或る夜の出来事(1934)のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
ジェリコの壁は破られた。伏線が最後に終焉となるのだが、画像がない。。。映画としての効果なんだろうけど、好きではない。『卒業』はこの作品の影響を受けていると思われるが、やはり『卒業』の方が優れていますよね。
前半は恋愛映画の基礎を作ったとも言える典型的な展開で、ぬかるみにはまったバスから降りてヒッチハイクする場面から一気に面白くなった。ニンジンを食べるところや、ヒッチハイクのポーズをクドクドと説明するシーンはコメディとして最高です。個人的には誘拐犯を装ってツバを吐いたら肩にかかったシーンがベストですけどね。
時代背景も面白く、ハイウェイが舗装されてなく雨に弱いことや、ヘリコプターのような小型飛行機、今見ると新鮮です。
ちょっと物足りないのは父親が婚約者をかなり嫌っていることの原因や、「親の育て方が悪い」と言っただけでピーターに惚れこむところ。ちょっと無理があるような・・・
フランクキャプラは天才だと思う。
フランクキャプラの監督作品に関してはこの作品を含め二本しかまだ見ていないのだが、
どちらも言葉に表せないくらい本当に素晴らしい作品であった。
アカデミー賞主要5部門(作品、監督、主演男女優、脚本又は脚色)を総なめにしたという快挙はこの作品が初。
後にこの5部門制覇をカッコーの巣の上でがたっせいするまでに実に約40年かかっている。
とまあ、この作品の表面上の偉業以外にも、
後に大傑作として今も映画史に名を残す、
「ローマの休日」や「卒業」その他多数の映画に非常に大きな影響を与えている。
これだけでどれだけ凄い映画なのかは手に取ってわかるだろう。
昔ながらの映画の特徴(個人的な偏見)であるあっさりと本題に入っていくスタイルで、気付けば結婚式が行われていた。
ロードムービーの類に入ると思うが、この手の作品は大好き。
全てにおいて文句ありません。
ラブコメのお手本
何というセンスの良さ!
80年以上前の白黒映画なのに全く色褪せない
流れるようなストーリー展開、小粋な会話、ドタバタコントも上手い
何よりキャラが魅力的
クラーク・ゲーブルがこんなにコメディが上手いとは。口は悪いが、時折見せるさりげない優しさ、どこでも生きて行けそうな生活力、一本筋の通ったところもあり…とこれは惚れますわ
ヒロインも世間知らずだけど、可愛げがある。結構逞しいというか適応力がある。個人的には、最初は嫌がっていた生ニンジンを、そっと齧るシーンが良かった。
大富豪のオヤジもまさかあんなになるとは
フランク・キャプラすげえ。これぞ職人芸
すき!
映画ファンならずとも必見の一本!と声を大にして言いたくなるくらい面白かったです。
1934年の白黒作品なのに、このラブコメのセンスの良さ、娯楽作品としての申し分のなさには驚かされます。どんな作品でも名場面・名台詞があるかと思いますが、今作品には「ここも良い、ここも素敵!」というシーンや台詞が目白押し。中でも私の一押しは、女主人公エリー(クローデット・コルベール)がヒッチハイクで「さあ、私の番ね!」と言わんばかりに脚をちらっと見せて車を止めさせるシーンですね(笑)ピーター(クラーク・ゲーブル)の小粋な新聞記者役も本当にはまり役で、女性を扱う術を心得ている。こんな人に逢ってみたい(笑)
当時の制作裏話として、かなりの低予算・セットも組めないほどの短期間で作られた作品だったのにアカデミー賞主要5部門独占の快挙だったそうです。特典映像の宣伝用ポスターも本当に素敵です。色褪せないのラブコメの傑作ですね!
ロマンティック!そしてクラーク・ゲーブル、素敵!
1934年度アカデミー賞主要5部門受賞のロマコメ、初鑑賞です。
面白かった!クスクス笑いとハラハラドキドキが絶妙でした。
古びてないどころか、理屈っぽくなくてこういうの大好き、上品で洒落てて。
家出したワガママお嬢様と失業したての新聞記者のお話。設定は王道ですが凝っていて、かなり楽しめました。
記者役のクラーク・ゲーブル、素敵!爽やかで、コミカルなシーンも楽しくて。ムンムンな感じの「風とともに〜」より好きかもと思いました。
日本でも同年の公開。戦前のモダンガールも同じシーンでドキドキしたのかな。そんな想像も楽しいです。
追記
「セックス アンド ザ シティー 2」でキャリーとビッグが観てた映画の1つがこれです。
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