ラヂオの時間のレビュー・感想・評価
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唐沢が勝手にやり出してからドライブがかかった
・主婦の新人脚本家のラジオドラマの生本番、往年の女優千本のっこがわがままを言い出してから話が二転三転、つじつまを合わせるため演者ディレクターが奔走する
・長回しワンカットの演出が舞台感を引き立たせ、すべてがラジオ局内で起こる限定した空間設定が優れてた
・唯一リスナーとしてトラックの運ちゃんの渡辺謙と守衛で元音効さんのおひょいさんが良いスパイス
・分かりやすすぎる音楽や話の整合性やリアリティなどを気にしなければ、役者全てに見所が用意されていて単純に盛り上がった
・映画としたら「マジックアワー」「清洲会議」よりは、これや「12人の優しい日本人」のような狭い密室ものの方が好み
三谷監督かわってないね
三谷幸喜の監督デビュー作。
ラジオ番組を舞台にしたシチュエーションコメディ。密室的な感じと役者がずらりと出てくるの昔から変わらないですね。(時間が経ってキャストを見る楽しさが増加してる)
展開とかハプニングにリアリティはないので筋書きを楽しむ映画かな。その辺も好みがはっきり別れる作風でしょう。自分には“まずまず”といったとこでした。
本日のラジオ・ドラマは、一大スペクタクル・メロドラマ『運命の女』です
思い出しレビュー4本目。
『ラヂオの時間』
平凡な主婦が書いたメロドラマの脚本が生放送のラジオ・ドラマに採用される事に。が、キャストのワガママで設定がどんどん変更され、メロドラマがSFスペクタクルに…!? 果たして、ラジオ・ドラマ『運命の女』は最後まで放送されるのか…?
三谷幸喜の舞台劇を、自ら監督・脚色した劇場デビュー作。
やっぱりこれは面白い! いつ見ても面白いんじゃないかな。
この時映画監督としては新人だが、舞台での経験は何度もあるので、熟練された職人のよう。
勿論、笑いに関してはプロ。
今や映画監督としてもヒットメーカーになり、ベテランの風格さえ漂わせてきたというのに、いつぞやのSFコメディ映画は…。
元々舞台劇なのでワン・シチュエーション。
それでいて、ノンストップ、最後までどうなるか分からない!
事の発端は、一人のキャストのワガママ。それで他のキャストもワガママ言うようになっちゃって…。
熱海を舞台にした主婦と漁師のメロドラマ。それが、
舞台はシカゴとなり、登場人物もアメリカ人の女弁護士とパイロットに…!
それでも放送しながら何とか辻褄合わせていたが、展開上の問題が次から次に…。
一体、どういう結末になるのー??
プロフェッショナルなディレクター、自分の脚本がどんどん変更されオロオロする主婦、イエスマンのプロデューサー。
一癖も二癖もあるキャスト。
演じた役柄も演者も、愉快愉快。
ドラマの窮地を救ったのは…、まあ言うまでもない。
藤村俊二演じる守衛さんが、実はまさかの伝説の○○さん。
こういう小ネタも利いていて、本作は単なるドタバタ・コメディじゃなく、大いなるスタッフ讃歌なのかもしれない。
何とか放送を無事終えた世紀のメロドラマ・スペクタクル『運命の女』。
こんなの誰も聞いてねーよと思ったら、感動して駆け込んできたトラックの運ちゃんが、今や世界のアノ人。
ここら辺、今見ると笑える。
別に三谷は初期の頃の作品の方が面白かったとまでは言わない。
たまたまあのSFコメディがコケただけだ。
きっとまた、観客を笑わせてくれる作品を作ってくれるだろう。
そしてまたこういう、優れた良質のコメディが見たい。
作品に勢いを感じる映画デビュー作
映画監督デビュー作の本作でカット割りがイマイチだったりや音響効果に狙い過ぎの感はあるものの、構図が明瞭で面白かったし、冒頭のワンカット長回しも効果的だったと思う。
今でこそ名優・名脇役ばかりの面々だが、当時はまだ無名の三谷組を起用したりしていて映画史的にも面白い作品だといえる。
ドタバタの喜劇で舞台っぽさは当然あるが、笑いどころをしっかり押さえていて純粋に面白かったですね。個人的には飛び入りしたジョージは声を出して笑ってしまったし、50円玉のおひょいさんもニヤニヤポイントでした。
●イライラするけど悪くない
ラジオ・ドラマはやっぱりいいですよね。
人間に想像する力がある限り、ラジオ・ドラマには無限の可能性がある。
