「PG12」海がきこえる しろくまさんの映画レビュー(感想・評価)
PG12
昨年渋谷での初鑑賞以来2回目
原作未読
原作は続きがあるとのこと
1970年代後半から1990年代前半くらいに高校生だった皆様懐かしく感じると思います
携帯のない時代の距離感
淡い恋心も告らないで卒業して離れてしまえばそれまでって感じとか
杜崎拓と親友の松野豊そしてお騒がせマドンナ武藤里伽子の高校2年から大学1年までの青春
◎吉祥寺駅
(スカラ座オデヲン座といった映画館の看板も見えている)
大学1年の杜崎はホームで里伽子(似た女性)を見かける
そして高知に帰省するところから物語は始まります
◎高校2年
里伽子が両親の離婚で東京から転校してくる
松野は彼女に一目惚れ
杜崎は親友を取られたみたいで面白くない?
(どこかの時点で杜崎も彼女が好きになる)
里伽子は目立つ存在でクラスの女子の中で浮いてしまう
3月のハワイへの修学旅行中に杜崎は里伽子に騙され?6万円貸す
◎高校3年
里伽子と杜崎は同じクラスになるがお金は返ってこない
里伽子は友達(小浜)ができる
5月の連休に杜崎は里伽子に道連れにされ成り行きで東京へ
彼女は父親に会うために母に内緒で計画していた(6万円の使い道)
だが別の女性と暮らす父親に失望した里伽子はホテルの同じ部屋で杜崎と一泊することに
彼女が酔っ払ってベッドで寝てしまい杜崎はバスタブで寝不足の一夜
2人の東京旅行は噂になり気になる松野は彼女に確認したが悪態をつかれる
そのことを知った杜崎と里伽子は喧嘩になり平手打ち各1発
学園祭に非協力的な里伽子が清水達クラスの女子と揉めるが杜崎は仲裁に入らない
それに気がついた里伽子は怒って平手打ち
それを知った松野は怒ってグーパンチ
気の毒な杜崎君
そして卒業
松野は京都へ杜崎は東京そして里伽子は高知大学(のはずだった)
◎大学1年高知
杜崎が高知空港に着くと松野が車で出迎えた
松野が殴ったことを謝る
松野が怒ったのは杜崎が自分に遠慮して里伽子への想いを抑えていたから
そして「同窓会」居酒屋でドンチャン騒ぎ
当然全員未成年なので今なら無理
(だからPG12なのか?)
里伽子は来なかったが清水と小浜の2人が里伽子にたまたま会って話をしたことを知る
そして里伽子が東京の大学に進学したこと
東京で会いたい人がいることを知る
会いたい人は「お風呂で寝る人」だとも
◎吉祥寺駅
(「紅の豚」の看板も見えている)
ホームで再会する2人
会釈する里伽子を見て自分の気持ちを再認識する杜崎
さて2人の東京物語はこれから?
という感じでエンド
「ジブリらしくない」と聞いて観ることにしたのですが
確かに自分好みの作品でした