劇場公開日 1977年12月

或る夜の出来事(1934)のレビュー・感想・評価

全30件中、1~20件目を表示

5.0元祖ロードムービー♥

2024年11月9日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0最高!大好き!これぞラブコメ!

2024年10月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

クラーク・ゲーブルってこんなにコミカルな感じ似合うのね。驚き。
ジェリコの壁の見せ方がこれ以上ないし、
エリーとピーターが惹かれ合うのがナチュラルで見ていて楽しい。

そして花嫁のパパが良い。エリーと結婚の言い争いで食事しながら「わめくと腹が減るぞ」とか笑いのテンポも良いし金に糸目つけないのに嫌味なところ全然なくて。

編集長は料金着払いでキレていたりしたのに、ピーターの記事に真実を見出したり、ウエストリーがのっけから鼻持ちならない感じとか登場場面が少なくてもキャラがしっかり立っているし。

色々な作品の礎なの大納得。

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piper

4.0ロマンティックコメディの傑作だ。

2024年9月21日
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瀬戸口仁

3.5のちの『ローマの休日』に通じる

2024年9月21日
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鑑賞方法:その他

何も考えずに観ていたら『ローマの休日』そっくりじゃん。と思いました。
もちろん、こちらの方が先に世に出ていて、アカデミー賞を独占する快挙を成し遂げていますから、『ローマの休日』が何らかの影響を受けて制作されたのでしょうが、とても面白い映画でした。
女優さんは、その後ぱっとしなかったのでしょうか、クローデット・コルベールという名をあまり聞いたことがありません。
それに比べ、グレゴリー・ペック、オードリー・ヘップバーンの両優が後世に語り継がれている分、『ローマの休日』に軍配が上がるのかもしれません。
こんな比較、なんの意味もありませんね。

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うそつきかもめ

3.5ローマの休日のようなラブコメ

2024年7月26日
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根岸 圭一

5.0様々な名作映画の元ネタだったとは

2024年7月3日
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鑑賞方法:VOD

最初からテンポがよく全く退屈しないです。1934年の作品とは思えない。
クラーク・ゲーブルの出世作とのことで、筋は「風とともに去りぬ」「ローマの休日」「卒業」色々な映画を思い起こさせながら、この作品が一番古い作品なのですね。

面白いし後の様々な作品の元ネタになりながら、日本ではあまり知られてないような。「ローマの休日」なんかほぼそのままで、より予算をかけ憧れ度と切なさを加えたたのが分かります。初登場ではやや品無くみえるクラーク・ゲーブルが話が進むごとにカッコよく魅力的にみえていきますね。

日本でも1934年公開だったようですが、女性も男性にポンポンモノ言ってお互い毒づきながらも、男性は何だかんだ女性に上着を貸してくれ何かと世話焼いてくれ紳士で、極めつけに朝ご飯用意してくれる!当時の日本女性は何を思ったでしょうね。かなり憧れたのではないでしょうか?90年後の今みても憧れるのだから。

夫が父親代わりの保護者で妻を躾直す役割とかは時代感じるけども。

当時の車もバスも可愛い。白黒時代の映画をカラーでみてみたい。バスの中で生演奏、突然歌合戦の遠足になるあたりもさすが素敵と思わせ、仕事がなく文無しで倒れる婦人とその子どもも出てきて、とんでもない大富豪がいる反面飢えてる人もいる格差社会ではあり。

ピーターがモーテルを去った時、何で書き置きぐらい残さない?そりゃ誤解されるだろうにとやきもき。何だか後の風とともに去りぬに通じる不器用な男。
そして何でも反対してきたらしいエリーの父親が突然物わかりよくエスパー並に察しがよくなっちゃうのもびっくり。普通なら折れて結婚も許したのにドタバタの挙げ句他にも好きな男?!いい加減にしろとなりそう。

