ニュージーランドの若大将
劇場公開日:1969年7月12日
解説
「クレージーの大爆発」の田波靖男が脚本を書き、「フレッシュマン若大将」の福田純が監督したシリーズ第14作。撮影は宇野晋作が担当。
1969年製作/85分/日本
原題または英題:Young Guy on Mt.Cook
配給:東宝
劇場公開日:1969年7月12日
ストーリー
日東自動車のシドニー駐在員田沼雄一は、日本から来る代議士の観光案内が大の苦手だった。今日も、太田黒議員と秘書の案内をするはめになり、空港へ向った。すると、乗客の中から学生時代のポン友で、今は世界航空の社長となった青大将こと石山新次郎が現われた。オーストラリアとニュージーランドの観光ルート開発のために来豪したのだった。折から、雄一のところに本社から帰国命令がきて、名山と共に帰国した。帰国早々、ひょんなことからニュージーランド振興会の森川節子と知合い、彼女を自宅まで送った。本社に帰った雄一は、海外普及部の宣伝課に配属された。その夜、歓迎会が開かれ、雄一は、節子にまた偶然会い、それ以来二人はたびたびデートをする仲になった。そんな時、オーストラリアでセールスNO1となったエリザベスが、日本に招待された。その頃、ニュージーランドでの新型車発売のデモンストレーションを提案した雄一は、入れられて、準備のため早早に出発した。節子も、すぐ後から出発。オークランドの街でのパレードは成功したが、エリザベスとあまりに親しそうにしている雄一を見て節子は失恋したと思って、姿を消した。それを聞いた雄一は、あとを追った。雄大なタスマン氷河の上には、誤解のとけた雄一と節子のスキーをする楽しそうな姿があった。