元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯

劇場公開日:

解説

「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」など、良質のドキュメンタリーを作り続ける女流ドキュメンタリー作家、羽田澄子の監督作。女性の人間宣言を行い、終生平和を願い続けた平塚らいてうの生涯を綴った。昨年の東京国際女性映画祭で公開し、大好評を博した作品。

2001年製作/140分/日本
配給:自由工房
劇場公開日:2002年3月23日

ストーリー

1911年、女性だけの手による文芸誌「青踏」が発刊され、当時25歳の平塚らいてうは晴れやかに宣言した。「元始、女性は太陽であった」。自己の思想を実生活の上で嘘いつわりなく表現し、奔放に恋をして、22歳の時に“塩原事件”で世間を騒がせ、やがて作家として開眼。“新しい女”の元祖であり、太陽のような人生を生ききった女性・平塚らいてう。戦後のらいてうと歩みを共にした女性たちが、彼女の記録映画を製作する委員会を組織する。動くらいてうのフィルムがわずか14秒という困難な状況の中、誰でも知っているようで詳しくは知られていない彼女の人生を、そして信念を描き出す。

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