劇場公開日 2002年11月2日

「朋江(宮沢りえ)と井口清兵衛(真田広之)の恋の行方」たそがれ清兵衛 どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5朋江(宮沢りえ)と井口清兵衛(真田広之)の恋の行方

2024年8月12日
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鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

ドキドキ

 語りべ井口以登(岸惠子)の幼少の頃の記憶です。そういう前提なので、温かい目で観ました。

 話し方、戦い方、歩き方に監督の拘りがあります。

 朋江(宮沢りえ)の性格がとても良いです。世間体を氣にしません。そして、明るく華やかで強く逞しく、美しくてカッコイイです。

 井口清兵衛(真田広之)の言動が良いです。朋江に惚れているということが顔に書いてあります。清兵衛の戦い方、本当の幸せについての考え方など、まわりからは誤解されやすいのですが、我々鑑賞者は ほぼ皆 味方です。

 余計なBGMが無くて良いです。BGMは、感情を固定するレールの役割を果たしたり、編集した映像を繋ぐ接着剤のように使うこともできます。
 カメラアングルと登場人物の声と自然の音(聞こえてくる虫の声や川のせせらぎ等)から、受ける印象や、状況の解釈の許容範囲が広く、観る度に注目ポイントを選ぶことができます。

 飽きずに観ていられるのは、それほど魅力的なものが画面の中にあるからなのでしょう。

 演者たちが本当にそこで生活しているように見えて良いです。撮影していることを感じさせないテクニック、カメラワークと声や音の聞こえ方、馴染んだ服装や髪形、慣れた手作業の様子、リラックスしているのか 緊張しているのか 滲み出て伝わります。山田洋次監督作品は、安心して観ることができます。

どん・Giovanni
きりんさんのコメント
2024年8月15日

相撲取りと結婚しないで良かった
(うわ〜っ、言っちゃった ごめんなさい笑)

きりん
きりんさんのコメント
2024年8月15日

連チャンで 宮沢りえウィーク、楽しんでおられますね😆‼️
邦画っていいですよねー、セリフ無しで画面から伝わってくる情報が本当に膨大だと思います。
おっしゃる通りです。

きりん
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