群青の夜の羽毛布

劇場公開日:

解説

恋愛小説の名手・山本文緒の同名小説を、「がんばっていきまっしょい」の磯村一路監督が映画化。主演はこれが映画初主演となる本上まなみ。主題歌を鬼束ちひろが歌う。

2002年製作/日本
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2002年10月5日

ストーリー

大学生の鉄男(玉木宏)は、年上の女性さとる(本上まなみ)と付き合うようになる。聡明でもの静か、時に病的なほど人前に出ることを恐れるさとるは、反面、ホテルへ積極的に自分から誘うなどミステリアス魅力を持つ。さとるは厳しい母親の監視の下に暮らしていた。彼女の不安の原因が家庭にあると気づき、鉄男は家から連れ出そうとするのだが、さとるは家から出ることができない。2人の関係を知ったさとるの母は、鉄男にさとるとの結婚まで強要するようになる。そんな母に、さとるは初めて反抗する。しかし母の干渉はさとるをさらに追い詰めていく……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0家族って何だ?

2020年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 教師である厳格な母のもとで抑圧を感じ精神科へも通うさとると、抜け出すことが得意な妹みつる。一家で食事をすると、信じられないくらいにとても暗い。母は鉄男を気に入ってしまい、家に泊めたり、バイクをプレゼントしたり、婿候補にしてしまっている。  ストーリー自体はありがちな話なんだけど、母親の性格はちょっと異常だ。婿候補と関係を持ったことを娘に告白しないでしょ、ふつう。さとるに感情移入できないままストーリーが進むので、このシーンは呆気に取られるだけだ。家族って何だ?と問うストーリーではあるが、根底に憎しみがあるためマイナスイメージでしか見れない映画だ。  終盤になって、ブルーがかった映像が普通の映像に変わる。雨が上がって、湿気を吹き飛ばすような気持ちの良い風が吹くといった雰囲気だった。

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kossy

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