着信アリのレビュー・感想・評価

採点：40/100

グロテスクな映像を並べているだけ。本当の恐怖は、人間自体の憎しみ、憎悪などから生まれる。そういった本質を理解せず、形だけ「リング」の まねをしても、おもしろくない。

当時は携帯が普及しきったタイミングで、携帯を媒介にして感染？する死の恐怖は割に上手く作ったと思う。
公開時に見た時は怖いとか思ったのに。

今見ると、吹石一恵が死ぬシーンはちょっとどうなの？と思うし、解明するきっかけがあるのに進まない展開と柴咲コウの悲鳴に少しイライラした。
母親の遺体が襲ってくるところが見せ場なのか？と思いながら見たけど、もう一山持ってこようとする欲張りな展開。
しかし、とうとう怖いとか思わないまま見終わってしまった。
Jホラーの３本の指に数える作品と思っていたが、時間を経て観ると意外に大した事無い。

あまり、怖くないし
ラストもなんだこれはという印象

冒頭でお葬式のあと、喪服で合コン場所にかけつける登場人物をみた瞬間から
一気に見る気が失せた…
普通そんなことする人あんまいないと思うんだけど…

犯人が実は母でなく、というとこが少し驚いたくらいで
あとは薄い印象…

個人的にはホラー好きだから(グロはダメだけど)予告でかなり期待してたけど、序盤は思わず目を背ける程怖かった。自分の携帯から電話がかかって来て死ぬ瞬間の自分の声が聞こえるってのも、ホラーのネタとして新鮮だった。でも展開が結局リングと同じになっていったのは肩すかし。呪怨の方が展開的に怖かった。この頃からこの作品みたいな身近にあるケータイとかPCを使うホラー映画がかなり増えたなぁ…。個人的にはあの終わり方が納得出来ない。訳が解らないし、そもそも主人公は助かったの？消化不良感…。

色々と無理矢理話を繋がらせて、あの手この手で怖がらせようとするエンターティンメントに徹する姿勢は悪くない。
楽しませてくれる。

めちゃめちゃ怖かった。

確かに場面によって怖いところはあるが、あまりにもあり得ない設定に引いてしまう。テレｎ放映中に幽霊の姿が堂々と表に出てくるのは如何か。

怖いといっても不気味な勢いで脅かす感じなシーンが多い。
特に中盤の廃病院のシーンは怒涛の霊ラッシュ。
ホラー映画というよりはお化け屋敷を見ているような気分が味わえる。
ここと序盤のＴＶ生放送のシーンが唯一の見物。

ストーリーは今作だけでは不明な点が多く気になる方は続編の視聴は必須かと。
ただ私はつまらなかったので続編はみませんが・・・