劇場公開日 2004年11月20日

雲のむこう、約束の場所のレビュー・感想・評価

全79件中、1~20件目を表示

3.5約束を果たして

2024年11月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

知的

難しい

ストーリーの内容は難しいけど、要するに浩紀と拓也が佐由里と一緒にあの塔に行くという約束を果たす為に飛行機を作って塔まで目指すというのは理解できた。

そして塔に行かないと佐由里が目覚めないし、塔を破壊しないと世界が破滅するということでしょうかな!?

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Y&M

5.0日本が分断されやがて戦争に突き進んでいく暗い展開とも取れる映画だけ...

2024年10月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

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キウイジャム

2.5観念的で変に難しい

2024年10月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

雲のむこうに彼女との約束の場所があった。

巨大な塔が昔から見えてれば、そりゃあいつかは行きたいと思うだろうね。でも初っぱなからちょっと取っ付きが悪い感じで、分かりにくそうだなと感じたよ。そんなに中学生時代の事なんか大人になったら覚えてないけどな。新海監督作品は君の名はを別にしてちょっと合わない気がする。独りよがりで言いたい事がはっきりしないんだよね。いきなり戦闘モードになったりして観念的で変に難しいしさ。

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重

3.0とてつもなく「難解なこと」であった

2024年9月26日
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鑑賞方法:VOD

難しい

新海誠監督作品を意識するようになったのは、『君の名は。』(2016年)を超満員の映画館で観てから。あれから8年も経った。

新海誠監督ご自身が「『君の名は。』は、この『雲のむこう、約束の場所』の語り直しという気持ちが強いんです」(2016年9月発売された雑誌“Fevri”より)と、コメントを残している。

今作は配信(Hulu)で視聴しました。空の広さを感じた。ところどころに既視感(庵野秀明監督アニメ作品『エヴァンゲリオン』のワンシーンのような場面)があり、吉岡秀隆さんと萩原聖人さんがメインキャラの声を担当していて独特な世界観。

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Don-chan

3.0戦時下での三角関係

2024年8月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

戦時下での男女の三角関係を描きたかったのだろうが、政治的要素がいまいち曖昧で、互いの国の目的がいまいち分からなかった。
もちろん、あの三人の話に直接政治的な要素は必要ないのかもしれないが、ヒロインが眠った理由が戦争とどう関わるものなのか、それが軍事利用されたものなのか、その辺がもっと描かれれば、スカイ・クロラのような儚い要素がプラスされて、物語に深みが出る気がした。

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由良

3.5【並行世界、そして分断された日本の中での若き男女の切ない恋物語。SF要素を盛り込みつつ、美しい空を始めとした自然描写に、後年の新海誠作品群の萌芽を感じる作品。】

2024年7月4日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

◆感想

・今作では、日本はユニオンが支配する北海道(蝦夷)と、アメリカの傘下にある青森以南が分断した形で描かれる。
 第二次世界大戦、終戦前にロシアが樺太を奪還しそのまま北海道まで進軍していたら、日本も朝鮮半島と同じ運命を辿っていた事は、良く言われる事である。
 今作では、その”もしも”を取り入れている。
 並行世界として。

・理論物理学を基調としたSF用語が頻繁に台詞に入ってくるし、中学生のヒロキとタクヤとサユリの交流シーンから、イキナリ3年後の世界に物語は飛び、ヒロキとタクヤは別々の道を歩んでおり、且つサユリが眠り続けているという設定は、ナカナカに分かりにくい。

・だが、徐々に北海道(蝦夷)に聳える塔と、サユリが眠り続ける理由が開示されて行く様や、ユニオンとアメリカが交戦を始めた隙に、ヒロキは眠り続けるサユリをヴェラシーラに乗せて、”雲の向こうの約束の場所”に連れて行こうとするが・・。

<今作は、SF要素をふんだんに盛り込みながらも、若き男女の切ない恋を、美しい空を代表とした自然を背景に描いた作品である。
 テーマ的に、新海誠監督のその後の大ヒットを重ねる諸作品の萌芽を感じる作品でもある。>

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NOBU

3.5君の名。へと続く道を見た

2024年6月6日
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鑑賞方法:映画館

監督20周年のリバイバル上映を機に初鑑賞。
観たことなかったけどメロディがきれいなテーマ曲が以前からずっと好きだった作品。

観終わって思ったのは「「君の名は。」はこの作品のアップデート版だったのか!!」ということ。
(君の名は。を先に観てしまったのでところどころのシーンや演出に君の名は。を感じながら観た。)

公開当時流行していた?セカイ系作品の空気バリバリで私は好きだった。
新海監督初期作品に特有の主人公のモノローグも私は好き。そしてきれいな風景と天門さんの美しい劇伴を劇場で感じれて良かった。

ずっと観たくて機を逸し続けてた作品だったのでリバイバル上映嬉しかった。ありがとうございました!

