世界の中心で、愛をさけぶのレビュー・感想・評価
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好きな映画、小さな恋のメロディ・ローマの休日・ベンハー
映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」(行定勲監督)から。
映画の中に、映画作品名が出てくると、無性に気になる。
特に「交換日記」ならぬ「交換テープ」を始めた
主人公2人の自己紹介で、このフレーズは出てきた。
気になる一言は、長澤まさみさん演ずる「亜紀」の映画選。
(男性は、ごめん、メモしなかった。(汗))
「好きな映画は・・」と呟いた後、
「小さな恋のメロディ・ローマの休日・ベンハー」と続けた。
(この年齢で、この作品?という違和感はあったが・・)
人物を特徴付ける役割として、どんな映画が好みかは、
大きなウェイトをしめていると思う。
そしてまた、好奇心旺盛の私は、その作品を思い出したり、
観直したくなってしまう。
あの映画のあのシーンが好きで・・なんて台詞があると、
もう我慢できなくなり、レンタルショップに走っている。
PS.
作品中の台詞は「キスしようとした?」「ダメなの?」
「あのね、朔。」・・と、亜紀が諭すように呟いた。
「キスっていうのは、夢を語ったりしながらするものなのよ」
う~ん、なるほどなぁ。
アラフォー世代なら感傷に浸りつつ泣けます
2001年に出版された後、話題が話題を呼んで、ついに2004年には発行部数200万部を突破した片山恭一原作の純愛小説を映画化した作品です。
小説の設定を生かしながら新しい解釈を加えて、さらには佐野元春の「SOMEDAY」や渡辺美里の「きみに会えて」などの80年代の楽曲を挿入歌に起用して、小説とは一味違った映画ならではの世界を作り上げていると思います。
監督は「Go」「きょうのできごと」の行定勲監督です。
結婚を目前にした松本朔太郎と藤村律子。
ある日、律子は引越しの荷物の中から古いカセットテープを見つけ、衝動的に四国のとある町に向かいます。律子の後を追って、朔太郎がたどり着いたその町は、朔太郎の故郷。そして、初恋の人「アキ」との決して忘れる事の出来ない思い出の場所でした・・・。
高校生の朔太郎とアキの二人の生き生きとした姿は、その後に訪れる悲劇を思いもしない。でも、永遠に続くと思われる時間も、決して永遠には続かない。現在の描写と過去(1986年)の描写との対比が絶妙で素晴らしかったです。
1986年。僕は14歳でした。映画の中の朔太郎やアキよりも少し年下ですけど、彼らと同じ音楽を聴き、同じテレビを見て、同じような事を考えていたと思います。
物語だけではなくて、そういう時代背景に何だかノスタルジックな感情が湧き上がってきました。
過去と現在が偶然が重なる事で結びつき、新しい未来へ繋がっていく。
悲恋を描いた映画ではありますけど、観た後には、前に進む気持ちになれるそんな作品です。
DJ役で出演した渡辺美里さんにも注目です。前半のシーンでチラッと出演しているのをはじめ、劇中の朔とアキが聴いている「MIDNIGHT WAVE」という番組のDJは当時ラジオにかじりついていた僕のような人間にとっては、本当に懐かしかったです(笑)
今世紀最高の映画
無理に複雑なストーリーにしてない?
2004年大ヒットした映画。今年の正月にテレビで放送したものを録画&鑑賞。大ヒットの映画でしたが、実は、いままで見たことが無かったんです。なるほど、そう言う話でしたか。興行収入85億円、観客動員数620万人を記録した、2004年の邦画No.1の映画。
既に言われていることだが、劇中の亜紀と同じ17歳である長澤まさみの演技は凄い。迫真の演技である。陳腐ではあるが、女性の命とも言われることもある髪を剃っての演技は真に迫る。
過去と現在を、行き来するストーリーとなってしまっているため、話が判り難い。導入部で現在を描くのは良いが、過去に行ったら過去のままと言うほうが、ストーリーが単純で、感情移入も容易であったであろう。しかし、前述のように、過去と現在を行き来しているため、意識が散漫になってしまった。高校の頃の話に絞って描いたほうが、話は悲しいんだけどなぁ。
これもよく言われていることだが、柴咲コウは、テレビ版の「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌を歌っている。
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