「「その狂気にも似た無垢な愛」ホントそれ❗」千年女優 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
「その狂気にも似た無垢な愛」ホントそれ❗
レビュワーのCBさんとkossy さんにオススメされて、でもnetflix やamazonプライムに配信ないし観るの難しいな~、amazon で買うにもアニメの円盤って普通の映画に比べてやたら高いしな~、なんて思ってたら輸入盤blu-ray だと半額なのを発見。というわけでポチってしまいました。輸入盤って普通のプレイヤーで観れるのか心配でしたが無事観賞する事ができました。良かった良かった。
というわけで「千年女優」です。やー、兎にも角にも映像が表現が素晴らしい。現実と虚構の世界が時を越えてシームレスに行ったり来たり。特典のインタビュー観てたら外国人の記者から「何故実写で作らなかったのか?」と度々質問されたみたいなのですが、こんなん実写で出来るわけないやん❗アニメだからこそ出来る映像表現に目を奪われます。なんか今敏監督ってホントに映像作家って言葉がピッタリ当てはまる作品作りしてたんですね。
でも映像は綺麗だったのですが、観ててずっと千代子さんに共感できなくって。なんかこの人はいくつになっても恋に恋してる自分に酔ってるだけなのでは?っとけっこう冷めた目で観てた所で最後のセリフ
『だって、私、あの人を追いかけている私が好きなんだもの』
ってお前がそれ言うんか~い!Σ( ̄□ ̄;)と思わずツッコんでしまいました。
で、観終わった後に検索してみるとこの映画のキャッチコピーが「その狂気にも似た無垢な愛」という事を発見。「ああ、なるほど。監督は観客がどう思うかも全てわかった上で作ってたんだ」と、してやられた気分です。まさかその愛が自己愛だったとはねぇ。やー、上手い事作ってありますね。見事に手のひらで転がされた感じがあります。
でも、ずっと千代子さんに憧れを抱いていた源也くんは純粋な愛だと思います。
映像表現も物語の最後のひねりっぷりも本作が20年も前に作られていたってスゴい事ですよね。完璧に日本人向けの内容なのに不思議と海外でも評価が高いみたいですし。邦画はあまり観ないので語る事はできませんが、もしかすると日本人における映画作りの才能って現在はアニメに集中しちゃってるのかもしれませんね。
そういえば千代子さんの年齢毎にちゃんと違う声優さんを使っていたのはポイント高いです。宮崎駿監督も見習ってー‼️
Kossy さん、コメントありがとうございます‼️
そうなんですよ、輸入盤だとちょっとお得だったんですよね。アニメ業界って給料安いって噂聞きますし、アニメファンの人には「ちゃんと正規プライスで買って貢献しろ❗」って怒られそうですけど、お試しで観る分にはちょうどいいかなっと思います。
Kossy さんのレビューもお待ちしてますね✨
CBさん、コメントありがとうございます❗
キネカ大森は行った事ないんですよね。でも、「千年女優」は毎年上映されているんですね😲今年のクリスマス時期にはいい加減コロナも落ち着いているでしょうし、チェックしてみますね✨ありがとうございました‼️
いやあ、アキ爺さんのおかげで、なんか2回観られたような気になれました。
ちなみに、東京のキネカ大森という映画館では、多分毎年クリスマス頃に、今監督二本立てやってくれているんだと思います。一昨年、千年女優/パーフェクトブルーという組み合わせで、昨年が、千年女優/東京ゴッドファーザーズ だったので、今年は、千年女優/パプリカ を期待して待っています。
> 輸入盤blu-ray だと半額なのを発見
わあ、そうなんだ。貴重な情報、ありがとうございました!
> 特典のインタビュー観てたら
そうか。blu-ray だと特典映像あるんですね。羨ましい!
> まさかその愛が自己愛だったとはね
そういうことか。アキ爺さん、さすがです!