EUREKA ユリイカのレビュー・感想・評価

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EUREKA ユリイカ

劇場公開日 2001年1月20日
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ノックが聞こえる

心的外傷ストレス症候群・
PTSDの生傷は、こんなにも永く人を苦しめさいなむな・・

言葉を失った者には
寝る場所を与え
てづから食べさせて
一緒にいる。
そして
泣く者の手に触れる

そうやって嬰児、あるいはもっと胎児の時代までさかのぼって心身を再生しようとする実験。
寄り添うって、そういうことなんだろう。

観ていて
「傷ついた者だけが癒す」というキリスト教の言葉を思い出した。
そして217分の映画を一点に集約して思い出される絵は、ジョルジュ・ルオーの「郊外のキリスト」だ。
興味のある方は検索を。
https://www.musey.net/1063

一番しみたのは、
心に命を回復させるバスの中での「ノック」のシーンだった。
ノックは心音そのものだし、
だからノックは瀕死の人間への心臓マッサージに通じるんだろう。
ノックは静かで優しいけれど強く確かに、じかに魂に響くビートだ。

宮崎あおい(と兄)の固く閉じた雰囲気は秀。
女優宮崎あおいのかもす独特の空気は、生まれつきの、小さい頃からのものであったのだなぁ。
・・・・・・・
関連してのオススメは
「扉をたたく人」

きりん
きりんさん / 2018年6月3日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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みずみずしい14歳の宮崎あおい

東京国際映画祭で鑑賞。
役所広司・宮崎あおい・宮崎将

バスジャック事件の生き残りの運転手と兄妹。
心に深い傷を追ったまま、子供だけで暮らす兄妹を連れて旅に出る。
北九州から阿蘇へ。

前半のスピーディーな展開に比べると、旅の様子はゆったりと進む。
長いと感じるかもしれないが、丁寧に撮っている。

14歳の宮崎あおいが台詞が少ないながら、透明感溢れる演技がみずみずしい。

凛
さん / 2017年11月2日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:映画館
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見るには覚悟がいる

いくらなんでも217分は長すぎ。

eigafan
eigafanさん / 2017年6月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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よくわからない ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

セピア色の映像が非常に印象的。最悪な状況の中、兄の代わりに海をみると、梢がついに声を発し、「帰ろう」という沢井の呼びかけに戻ってきてから映像がカラーになった。これは、そこになにか(希望?)を発見(EUREKA)したからなのだろう。
最初の方はいろいろ人が出てきてよくわからないし作品自体が長すぎる。もっと短くまとめられなかったのだろうか。咳をしている時間も長く、うっとおしい。
この作品、いくつか疑問点が残る。
・沢井が「帰ろう」と言ったのは、どこに帰ろうと言ったのか?
・梢はなぜ倒れたのか?(最後以外にも倒れたシーンがある)
・壁をこんこん叩くのは何か意味があったのか?
・時々緑色をカラーで出していたのは何か意味があったのか?
お目当ての宮崎あおいはまだあどけなさが残るものであり、彼女の真の魅力はまだ発揮できるほどではなかった。

ちびちょ
ちびちょさん / 2015年3月29日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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凶行の意味は? ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

【40点】
悪い意味でサブカル的です。必然性を作品内で明らかにできていないような設定が数多く、非常に軽薄な印象を受けました。例えば、まったく大人の保護を受けずに兄妹だけで暮らす小中学生という設定には、どれほどの意味があったのでしょうか? 少なくとも現実的ではありません。現実的でないなら、作品内でその特殊な状況に理由をつけなければならないと思うのですが、両親が去ったという以外の理由付けが、果たして作品内でなされたでしょうか。

