劇場公開日 1997年11月8日

「世の中が楽しかった時代」ラヂオの時間 アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0世の中が楽しかった時代

2025年3月31日
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鑑賞方法:TV地上波

生きてるうちに観ておくべき映画は数限りなくあるが、何からどう観るかなど決めてない。NHKのBSは良作を厳選してくれるので、思いもかけず(生きてるうちに見ておくべき映画を)観るきっかけを与えてくれたりします。この「ラヂオの時間」もそんなきっかけを与えてくれました。
三谷幸喜の監督作品は「有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」「すてきな金縛り」等、割と観ているがこれは見逃していた。鑑賞後にシーンを振り帰ると思わず笑いが込み上げてくるので、実は三谷幸喜映画の最高傑作だったのでは?とか、思ってしまいました。
何でも、この映画の話のモチーフが出来た背景は三谷幸喜が連続ドラマを初担当した「振り返れば奴がいる」において、脚本が現場でどんどん書き換えられてしまい自分が思ってたドラマにならなかったという経験を基にしたとのことです。(しかし)そのおかげでそのドラマは大ヒットし三谷幸喜最大の出世作「古畑任三郎」に繋がるんですから、運命とは不思議なもんです。
唐沢寿明も若く鈴木京香もとてもかわいい(今でも素敵)。お二人とも今も大活躍されてるのが嬉しい。西村雅彦は日本アカデミー賞もキネ旬も助演男優賞を獲得。長いものにはどんどん巻かれるが何故だか憎めない演技の真骨頂をこの映画で極めてくれた。
1997年、28年前。バブル崩壊後だったけど、世の中割と楽しい時だったなぁ、。

アベちゃん
アベちゃんさんのコメント
2025年4月1日

こちらこそメッセージ、ありがとうございます。
ウイキペディアで調べたら出てきただけなんですけどね😅

アベちゃん
Mさんのコメント
2025年3月31日

私もこの作品は三谷さんの作品の中でも傑作の1つだと思っています。
おもしろかったですよね。
「振り返れば奴がいる」のエピソード、初めて知りました。ありがとうございました。

M
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