卒業より早く花嫁逃げ出し映画あるとは知らなかったです。
しかし映るのはエリーのみ。結婚式以後はピーターが一切出てこない、モーテルで置き去りにしてからのすれ違いでハラハラしたからお互い喜びあう場面が観たかったな。
家出のたび親しくなった男性に惚れるお嬢様と不器用な男と喧嘩が絶えなさそうとか思いつつ。楽しく見られました。

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ららら

4.5映画終活シリーズ

2024年5月4日
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1934年作品
アカデミー最優秀作品賞5部門獲得
先日の「スミス都へ行く」を鑑賞して再びキャプラ作品
ホント面白い‼️
1世紀近く昔に、こんなウィットにとんだ映画を作ったなんて、ただ者ではないわ

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あきちゃん

4.5恋をしたくなる。旅をしたくなる。

2024年1月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

萌える

満ち足りた余韻を残すデザートのよう。
 まるで、時間が経つほどに豊かな味わいが広がるチョコレート。
 ビターな味わい、ピリリとした味わい、ざらつく食感、はじける食感、そして最後は程よい甘さ。

深窓の令嬢と新聞記者ときたら『ローマの休日』?と思ったら、こちらが元ネタだった。
 しかも美しくまとめられた『ローマの休日』に比べて、こちらはパンチが効いている。

『風と共に去りぬ』で有名なゲーブル氏。『風と共に去りぬ』はいくつかのシーンは見たことがあるけれど、まだ通しで見たことがない。
 意外にも、ゲーブル氏初見だった。
 格好いい。どことなく、若い頃の三國連太郎氏を思い出す。でも、格好いいだけではない。生活力のある優しさを振りまく。あんな瞳で見つめられたら、彼に恋しない女子はいないんじゃないか。
 それでいてお茶目。運転しながら、有頂天になっている様。その後の顛末を知っているからこそ?おかしくて切なくておかしくてたまらない。
 こんなコメディタッチの演技もなさるんだ。
 ゲーブル氏の幅の広さを堪能した。

相手役のコルベールさん。
 高慢ちきな令嬢の顔をするかと思えば、勝気な表情、初めての経験に戸惑い、はしゃぐ姿、次第にピーターを信頼し、心を寄せていく姿…、失望した様子。そして人参をかじる様子がかわいらしい。
 エリーの成長譚でもある。

お父さんが、エリーの結婚に反対したところから物語が始まる。
 うん、二人が結婚したら、誰が稼ぐんだろう。あっという間に財産食いつぶしそうだ。そりゃ、反対するよなあと思うけれど、過干渉に嫌気がさしていたエリーには、お父さんの真意は伝わらない。

家出するエリー。恋人の元へ。
 その道中で知り合う二人。
 出会いが見事。道連れとしてのエピソードが見事。
 本来なら大金持ちのエリー。問題にぶつかってもお金で解決!のはずだった。たんにバスに乗っていれば、バスが恋人のいる街に連れて行ってくれるはずだった。
 けれど、物語はそう簡単には進まない。
 賞金をかけられた逃走劇。追っ手をどうかわすか。しかも、さまざまな出来事に遭遇し、所持していたお金を失い、無一文でどう旅を続けるか…。
 そんな中で、エリーはスクープ狙いのピーターを煙たがりながら、顎で使いながら、頼りにしながら…。
 ピーターの方も、行動はエリー・ファーストでいながらも、言いたい放題、口八丁。
 共に旅を続けていくが、素直じゃない二人。
 この二人のかけあいにどんどん引き込まれていく。

 どうなる?どうする?
 ロードムービーとはいえ、基本長距離バスがメインなので、そう風景が変わるわけではないのだが、テンポよく進んでいく。
 旅する楽しさまで味わえる。

 そして、無事エリーが恋人の元にたどり着いて「めでたし、めでたし」では終わらない。
 さあ、どうなる?どうする?
 恋人に再会してからが、一番、ハラハラドキドキさせる展開…。
 そして…。

筋は多少、ご都合主義なところもある。
 あと、(字幕日本語訳で)お父さんの言う「お前には殴ってくれる人が必要だ」は言葉のままでとると、時代とはいえ、ブーイングもの。ここの意は「お前には、(太鼓持ちではなく)叱ってくれる人が必要だ」ということだろうと解釈。