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ゆめ

4.0新海作品の源流とも言える

2024年5月28日
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鑑賞方法:映画館

南北に分断された日本を舞台にしたSF青春劇。
新海誠監督の長編初作品でもあります。
まずこの作品を再びスクリーンで観れたことが本当に嬉しい。
Filmarksさん、本当にありがとうございます。
「ほしのこえ」で度肝を抜かれ、この「雲のむこう」で心を掴まれたのを覚えています。
その美術に音楽がとにかく美しい。
こうしてみると、やはり天門サウンドの方がしっくりきますね。
座組的に難しいかとも思いますが、やはりもう一度タッグを組んだ作品が観たいものです。
アートボードもですが細かい演出が好きなんですよね。
今もなんですが電車内の描写がすごくて、ここで観た金属を泳ぐような光の粒は本当驚きました。
キャストも役者である吉岡秀隆と萩原聖人の声がすごい自然でした。
個人的に吉岡秀隆の声質好きなんですよね。
脇を固めるのも石塚運昇と井上和彦が良い仕事してます。
その二人が一献傾けるシーンも大好き。
モデルの酒場も好きなので、とても印象深いんですよ。
またあくまで自分の中でですが、「君の名は」以前の新海作品では唯一のハッピーエンドだと思っています。
それと公開当時も思いましたが、本作を再構築したものが「君の名は」に繋がっているのでしょう。
同じパーツがいくつもあるし、夢の中での再開ではその光の形も同じでした。
そうして迎える静かなラスト。
エンドロールとともに流れる川嶋あいの声もすごいフィットしてました。
やはり初期の頃にある、なんとも言えない儚さや切なさも良いんですよね。
新海作品の源流とも言える、大好きな作品です。

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白波

4.0楽しい面白いより、良いものを観たという感想

2024年5月25日
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『君の名は。』から新海作品に触れた人と、以前から知っている人とでは監督の作風に持つイメージがだいぶ違うのではないかと思っている

一貫して芸術ではなくエンタメを作り続けている監督ではあるが、『君の名は。』以前の作品群は「楽しい・面白い」よりも「良いものを観た」という感想のほうがしっくりくる

しかし監督の好むエッセンスには今にも昔にも通ずるものがある
今作を再観賞して改めてそう感じた

舞台は北海道(エゾと呼ばれている)とそれ以外で国が分断されたifの日本

メインになるのは青森の中学生三人組
彼らはエゾにそびえ立つ謎の巨大な塔に行くことを目標に自力で小型飛行機を組み立てている

ifやSF設定でセカイ系とくくられる今作だが大事なのはそこではない
あくまでも「見えるけれど届かない目的」であったり「失いたくないのにどうしようもない大切なもの」を具現化するための設定である

話題になったから見てみたけどしっくり来なかったというあなた。過去の作品にも触れてみるのはいかがだろうか?
「良い」ものが見られるかもしれないですよ

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作務衣もん

4.5壮大な話なのにどこか閉じた作風、この時代に流行ったいわゆるセカイ系...

2024年5月25日
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鑑賞方法:映画館

壮大な話なのにどこか閉じた作風、この時代に流行ったいわゆるセカイ系といった感じで、今だと懐かしさを感じる作りの本作
キャラデザは流石に古さを感じるものの、画の美しさは十二分に現代でも通用する新海節が炸裂しています
世界設定を楽しみながら、内向きな恋愛模様を観ていく作品でしたが、新海誠感バリバリで堪らない人には堪らないですね

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ばた

4.0新海誠監督の「好き」が本当に詰まっている作品

2024年5月23日
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幸せ

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ベルベロっさ

0.5眠気MAXの映画

2024年5月23日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

期間限定上映で観てきましたが、独特の設定で序盤から眠気が出てきました。
青春の話や最後の映像は美しかったが、物語が終始分かりにくかったです。

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ゆきとう

4.0作品の一貫性がある

2024年5月23日
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ユカ

5.0「天気の子」の原型であり

Mさん
2024年5月21日
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「君の名は。」の作者であることがわかるような作品。
なぜこの評価と思う人は多いかもしれませんが、好きなんだからしょうがない。

