「おヒョイさーん!」ラヂオの時間 M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
おヒョイさーん!
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なんでしょうか。その人がそこにいるだけで安心感を感じられる人っていますけどね。
まさに、この映画の中の藤村俊二さん。おヒョイさん。もう亡くなられて何年にもなりますが、画面の中で見られて本当に幸せでした。
今から25年も前の作品を鑑賞。
後から知りましたが、これ、三谷幸喜さんのの映画初監督作品だったんですね!
出演者は三谷作品はいつも豪華ですが、今じゃベテラン俳優の皆さんの25年前の姿を見ることができたのも面白かったし、なんせ皆さん演技力が高くて、本当に素晴らしい。
ストーリーは主婦のみやこが応募したコンテストで優勝したという脚本を基に、ラヂオドラマが生放送で繰り広げられる。でも、全然スムーズに、そして、脚本家のオリジナルからはどんどん内容を変えられて最後には宇宙まででてきます。
ドタバタした展開の中で、それぞれの思惑や、芸能人あるあるのワガママ。また、それに振り回されるラヂオ局側の人間。
ただただ、脚本家は可愛そうです。
三谷さん自身もこんな経験あるのかな?
お話の進むテンポもよく、やはりそれは、舞台とラヂオという、"ライブ"だからこそ為せる技なんだなと感じた。
生放送の良さ、ラヂオの良さがたくさん詰まった楽しい映画でした。
おヒョイさんのセリフに、機械に頼すぎるなよとありましたが、それはまさに25年経った今の世の中にグサリとくる台詞でしたね。
花火の効果音を演出するおヒョイさん。ほんとーにすごいんですよ!それ見るだけでもこの映画見る価値あるかな!
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