東京ゴッドファーザーズのレビュー・感想・評価
全12件を表示
聖夜に拾った赤ん坊が起こす偶然過ぎる奇跡の連鎖! スーパー・クリスマス・ハートウォーミングストーリー!! 江守徹、梅垣義明、岡本綾が好演!特に梅ちゃん上手い!!
クリスマス!捨て子の赤ちゃんを拾ったギンちゃん、ハナちゃん、ミユキ-のホームレス三人組の親探し。
赤ん坊が引き起こす、偶然という名の数々の奇跡を描く、クリスマス・ハートウォーミング・ストーリー。
最初の偶然で、まあ仕方ないかと思いかけたけれど、その後確信犯的に起きる数々の偶然。
決してご都合主義などと言わせない、面白さ、楽しさがあった。
ドタバタと駆け抜ける三人組が可笑しくて、何よりも「いい話」に救われます。
声優陣では、名優・江守徹、ワハハ本舗・梅垣義明、NHK朝ドラ「オードリー」主演・岡本綾が好演!
特に江守徹のアクティブな演技、梅ちゃん上手い!
ほぼ満席。若い女性が多い!
46歳という若さで亡くなった「PERFECT BLUE」「千年女優」「パプリカ」などの今敏監督作。
本当に惜しい人を亡くしましたが、作品は永遠に残り世界中に届きます!
昭和の香りが懐かしい
新宿のホームレス、都庁、公衆電話と、懐かしい昭和の香り。
落語のような展開とテンポ。手を抜かない背景といい良くできたアニメ作品と思う。
クリスマス前後にかけた季節設定の作為は分かってしまうけど、微笑ましく感じてしまう。
12月25日の奇跡♥ shake it off!気にしてなんかいられない
幾つ1225を探せるか?
新幸町1-2-25
タクシー
タクシ料金
鍵
『34丁目の奇跡』をリスペクトしているのか?少なくとも2回見る事のできる。これぞジャパニーズアニメだと思う。
ロードムービーとしても凄いストーリ展開。矛盾が矛盾を産んで、しっかりとまとまり、何一つ結果を見せずに終わる。ロードムービーで出会った者たちの多くは市井の人々、彼らの多くは何一つ解決される事がなく現代に繋がっている。
『無粋だが、続編を知りたくもこのアニメはここで終わりにしなければならない』
そうですか。この演出家の方は亡くなっているんですね。亡くなったの震災前ですね。だから、言葉を続けるなら
『このアニメは終わりで良い』と思う。
それが哀愁を誘う。
仏様見たいなきよこさんも、今は立派に成人して、どんな軌跡を産んでいるのでしょうか?
傑作だと思う。
この翌年の『妄想代理人』を
2023年 10月24日より鑑賞。
今から20年前の日本サブカル文化の『端切れ』の様な作品。世の中、これらのアニメよりもどうにもならない文化だったと思う。
1980年 金属バット事件(参考)
1986年 チェルノブイリ事故
1987年 ブラックマンデー
1989年 ソ連崩壊
チェルノブイリの影響で
キャピタリズム
コミュニズム
ともに崩壊す。ソ連崩壊だけを取り上げられるが、貨幣による経済が崩壊したと見るべきだ。
1995年 阪神淡路大震災
1995年 地下鉄サリン事件
以上で20世紀は終了す
2001年 同時多発テロ
そして このアニメの上映時の
2003年から2005年
・ミュンヒハ●ゼン症候群
・解離●同一症
・ナル●スト
・援助●際
・ペド●●●●
・癒し系 AK●
・ノマド●ーカー
・反社会的組織
・自●系サイト
・家庭内暴力
そして、
2008年 リーマンショック
2010年 今敏先生 逝去
2011年 東日本大震災
と続く。さて、震災と震災の間に、16年間あって、これだけの事が起こった。
2027年でその16年。僕はちょうど70歳残り5年となる。
追記 そして、
2019年 京都の事件が。
ご冥福をお祈りします。
今敏が遺した”日本のホーム・アローン”
東京は聖夜、配食を持ち帰り身を寄せ合って生きる3人のホームレス、ギン・ハナ・ミユキ。
捨て子を拾った彼らが親を探して彷徨う道のりに、艱難と奇跡が降りかかる。
「パプリカ」「千年女優」を手掛けるも夭折した天才、今敏が贈る年越しムービー。
本作を今敏作品の中では特色が弱く魅力に乏しいとする意見もあるが、筆者はこれには賛成しない。
物語にある種ご都合主義にも思える展開が見られることは否定しないが、
寒々しく痛々しいホームレスたちの生き様と、「神の子」__イエスの如く登場し、白毫を彷彿とさせる黒子を宿したこの子が作品内で事実として「神の子」なのは明らかだ__がもたらす現実を逸脱した祝福とを同じ世界の中で描き切る本作は現実と虚構の共存する世界を作りだす今敏の魅力に十分に満ちている。
むしろ彼の力量あってこそ、この作品が浮世離れした展開を持ちながらもコメディとして破綻していないと言えるのではないだろうか。
