劇場公開日 2002年7月20日

「たくさんの人に観てほしい」森の学校 umekkoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0たくさんの人に観てほしい

2020年12月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 なぜソフト化されずに、スクリーンでの上映にこだわるのか。もし、この映画がソフト化され、レンタルや自宅で簡単に観ることが出来るようになってしまったら…この映画の価値や有り難みが失われてしまうと感じるほど、西垣監督の思いが込められたとても素敵な映画でした。

 物語は、昭和10年代の兵庫・丹羽篠山を舞台に、三浦春馬くん演じる歯科医の三男坊・雅雄の友人や家族との物語が時にはやんちゃに、時には悲しく綴られています。

 今回、この映画がリバイバル上映されたきっかけは悲しい出来事でしたが、三浦春馬くんをはじめとした子役の純粋無垢な姿がとても愛らしく、爽やかな感動を抱いて劇場を後にしました。

 劇場では、撮影当時や舞台挨拶時の写真も展示されており、とても温かい雰囲気に包まれていました。ぜひ、三浦春馬くんファンでない人にも観てもらいたい映画です。

以下余談です。
 私の隣の席に、小学校低学年くらいの男の子がいたのですが、終始愚図ることなく大人に混じってしっかり鑑賞していて、何だか嬉しく感じました。

umekko