ハワイの若大将
劇場公開日:1963年8月11日
解説
「続社長道中記 女親分対決の巻」の笠原良三と「ニッポン無責任野郎」の田波靖男が共同で脚本を執筆、「にっぽん実話時代」の福田純が監督した若大将シリーズの第四作。撮影は「妻という名の女たち」の内海正治と「ホノルル・東京・香港」の西垣六郎。
1963年製作/94分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1963年8月11日
ストーリー
京南大学ヨット部のキャプテン・若大将こと田沼雄一は練習中、中里澄子の操るモーターボートに衝突され、ヨットの修理費捻出のためダンス・パーティを計画した。券を売り歩くうち、先輩平岩と同じ化粧品会社の宣伝課に働く澄子と再会する。パーティが盛会だったのは、ヨット部入りを条件に青大将こと石山が券を買い占めてくれたからだ。学期末試験の日、雄一は青大将に答案を見せたことがバレて停学処分となり、父親から勘当された。他方、父新介の指金でハワイの古屋老人に身柄を預けられ同地の大学に入ることになった青大将は、又もやカンニングが露顕して不合格。新介の懇望もだしがたく雄一は青大将をつれ戻すためハワイに向った。だが、青大将は古屋家を飛び出したあと、パスポートと財布を紛失して途方にくれている雄一に、ジェーン上田が十ドル紙幣を恵んでくれた。化粧品の宣伝のためハワイにきていた澄子と夏子に会い、雄一は地獄の仏の思いだ。翌日から青大将探しにかかり、やっと豪華なヨットにトグロを巻いていることが判った。奇縁にもジェーンの父・上田のヨットであり、彼女は古屋老人の孫娘でもあった。日本へ帰る旅費を作るため、雄一と青大将は古屋老人の経営する食堂で働くが、青大将は、澄子が雄一に心をよせているのに気がつかず夢中になった。そんなある日、澄子は赤まむしと異名をとった赤塚とドライブに出かけた。ハイウェイを突ッ走るスポーツカーを、雄一と青大将が追った。