ジョン・フォード作『三人の名付け親』、そしてその原点たる東方三博士の礼拝をイメージソースとする本作は、最後にはミユキの”帰宅”を示唆して幕を閉じる。
(一部今日の視点では大層揉めそうなセリフもありはするが)筆者としては、”家族”を突発的に喪失した子を巡る年末ハートウォーミングコメディとして『ホーム・アローン』と比肩できる存在と信ずる。
まあまあだった
泣けはするのだけど、あまりに偶然に偶然が重なりすぎてどう考えてもご都合主義だ。素人が考えたような物語展開で、しかしそれは敢えてのチョイスかもしれないのだけど、だったら何もかもいい感じにしろよと思う。ままならないからこそ現実であり、ままならない現実でもがき苦しむのが現実だ。物語の創作で嘘は一つだけにしてほしい。
今敏監督は『パーフェクトブルー』がとにかく嫌いで、他の作品でも好きなものはなく、今回も批判的に見ていたらやっぱりまあまあだった。
聖夜の奇跡~ホームレス、通勤ラッシュの満員電車に乗る~
今監督作品では一番好き、何だかんだいって明るく楽しい作品が好きなのです
今監督の作品はミステリー色が強くどの作品もハラハラドキドキ気が付けば映画の世界に引き込まれてている、
ところでミステリーと言うものはなるべく偶然性を排除しなくてはならない、探偵が“偶然にも”事件現場に居合わせてしまったなら、後は観察力や推理力、つまりは自分の実力で事件を解決しなければならないというわけ
ところがこの作品は、素晴らしいミステリーとして成立しているにも関わらず最初から最後まで見事にデウス・エクス・マキナ発動しっぱなし、墓場に行けば赤ん坊の必需品一式が供えられているし、偶然助けたヤクザは赤ん坊どころか、ズッコケホームレス三人組の一人に関係する人物だったりする、
「神に愛されし赤子、清子」ハナさんのそんな世迷い言が、繰り返され、絡み合う偶然の積み重ねにより現実味を増し、ただのご都合主義とは違う、出来すぎた幸運すらも舞台設定に折り込まれ、少しずつ謎が明かされていく、
クライマックスに向けてストーリーが加速していくなか、清子と離れてしまった三人を導く無数の赤ん坊の夜泣きは命を讃える歌、まさに大晦日の第九なは相応しい、エンドロールにも繋がる好きなシーン
行き倒れたお爺さんはサンタクロースかはたまた神か、見終わった後清々しい気持ちになる一品
清子おおおおお!
とてもおもしろかった!
キャラクターの個性も面白いしストーリーもひっちゃかめっちゃかで楽しかった!(笑)一言で言うとハラハラハッピーな映画!!終盤あたりひやひやしっぱなし(笑)うわあ!!って何回も声出してしまった(笑)ハッピーエンドが好きなので個人的にも恐らく大多数の人が良かったと思える作品なはず。いまさらだけど見れてよかった!年末ジャンボ当たったし未来が明るく感じれる終わり方が気持ちいい。ちょっとだけゆうと、殺し屋の奥さんみたいな外国人の人結構あっさり外に出してくれて「あっそんな感じていいんや(笑)」って思った(笑)でもあのシーン結構好き。何言うてるかわからないけど、すごい優しい人って言うのが伝わってくるしそれに安心して泣いちゃうミユキも愛らしかった!
質のいいアニメ
クリスマスの夜に起きた奇跡。
自称元・競輪選手のギンさんとドラッグクイーンのハナ、そして家出少女のミユキの個性豊かな3人が捨て子に出会い、親探しの旅にでる。
その旅はただの親探しとはならず、それぞれの持つ過去や現在、そして未来を見つめる旅になる。
奇跡をモチーフにした映画で、その名の通り一つの命を通し様々な出会いと奇跡が起きることになる。
都合がいいと言ってしまえばそれまでだが、アニメにしてはかなりリアルで質のいい実写邦画を見た気分になった。
主役は決して見た目がいいとは言えないホームレス3人で、この選択に疑問を持たれる方も多いと思う。
しかし、ホームレスを主役にすることにより都会の明と暗がリアルに描かれ、絶妙に登場人物に憑依した感覚で鑑賞できる。
笑いもあり、ほんわかとした暖かさもありで、
また流れるベートーベン等の選曲も良く途中で飽きてくることもない。
ジブリのような高質なアニメで、今後の作品に期待したかった分、今監督の逝去は本当に残念で仕方ない。
また年末に鑑賞したい一本である。
テンポがよくて
設定が暗くて、最初は昭和初期の設定な、のかと思いました(^^;;教会で説教、配給とか、みゆきちゃんの歳でホームレスとかあり得なくて、戦後か反対に近未来で貧しい感じになっちゃった世界なんだと思ってしまいました。
でも携帯持ってる人いたし、今なのねっていう、、
地味だなーと思っていたら、赤ちゃん拾ってからドタバタで、テンポよくて、作品に魅入ってしまいました。
最後はなちゃんだけ心配ですが、ハッピーエンドなのかな(*^^*)
全12件を表示