野性の証明のレビュー・感想・評価
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男の子の憧れ
三十うん年振りに見て感じたのは、子供の頃この映画を観たことによって、大げさでなく自分の人生がいかに影響を受けていたかということ。
初めて観た時の、イントロの特殊工作隊訓練シーンが強烈でした。昔はビデオデッキもDVDも無かったので、頭の中で何度も場面を反芻したり、絵を描いたりして。
山岳地帯で生き残るための強靭な体力、精神力、読図やルートファインディング等のナビゲーション能力、水や食料の調達法、接近戦での格闘能力、射撃、トラップ、特殊車両の操縦、通信技術、医療技術・救急法、そしてそれらを駆使して愛する者を守り抜こうとする男の器量。
今見ると、映画作品としては脚本といい、演出といい、無理な設定といいツッコミどころ満載なのですが、自分にとっては人生の原点のひとつだったんだなあ〜と改めて気付かされました。
ザ・カドカワ.
悪役オンパレード!
古くて駄目な演出ばかり目立つ
総合50点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:40点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
古い角川映画の安っぽい演出が目に付く。人を殴る時の音、銃声に砲声、風の音などの効果音の使い方はとにかくひどい。三下役の演技や彼らとの格闘場面も昔の時代劇みたいでしょぼい。やたらと武器を持ち出して迫力を出そうとするのもいただけない。戦闘場面は現実的ではない。日本とは思えない無法地帯な物語以前に、演出の悪さがとにかく目立った。高倉健と薬師丸ひろ子以外は特に良い部分はない。
別に薬師丸ひろ子の設定が超能力少女でなくとも…
東北の山中で、村人が大量虐殺される事件が発生。少女が一人生き残り、元自衛隊員の主人公が養子として引き取る。だが、静かな生活を送っていた二人に、暗い過去が忍び寄る…。
「人間の証明」に続いて森村誠一の小説を映画化した角川映画。1978年の作品。
スケールも出演者の面々も「人間の証明」以上。自衛隊協力で、超大作の風格充分。
だけど、肝心の中身が微妙。
スケールの大きいアクション映画にしたいのか、人間を掘り下げた重厚なドラマにしたいのか、どっちつかず。
若い薬師丸ひろ子は可愛いが、超能力少女という設定が浮いている。
まだ「人間の証明」の方が一本のエンタメ映画として面白かったかも。
「人間の証明」も「野性の証明」も大野雄二が音楽を手掛けているからか、音楽が「ルパン三世」っぽい。
なんだこりゃ
オレが子供の頃、CMがバンバン流れ超大作であり大傑作であり薬師丸ひろ子のデビュー作でもあるとのことで、ずっと気になっていたのだが見る機会がなかった。WOWOWで放送されてようやく、それこそ30年越しで見れたのだが、超大作ではあるのだが、作りの甘い映画でびっくりした。薬師丸ひろ子は中途半端な設定のエスパーにしてデビュー作らしく地に足のつかない演技力。自衛隊の特殊部隊も非常に現実離れしていてなおかつ、知性のある人間が運営しているとはまるで思えないお粗末な組織だった。舘ひろしのボンクラ息子はとてもよかった。
とにかく30年も気にしているような映画ではまったくなかった。
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