低予算、かつコルベールさんのスケジュールの都合で撮影期間が4週間しかなかったとDVDの特典で知った。
 だから、セットを作っている暇がなくて、ロケを多用。コルベールさんの衣装も3着とか、かなり工夫しているらしい。。
 それでも、こんなに粋な映画ってできるんだ。

ふさぎこんだ心も愉快になれる映画です。

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とみいじょん

4.5【”そして、ジェリコの壁は崩れた。”ニューヨーク行きの大陸横断バスで出会った世間知らずで我儘な大富豪の娘と漢気のある新聞記者がひょんな事で共に旅し、徐々に惹かれていく様を描いたロードムービー。】

2024年1月2日
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楽しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0スクリューボール・コメディというらしいです

2023年12月27日
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戦前の緩い恋愛ものと思いきや、異常にテンポの良くて切れ味も鋭いぶっちぎりコメディで映画史的にはスクリューボール・コメディの決定版と言われているそうです。

脚本の素晴らしさはもちろんのこと、ワイルダー先生にも通じるキャプラ先生の職人芸的演出手腕に脱帽です。

ゲーブル先輩と言えば風の重厚なイメージが先行していましたが、軽妙洒脱で都会的な正に古き時代の映画俳優の代名詞のような俳優であることが確認できます。

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越後屋

4.0さすが、アカデミー作品賞の映画は面白い

2023年12月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

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KEO

3.5ヒッチハイクシーンは笑ったなあ。クラーク・ゲーブルってこんなに芸達...

2023年8月7日
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ヒッチハイクシーンは笑ったなあ。クラーク・ゲーブルってこんなに芸達者なんだな。
銀行家がいい人。

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ouosou

3.5ラブ&ハッピー

2023年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

萌える

可愛い映画ですね~。
何がって、パパが一番かわいいです!
あと編集長もね。

この当時新聞記者ってステイタスだったのかな?
ローマの休日しかり。
ヒロインは令嬢のわりに
クセがありますが
それもまた楽し。

ラストも小粋でした♪

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こまめぞう

5.0ボーイ・ミーツ・ガール

2023年5月2日
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笑える

楽しい

興奮

90年前の作品なのにモダンで粋で洗練された、時代を超えた超傑作‼️結婚を反対された金持ちの令嬢が家出、スクープ狙いの新聞記者が同行、恋に落ちる‼️いわゆる王道のボーイミーツガールもの。最初は生意気なのにどんどん魅力的になっていくエリー役クローデットコルベール。レットバトラーよりもはるかに魅力的なピーターヴォーン役クラークゲーブル。ジェリコの城壁、ドーナツの浸し方、エリーに言い寄る男をピーターが撃退、バスの中でみんなで歌うシーン、人参の甘さ、共謀を申し出る男をピーターが脅すシーン、3パターンのヒッチハイク、編集長とピーターの友情、「卒業」にも影響を与えた花嫁逃走シーンなどなど、忘れられない名シーンがユーモラスな話術と洗練された演出でホントに楽しく語られます。フランクキャプラ監督にとっても「素晴らしき哉、人生!」と並ぶ最高傑作‼️この超魅力的な恋愛映画に比べたら、最近の恋愛映画、特に日本の恋愛映画はまったくダメ‼️何かといえば主人公とヒロインが事故にあったり、不治の病にする事でしか恋愛映画を作れてないような気がします。そーゆー現代の映画人たちにこの映画をぜひ見てもらいたいですね

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活動写真愛好家

4.0変心っ!

