「過去形から始まる2人の物語 車椅子を買おうと提案する恒雄に あんた...」ジョゼと虎と魚たち(2003) 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
過去形から始まる2人の物語 車椅子を買おうと提案する恒雄に あんた...
過去形から始まる2人の物語
車椅子を買おうと提案する恒雄に
あんたがおぶってくれたらいいやん と
突き放すジョゼ
実家にジョゼを連れて行こうとする恒雄に対して
『自分の重さ』から目を離すなと知らせるかのように
結果『逃げた』と泣く恒雄だけど
決して弱さだけじゃない。
逃げる事を選んだ強さも感じられる
辛い別れになっても出会い、過ごした時間は
無駄じゃない
電動車椅子で颯爽と風をきるジョゼの
後ろ姿が美しかった。
古い荒屋に閉じ込められて生きてきても
可愛いらしいら切り抜きを襖に貼り
女の子の心で生きてきたジョゼが
とても愛おしく感じました
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