阿弥陀堂だより
劇場公開日:2002年10月5日
解説
東京の暮らしに疲れ果てた一組の夫婦が、大自然の暮らしの中で再生していく姿を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「雨あがる」の小泉堯史。南木佳士の同名小説を基に、小泉監督自らが脚色。撮影を「雨あがる」の上田正治が担当している。主演は、「東京マリーゴールド」の寺尾聰と「女殺油地獄」の樋口可南子。第76回本誌日本映画ベスト・テン第7位、日本映画助演女優賞(北林谷栄)、日本映画新人女優賞(小西真奈美)受賞、第26回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞(北林谷栄)、新人俳優賞(小西真奈美)、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀主演男優賞(寺尾聰)、優秀主演女優賞(樋口可南子)、優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀編集賞、優秀録音賞、優秀美術賞、優秀音楽賞受賞、第57回毎日映画コンクール日本映画優秀賞、音楽賞受賞、第45回ブルーリボン賞新人賞(小西真奈美)受賞、第26回山路ふみ子文化賞(北林谷栄)受賞、日本ペンクラブ賞会員選出ベスト5日本映画第2位、2003年度文化庁優秀映画賞日本映画復興奨励賞受賞。
2002年製作/128分/日本
配給:東宝=アスミック・エース
劇場公開日:2002年10月5日
ストーリー
春、売れない小説家の孝夫は、パニック障害なる原因不明の心の病にかかった妻で女医の美智子の療養の為、ふたりで東京から彼の故郷である信州に移り住む。無医村であったその村で、週3回の診療を始める美智子。やがて彼女は、自然に囲まれたシンプルな暮らしの中、阿弥陀堂という村の死者が祀られたお堂に暮らす96歳のおうめ婆さんや、村の広報誌に彼女が日々思ったことをまとめたコラム「阿弥陀堂だより」を連載している、喉の病で喋ることの出来ない娘・小百合、孝夫の恩師で癌に体を蝕まれながらも死期を潔く迎えようとしている幸田とその妻・ヨネらとの触れ合いを通し、次第に心癒されていくのであった。夏、小百合の病状が悪化していることが判明した。彼女の手術担当医として再びメスを握ることを決意した美智子は、町の総合病院の若き医師・中村と協力して、見事、手術に成功する。秋、幸田が静かに息を引き取った。冬が過ぎ、再び春がやって来る。今やすっかり病を克服した美智子のお腹の中では、孝夫との間に出来た新しい命が息づいていた。
スタッフ・キャスト
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上田孝夫寺尾聰
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上田美智子樋口可南子
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おうめ婆さん北林谷栄
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幸田重長田村高廣
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幸田ヨネ香川京子
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助役井川比佐志
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中村医師吉岡秀隆
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小百合小西真奈美
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田辺塩屋洋子
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村長内藤安彦
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鬼剣舞荒野祥司
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村の人々上野倶子
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村の人々堀内久美子
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村の人々清水順子
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村の人々森山房江
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村の人々大平サカ
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村の人々武田久子
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村の人々武田よき
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村の人々武田敏子
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村の人々永津敏子
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村の人々大平ハツ江
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村の人々宮川ヤツイ
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村の人々永津美代
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村の人々武田なつ
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村の人々阿部千枝子
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村の人々小林一二三
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村の人々黒岩恒子
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村の人々大月実
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村の人々小林さくえ
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村の人々小林美恵子
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村の人々山崎ミヨ
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村の人々丸山富治
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村の人々丸山福治
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村の人々吉澤三千男
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村の人々武田誠
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村の人々馬場彰
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村の人々高橋かつ
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村の人々大高幸
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村の人々常田みゆき
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村の人々高橋はる子
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村の人々中村ケサノ
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村の人々村石静子
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村の人々小出キヨエ
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村の人々佐藤京子
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村の人々中村利通
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村の人々丸田稔
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村の人々小林俊之
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村の人々小池晃弘
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村の人々山口善久
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村の人々橋本兼義
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村の人々熊木武雄
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村の人々内山文彦
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村の人々大井和彦
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村の人々佐々木政彦
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村の人々田中観月
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村の人々田中彩葉
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村の人々田中航大
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村の人々鈴木菜央
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村の人々鈴木可菜
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村の人々田中夕紀
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村の人々田中茉那
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村の人々田中遼太
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村の人々丸山彩香
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村の人々丸山椋弥
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村の人々丸山唯奈
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村の人々駒ケ峰瞳
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村の人々岡本昂大
受賞歴
第26回 日本アカデミー賞(2003年)
受賞
助演女優賞 | 北林谷栄 |
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