「違和感」父と暮せば penguinさんの映画レビュー(感想・評価)
違和感
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冒頭部分から違和感。ユーモラスにしたいのでしょうが、雷が怖いからって頭に座布団被って押し入れに入っている父親、しかもその父親は死んだ人。全然面白くないんですが。さらに脚本を読んでます状態の二人。作品の主旨はわかります。でも明らかに舞台向けだよね?映画にする意味あったかな?また、映画のラスト、カメラがぐるりと天井に視点を向けると格子状のドーム(日本人なら誰でも見覚えのある)から外観に移り、さらに引くと地面に咲く二つの花。つまり二人は死んだ人??であれば劇中の葛藤は何だったのか?父親を置いて逃げた罪悪感が心の底にあって自分は幸せになってはいけないとかたくなに思う娘と、それを解き放そうとする父親の思い、さらにはそれを語り継いでいくのが生き残った者の使命だ、というのがこの話の主旨だと思ったのに、え?二人とも死んでたの?では映画の意図が読めない。
あと、宮沢りえが持ち上げられれば持ち上げられるほど、しらける。彼女の出演したどの映画を見ても同じ。そんなにうまい女優さんとは思えないのですが。
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