ボクは好きだな。ラジオ・ドラマ。
なかなかいいセリフだ。
しかし、この臨機応変さに振り回されることになる。
途中は、なかなかイラつかされるけど、終わりよければすべてよしか。
バブルの残り香がただよう。
フジらしい。
豪華俳優陣は三谷映画の走りか。
いい意味で曲者ぞろい。
藤村俊二がいい味出てる。
いらいらするばかり、ちっとも笑えなかった
総合40点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:40点|ビジュアル:65点|音楽:65点 )
皮肉を利かせた展開の速い喜劇といったところだけど、我侭な俳優やいいかげんな局の従業員の行動といった、芸能界の裏側の描き方が典型的すぎてくだらない。演出も映画というより舞台演劇のようで動きが無いし、それを濃縮して時間ぎりぎりで素早く展開していくのが忙しく感じて、観ていて落ち着かないし、登場人物の出鱈目さには笑えるというよりもひたすらいらいらしてくる。これで最期はうまくまとめて帳尻を合わせたといっても、内容がくだらなすぎて後味すっきりとは思えない。三谷作品の「清須会議」「ステキな金縛り」を楽しめたのでこちらも観てみたが、全然笑えなかったし残念ながら趣味に合わなかった。
完璧じゃないけどかっこいい大人たち
みんなすっごい自分勝手でイライラするのに、
どうしても嫌いになれないっ!
それくらいどのキャラクターも魅力的でした。
みんな思い通りに働いてるわけじゃなくて、
でもみんな自分の信念はもってて。
大人ってかっこいいなぁって
ちょっと泣いちゃいました。
危機的状況で走り出す唐沢さん、超かっこよかったです!!
何回見てもいらいらするとは思うけど、
これから何回も見るだろうな、と思う作品。
大好きです!
じわじわ
さすが三谷監督
じわじわくる 面白さ
それぞれの主張があって 人って本当にわがままで それをまとめる人の大切さと 手に職の素晴らしさ!
私は50円玉に一番 感激しました!
最後はほのぼの 観てよかったぁって 三谷監督の作品を観るといつも思います!
絶対、あとあとおかしいことになるって
映画「ラヂオの時間」(三谷幸喜監督)から。
「人間に想像する力がある限り、
ラジオドラマには無限の可能性がある、僕はそう思う」
冒頭部分にあるこのフレーズをメモして納得したが、
視聴者に想像力を任せて、どうにでも設定を変えられる、
という怖さもある。
原作の設定は、日本の熱海なのに、声優のわがままで、
場面がニューヨークやシカゴになることもできるし、
平凡な主婦が、女弁護士になったり、漁師がパイロットに。
まぁ、ハチャメチャに変わる設定に、イライラしていたら、
唐沢寿明さん扮する、ディレクター・工藤が叫んだ。
「これは無理だよ、設定を元に戻して方がいいって。
絶対、あとあとおかしいことになるって」
その場しのぎのアイデアや思い付きは、あとあとになって
おかしくなってしまうことは私たちの生活でもよくある。
先の先まで考えて変更することの必要性、
ダメだと感じたら、途中でも元に戻す勇気も必要だろう。
そんなことを考えながら鑑賞したが、
監督はこの作品で何を伝えたかったんだろうか、不明。(笑)
P.S.
戸田恵子さん扮する主演女優「千本のっこ」のインパクトが
強すぎた気がするなぁ。
なんたって「千本のっこの新曲」は「渡りに舟」だからね。
スカッ!とできます。
声を出して笑っちゃいました。
憂うつな時や、ちょっと嫌な気分の時など、
見終わった後にはケロッと忘れられるような作品でした。
また、さすが三谷さん。
人間模様や人生の喜怒哀楽を、とても上手に表現されており、
ただただ笑えるだけなく、慌しい日常の中忘れがちな、
心の奥底にあった感情を思い起こさせてもらえたという感じです。
また近日の作品を期待したいところです。
JOPP 1602KHz
三谷マジック炸裂だよ
面白いつくりになっています
家族で笑って見られるつくりになってます
笑いのなかにもほろっとさせる部分がある
それが三谷映画の特徴
初監督のこの作品からその作風は続いています
ラジオ製作って・・・
実際、業界ってこのぐらいいい加減なのかもしれませんな
世界の渡辺謙も良い味だしている
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