件がメインである。しかし、ほんの10数ページの物語なのに、感動のあまり涙が出てくるエピソードさえあるのです。老若男女問わず楽しめるほど普遍的な人情モノなので、それほど時代考証を意識したことはなかったのですが、三種の神器が登場した高度成長期の時代背景を如実に描写した本作を観ると、改めて生命力にあふれた親の世代を郷愁にも似た想いにかられます。
元々、重厚なドラマやドロドロした悲恋といったものとは無縁であり、感動できるストーリーではないとの批判もあるかもしれませんし、TVのホームドラマとどこが違うんだという意見もあながち間違いではないように思えます。しかし、他人の子でも親身になれるこの人間の暖かさは中々表現できるものではりません。ラヂオからは「戦後は終わった・・・」とアナウンサーの声が流れるなか、戦禍から立ち直り、他人の子であっても共に未来を見つめて懸命に生きる人々の姿には今の世の虚無感など全く感じさせないほどなのです。
良い大衆映画には必ず笑いのエッセンスがあると思います。この映画も例外ではなく、観客が一体となって大笑いできます。駄菓子屋茶川商店絡みのキャラは茶川竜之介、古行淳之介、古行和子、川渕康成と、ネーミングだけで可笑しい。しかも「慎太郎や健三郎はダメだよ」みたいな台詞もある。「冒険少年」なる少年向け漫画も登場するが、「少年画報」や「冒険王」といった月刊誌をもじってるものなのだろう。付録もいっぱい付いていて、欲しくなること間違いなしだ。
鈴木オート店主を演じる堤真一、その妻薬師丸ひろ子の演技がほのぼのしていて心地よく、そして真っ赤なほっぺの堀北真希の新人離れした演技にノックアウトされてしまう。もちろん子役二人も最高です。小雪と吉岡秀隆のエピソードは『男はつらいよ』に匹敵するほど純情を感じるものだったかもしれないし、そしてこの映画はこうした人間やストーリー以外に、VFXにも涙できる新感覚エンタテイメント映画と言えるのかもしれない。
〈2005年映画館にて〉
笑いあり涙あり最高の映画
アラフィフがエモいと感じる映画
原作無視のクゾ雑魚ナメクジ
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