風花(2000)のレビュー・感想・評価
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生きてく価値
生きてく価値さえ感じられない日々。
死ぬことさえできない。
それでも、それでも、風は吹き、花咲く季節は訪れる。
いくつになってもやり直しはきくのだろうか?
生きてく価値を感じられる日が、また訪れると信じたい。
遺作
浅野忠信のぐだぐだ言う様は、社会人としては未完成な途上感がよく表現されている。若いとはいえ既に実績も積んでいる役者。相米慎二の最後の2作は経験のない役者が前面に立たず、特殊なカットも入れてこない。しかし、やはり芝居自体が印象的である。見るからに寒そうであるが、闇の銀世界に主人公は映え、身体を担ぎ雪道を歩く男の姿には、放置できない・負わざる得ない責任を負って、なんとかしようとするしかない大人の男の姿を見ているようで、何とも言えない気持ちになった。
大人の中二病なのかもしれません
小泉今日子34歳、浅野忠信27歳の姿です
男は30歳手前辺り、女は35歳前辺り
何かその辺りに男も女もやさぐれてしまう時期があるように思います
真面目に仕事に取り組んでいたのに、なにもかも虚しくなる時期がその歳辺りにくるのです
その頃のことを思い出しました
そして何故だか北の果てに向かってしまうのです
オホーツク海のほとりなある原生花園の地球の丸みを感じる地平線をボケーッと眺めていたら、都会の様々なことはどうでもいいことだと相対化されるものです
そんな瞬間がくるまでの物語なのだと思いました
大人の中二病なのかもしれません
相米慎二監督は本作公開の8ヵ月後肺癌で急死されてしまいます
本作は遺作です
その死の3ヵ月前までその運命を知らずにおられたそうです
ですから、本作は元気にそんな運命が来るとは思いもよらずに撮られているはずです
しかしなにかそのような運命の予感が映像にあります
鬼気迫るクライマックスの映像です
ふとしたどこか
いくら死にたくなっても死なない方が良いのかもしれないと思った。ふたりを観ていたら、ふとしたどこかに再生するきっかけがあったから。そんなきっかけが、どこに転がっているのかなんて、そんな事誰にも分からない。だから、生きてきっかけを待っているのも悪くないんじゃないかな。
若い!
浅野忠信が。小泉今日子は今と全く変わらず。やっぱすごい。
テーマもストーリーも役者も良かった。れもんが死にかけたところのシーンが少し良く分からなかったが。
‥数年後再び鑑賞。
なにこのレビュー笑 私が書いたの??何も覚えていません。今回観賞しても、何も思い出せなかった笑 恥ずかしい。なぜ死にかけたシーンが分からない??分かりすぎるだろ!!退屈だった。麻生久美子のまだ素人演技が印象的。
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