あるいは、バスジャックで殺害されかけたことがトラウマとなった被害者たちが、今度は加害者として殺人に関わるという設定に、妄想以上の価値はあったのでしょうか? そして、その心理に至った理由は、そういうこともあるだろうという創作者の勝手な憶測以上のレベルで明かされたでしょうか? 殺人というデリケートな問題に対して、我々は真に理解することなどできないはずです。だから、勝手な拵え話で娯楽作品に仕立て上げずに、分からないことは分からないこととして認めて、謙虚に遠くから事件に向かいあう姿勢だけが、(娯楽作品以外の)創作者の取るべき態度なのではないかと私は思います。別に娯楽作品は悪くありませんが、私が言いたいのは、この作品の題材は悪趣味だということです。

冒頭の「大津波がくる。いつかきっとみんないなくなる」という、こずえの独白から、海のシーンに至るまで、被害者たちの純粋さの象徴として水が登場し続けます。さらに被害者に対する外部世界の象徴として登場するのが酒です。単純に酒を飲んでいる人間が水の人間を傷つけるという構図です。しかし、海に行ったところで、役所広司がわざとらしく白い布巾を口に当てて咳き込むだけで、作品を総括するような出来事はそこでは何も起こらず、ラストの大観峰を待つことになります。果たして水対酒の構図にグループ分け以上の意味があったのでしょうか。

犯人の言った「違う人間になりたくないか」という言葉の解決だけは、面白味があったところかも知れません。役所広司演じるバスドライバーが、かつて思い描いていた理想とは異なる現実、「色のないセピア色の日常」に悩むなかで、バスジャック事件が起き、放浪の末、こずえという希望を発見(ユリイカ)して「色」を取り戻すという構成です。ちなみに、このシーンを「事件から再生」の象徴と捉えると、事件前からセピア色の画面であった理由が付かずにおかしいです。

しかし、どうしてこずえが希望だったのでしょうか? 賢いから? 可愛いから? どうして少年では駄目だったのでしょうか? 役所広司は何で死にそうになっているんでしょうか? 少年が殺人に至った理由付けが希薄な上、新たな被害者に対する責任というのが、司法に委ねるだけで何も試みられていないので釈然としません。(少年の犯行に拘るなら)彼らはバスを引き返して被害者家族に頭を下げに行くくらいのことをしなければならなかったのでは? 設定先行で陳腐な印象が拭えない作品です。

yutak
yutakさん / 2014年8月22日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:-
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われ、発見す。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

「ユリイカ」・・・苦労の末の大きな発見。本作は犯罪に巻き込まれ心に大きな傷を負った者たちの再生の旅を描いたヒューマン・ドラマ。陰惨なバス・ジャックから幕を開ける本作は、連続通り魔事件や家族の崩壊など、暗いテーマを扱いながらも静謐でどこか温かい。セピアカラーのモノクロ映像と静かな音楽が、視覚・聴覚を通して主人公たちの心の傷の深さをダイレクトに物語ってくる。予想だにしなかった事件の中で、あっけない人の死を目の当たりにした幼い兄妹の傷。犯人と対峙し、死に直面した運転手。何故、命が助かった人々がこれほど傷つかなければならないのか?改めて1つの犯罪の影響力の強さを知る。ラストカットで、私は幼い妹(宮崎あおい、カワイイ!)を信じてやれなかったことを恥じた。小学生で事件に遭遇し、親に捨てられ、言葉を失い、兄が殺人者・・・。背負うにはあまりにも重すぎる不幸を背負った少女が、血の繋がらない運転手に徐々に心を開いていく様は温かいが、父親代わりとなるはずのその男が不治の病だったら・・・。彼が死んだら、もう彼女は2度と立ち直れないのでは?ラストカットの大自然の中で、少女は「言葉」を放つ。もう大丈夫、彼女は1人で兄を待つことができる。そう、彼女を信じていれば解りきったことだ、だって父親がわりの運転手が彼女を信じていたのだから。だからこそ、彼女が海へザブザブ入っていっても、浜辺で眺めていられたのだ、彼女は絶対自殺などしないと・・・。彼女たちの再生の旅は、実はそのまま観ている私の「人を信じる」ということを再発見(ユリイカ)させる旅だったのだ・・・!

Chemy
Chemyさん / 2011年2月13日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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