劇場公開日 2004年11月20日

「分断された日本でのSFラブストーリー」雲のむこう、約束の場所 たっぐさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5分断された日本でのSFラブストーリー

2017年4月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

難しい

君の名は。で一世を風靡した新海監督の過去の作品の一つ。

ほしのこえに続きこの作品でも恋、恋未満の感情が出てきます。
2017年現在でヒロインと男二人の三角関係が描かれているのはこの作品のみです。

主人公と親友は飛行機作りに熱中しています。
そこにヒロインが登場してきて・・・

この物語の最初は大人になった主人公が昔を思い出すところから始まるように、時間軸の移動が顕著です。これも後の君の名は。に受け継がれています。

このように新海監督の作品は過去の作品とのリンクがたくさん散りばめられているので、そこを意識して観ると何倍も楽しくなります。(これであなたも立派な新海監督オタクです。)

他には電車での描写、ヒロインの為に行動を起こす主人公の衝動。挙げていたらキリがないくらいのファン歓喜ポイントがありますね。

SF色濃い+知らない用語アリ+時間軸が変わるのがややこしいので新海監督初心者や難しい展開が苦手な人には注意が必要ですが、個人的には好きです。

たっぐ