2022年8月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

冒頭からテンポよく、無駄のないハチャメチャな展開が実に小気味いいです!クラーク・ゲーブル扮する新聞記者ピーターと大富豪の娘エレン(クローデット・コルベール)は、たまたまバスで隣り合わせになるが、端からぶつかり合う。諍いが絶えない二人ですが、コメディタッチなのでクスクス笑えてとっても面白い。全く心を通わせることなく、何かというと言い争いながら、ひたニュー・ヨークを目指す珍道中ですが、あと3時間で到着というところでのまさかの「変心」が見物です!ここからラストまで一気に魅力倍増という感じでした。「ピーターは首だ!」と息巻いていた新聞社の社長や娘の結婚に反対ばかりしていたエレンの父親などの脇役がとってもいい味を出します。脇役が主役の添え物ではなく、登場人物みんなが生きている物語は本当に素晴らしいですね。ラストもクスッと笑えて、幸せな余韻が残りました。クライマックスで「エレン!」と叫ぶシーンでは、思わず「卒業」(67)でダスティン・ホフマンが「エレーン!」と絶叫するシーンを思い出しました(笑)。「ローマの休日」(53)の元ネタという噂もあれば、「ルパン三世 カリオストロの城」(73)にも類似したシーンがあったり、まさにロマンチック・コメディの原点ともいうべき秀作でした。

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赤ヒゲ

3.5ゲーブルつよい

2022年7月17日
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鑑賞方法:TV地上波

笑える

単純

幸せ

やり取りがもの凄くテンポ良いのはフランク・キャプラの監督かロバート・リスキンの脚本か、それともステレオタイプなお話をまるで「ゲーブル風」にしてしまうクラーク・ゲーブルの演技?存在感か、トーキーなりたての頃の「ボーイ・ミーツ・ガール」映画なんて初めて観たのでよう分かりませんでした。
でもアカデミー主要5部門総ナメはともかく、観てとても気持ち良くなる作品ですね。

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keebirdz

3.0金持ちの娘って、一周回って可愛い

2022年1月17日
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鑑賞方法:VOD

それに比べて貧乏人の悲しさよ…
ヘタに逞くて可愛くないのよね〜賢いしさ〜

ま、それはいいとして
すったもんだ面白かった(笑)

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mamagamasako

4.0上品なラブコメ

2021年9月8日
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鑑賞方法:VOD

ストーリーがとても良くできてて好きだなぁ。
90年近く前の作品であることを感じるのは、白黒であることと、バスや車の形、衣裳、それと古き良き道徳観くらい…。こういう道徳観だと安心して見ていられるので、昭和生まれとしてはとても好ましい(笑)。
それにしても、実にいいお父さんだった。

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SpicaM

4.0ジェリコの壁をぶち壊せ!

2020年6月4日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

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唐揚げ

5.0婚前旅行になっちゃった令嬢の脱走劇のコメディ

2020年5月9日
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鑑賞方法:TV地上波

「オペラ・ハット」「わが家の楽園」「スミス都へ行く」「群衆」「毒薬と老嬢」「素晴らしき哉、人生!」と名品ばかりのフランク・キャプラ監督の最高傑作。戦後アメリカ映画の「ローマの休日」「卒業」を連想させる点でも、古き良きアメリカ映画の健全なスクリューボール・コメディを代表する作品でもある。ジョン・フォード監督は、淀川長治氏のインタビューで最も好きなアメリカ映画監督にフランク・キャプラを挙げました。キャプラの清潔で洗練されたユーモアに一目置いていたことが窺われます。(私はフォード、キャプラ、クレール、ルビッチのユーモアが大好きです)クラーク・ゲーブルの「風と共に去りぬ」のバトラー役とは真逆の新聞記者役のナイスガイ振りの演技力と、クローデット・コルベールの”おきゃん”な令嬢役の可愛らしさも特筆ものです。予想できない展開を繰り広げるロバート・リスキンの名脚本が、ふたりの好感度高い名演で生かされ、更にキャプラ演出で息の合った台詞の掛け合いを見せます。印象に残るシーンは、空腹でちっちゃなニンジンを分け合い食べるところ。ここで二人の感情が変化していくのを表現しています。また、コルベールの父親が故意にゲーブルに詰め寄るところもいい。脚本・演出・演技の最良のバランスの結晶が生んだ、完成されたコメディ映画。

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Gustav