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M

4.0澄んだ空に舞う回転する翼 切ない青春の日々 遠い日の約束

2024年5月21日
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悲しい

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ITOYA

1.5新海誠作品の原点を感じたが娯楽作としては・・・

2024年5月20日
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鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞113本目。
リバイバルなのでパンフレットないけど普通の映画より高いし、最近は他のリバイバルでもパンフレット作られているので減点。

新海誠作品を初めて観たのが「君の名は。」で、それからの新作は全部映画館で鑑賞しているのですが、昔から知っている人は昔の作品の方が好きだったという人が多い印象です。

天気の子やすずめの戸締まりでもあった世界か愛する人一人かというテーマはもう今作から描かれているのですが、設定がなんか小難しくってよく分からないし、今の新海誠作品のキャラクターデザインやラッドウィンプスの曲に慣れていると今作はあれ?これもしかして幸福の科学?と思ってしまいました。特に最後の曲が大川隆法作詞作曲っぽかった・・・。
吉岡秀隆も表情込みの役者さんだと思うので、主役でだらだらモノローグさせるとひたすら睡魔が。

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ガゾーサ

3.5新海誠監督がやりたかったことの原型

2024年5月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

難しい

秒速5センチメートルや君の名はなど、新海誠監督がこの後送り出す名作の原型が詰め合わされた作品。20年前とは思えない綺麗な絵と、吉岡秀隆のなんとも言えないナレーションが合わさる大好きな1本。

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夕べレン夕

3.5新海誠らしいファンタジー

2024年5月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

日本は津軽海峡を挟んで南北に分断され、北のエゾはユニオン領で、南は米軍統治下の日本となっていた。青森に暮らす中学生の藤沢浩紀と白川拓也は、ユニオン領エゾの中央にそびえ立つ巨大な塔に憧れ、いつかその塔を目指そうとひそかに飛行機の製作を行っていた。2人は憧れの同級生・沢渡佐由理に飛行機の秘密を打ち明け、3人は一緒に塔を目指す夢を共有した。しかし、中学3年の夏、佐由理は行き先を言わず、黙って転校してしまった。飛行機で塔を目指す夢も頓挫して3年後、東京の高校に進学した浩紀と青森にいた拓也だったが、アメリカがユニオンに宣戦布告をするとの情報から2人は再会し、入院中の佐由理を連れ出し、飛行機を完成させ、塔に向かうが・・・さてどうなる、という話。

北海道がロシアに侵略され占領されたらこんな事になるのかな、なんて観てた。
中学生が飛行機を作れる時代ってどんなんだ、なんて時代を考えてたが、ま、ファンタジーとしてみたら良いのだろう。20年くらい前の古い作品らしいが、そんな感じは無く、なかなか面白かった。
東京からも見える塔の高さってどれだけ高いんだ?なんて考えてた。富士山くらいじゃ地球の丸さで見えないだろうから、1万m以上かも?今度計算してみるか。
主題歌を歌った♡川嶋あいの声が透き通ってて美しかった。

追記
見通し計算サイトが有ったので北海道・旭川と東京の直線距離920kmと仮定して計算してみたら、6万mの高さが必要みたい。世界一高い山エベレストの7倍の高さ・・・やはりファンタジーだなぁ。

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りあの

4.0すでに描きたいものをはっきりと見通していた新海誠の、卓越した作家性が実感できる一作

2024年5月19日
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鑑賞方法:映画館

空模様(というか雲)といった自然描写に対する尋常じゃない観察眼と描きこみ、極端なクロースアップやアングルを多用した、フォトリアリズム的な絵作りなど、長編初監督作品にしてすでに、後の傑作に連なる要素が詰め込まれた本作を観ると、新海監督は自分自身が何を描きたいのか徹底的に追及していたんだな、ということが体感できます。

もちろん新海誠のファンでなくとも、パラレルワールド的な現代日本を舞台にしたジュブナイルSF作品として十分に見ごたえがある作品です。いくらなんでも主人公二人が天才的すぎるだろう、とか彼らと世界の危機が直結してるのはなぜか、ちょっと分かりにくい…、といった気になる部分も確かになくもないですが、そんな細かい描写説明を省いても描きたいものを描き切った爽快感が、確かにこの作品にはあります。

制作順でいえば本作の次が『秒速5センチメートル』(2007)となる訳ですが、人物描写の筆致にやや時代感のある本作と比較すると、『秒速~』の方はオムニバス作品で、上映時間も短いとはいえ、映像の品質が大幅に向上していることに驚きを隠せません。確かスタッフの人数も絞り込んでいるはずなのに!

ジュブナイル映画としても、また新海作品を辿る貴重な資料としても、可能であれば今回の特別上映のようにできるだけ映画館で鑑賞したい作品です!

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yui