「竹内結子の美しさを楽しむだけの映画。プロット・脚本が破綻していて、私にはまったく合わなかった」いま、会いにゆきます p.f.nagaさんの映画レビュー(感想・評価)
竹内結子の美しさを楽しむだけの映画。プロット・脚本が破綻していて、私にはまったく合わなかった
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竹内結子の美しさ、魅力はよく表現されていた。そこだけを楽しめれば、良い映画なのかもしれない。話の展開を追わず、中村獅童が演じる主人公の目線で、場面場面の恋愛気分に浸るのが良さそう。
しかし、私には設定が破綻してついて行けなかった。主人公「秋穂 巧」のことを「澪」が好きになる理由が「足が速かった」だけでは無理がある。「秋穂 巧」はずっとオドオドしているばかり。気に入ってもらう努力をしないし、突き放すことさえやる。それなのに魅力的な美人が彼を好きになり、愛してくれるという設定が不自然すぎる。
タイムスリップも重要な設定だが、その「片道だけ」記憶を失う設定は、都合が良すぎて、ひっかかる。「20歳の澪」と「6歳の息子がいる澪」の差(8歳若返っている)に気づかないのも、おかしい。
他にもセリフや展開も不自然に感じるところが多くて、合わなかった。
「澪」が職場の女性に「あとを頼みます」とお願いするところは、「秋穂 巧」の目線からは「そんなに僕のことを思ってくれたのか」と感激する場面なのだろうが、「あとを頼む」という行為自体が破綻していて、バカかと思った。
この映画は、竹内結子の魅力を楽しむプロモーションビデオとして観れば、それなりなので、その分だけ星を2つ付けた。
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