名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)のレビュー・感想・評価
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真犯人の犯行動機も妃の別居理由も常軌を逸脱している
劇場版2作目
98年の作品
コナンの映画作品は基本的に動画配信されておらずDVDで鑑賞
監督は『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード』のこだま兼嗣
脚本は『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』の古内一成
粗筋
トランプの数字に準えたのか次々に毛利小五郎と親しい人物が狙われる事件が発生
目暮警部と阿笠博士はボーガンで撃たれ妃弁護士は農薬入りチョコレートを食べ病院に入院するハメに
小五郎に逮捕された恨みによる村上丈による犯行ではないかという見立てが有力視された
村上は逮捕前トランプ賭博のディーラーだった
海洋娯楽施設「アクアクリスタル」のオーナーで都内に数店のレストランを運営する実業家の旭勝義氏の正体で招かれたセレブたちも次々と命を狙われる
公開当日98年のため携帯電話のタイプが古い
目暮警部が所持している携帯電話は折りたたみ式でさえなかった
自分が初めて持つようになった携帯電話はあんな感じだったわけでとても懐かしい
目暮警部と白鳥刑事の下の名前がこの作品で初めてわかる
前作に続きこの頃はまだ佐藤刑事や高木刑事は登場していない
「二」の名前の人物としてTVアニメで登場したばかりの服部平次が登場する案もあったがボツになった
妃英理が劇場版初登場
蘭の親友としてお馴染みの鈴木園子は前回に続き登場シーンは少ない
松井菜桜子の心情を察するに扱いが少し悪い気がしないでもない
真犯人はソムリエの沢木公平
声はばいきんまんやフリーザで有名な中尾隆聖
彼の声当てに対する拘りが詰まっている
温和な性格で紳士的だった沢木はソムリエとしてのプライドは恐ろしく高く自分の仕事やワインを汚す者に対し本気で殺意を抱くほど
真犯人だと認めるとキャラが激変した
それもこれもファッションモデル小山内奈々の乱暴な車の運転によりバイクを運転中転倒し頭を打ちそのショックで味覚障害になってしまったことが引き金になった
それさえなければ今回の事件はなかったかもしれない
ワインの管理が悪い旭にしてもワインについて出鱈目な知識をひけらかすエッセイスト仁科稔についてもソムリエとして自分を小馬鹿にしたプロゴルファー辻弘樹にせよ殺害動機としてはあまりにも弱い
香りと色だけで判断するソムリエなんて完璧主義者の彼には許せなかった
冷酷な性格で毛利探偵事務所に挨拶に訪れようとした村上丈をワインで酔わせて殺害し犯人に仕立て上げカモフラージュで目暮妃阿笠を狙い数合わせで全く関係ないピーターや宍戸まで殺害しようとした極悪人
しかしこのての話の真犯人はこれくらいじゃないといけない
この役に中尾隆聖を抜擢したのは大正解だと今一層強く感じる
施設が豪快に崩壊するシーンはいかにも劇場版コナンらしい
第1作である前作はその点でイマイチだった
歩がやっていた時代錯誤の恋占いゲームに出てきた「Aの予感」がのちの蘭とコナンのキスシーンの伏線になっている
声の配役
黒ずくめの組織に飲まされた毒薬の副作用で小学生の姿になった「東の高校生探偵」工藤新一の仮の姿の江戸川コナンに高山みなみ
新一の幼馴染かつガールフレンドで空手の達人の毛利蘭に山崎和佳奈
元警視庁捜査一課の刑事だったが逃亡を図った殺人犯に発砲する際に人質になった妻に当たってしまい責任を取らされ辞職し探偵事務所を開設しコナンのおかげで『眠りの小五郎』の異名を取る名探偵として名を馳せている蘭の父親でコナンの保護者の毛利小五郎に神谷明
コナンの本来の姿で高校生探偵の工藤新一に山口勝平
毛利小五郎の元上司で警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係警部の目暮十三に茶風林
コナンの正体を新一と知る数少ない人物でコナンの為に様々な便利グッズを開発してくれる発明家の阿笠博士に緒方賢一
少年探偵団の紅一点でコナンに想いを寄せる吉田歩美に岩居由希子
少年探偵団のムードメーカーで体格が良い小嶋元太に高木渉
少年探偵団の物知りの円谷光彦に大谷育江
蘭の母親かつ小五郎の妻で仕事上旧姓を名乗ったままだが離婚したわけではなく「法曹界のクイーン」の異名で有名な敏腕弁護士の妃英理に高島雅羅
蘭の同級生かつ幼い頃からの親友で鈴木財閥の令嬢の鈴木園子に松井菜桜子
前作の建築物に続きワインにも詳しい警視庁刑事部捜査一課のキャリア組刑事の白鳥任三郎に塩沢兼人
「ジョーカー」の異名で知られる元トランプ賭博のディーラーで殺人を犯し目暮と小五郎に逮捕され服役後トランプにまつわる連続事件発生一週間前に出所しこの一連の事件の被疑者の村上丈に鈴木英一郎
キザだがイケメンで女子からの人気も高いが表向きと違い実際は味覚音痴でワインの知識も疎い料理エッセイストで以前は犯罪ルポライターをしていた仁科稔に鈴置洋孝
片言の日本語を喋る陽気な外国人ニュースキャスターのピーター・フォードにアンディ・ホリフィールド
コナンを小僧呼ばわりするなど横柄な態度をとる続ける人気カメラマンの宍戸永明に内海賢二
高飛車な性格で車の運転も荒い人気ファッションモデルの小山内奈々に岡本麻弥
温和な性格で毛利夫妻の古くからの友人でフランス料理店「ラ・フルール」のソムリエの沢木公平に中尾隆聖
プロアマゴルフで小五郎と親しくなったヘリコプターも操縦出来るプロゴルファーの辻弘樹に谷口節
妃法律事務所に所属する弁護士で英理の秘書に百々麻子
毒入りチョコレートを食べてしまい病院に搬送された英理の治療をした東都大学病院の医者に千葉一伸
海洋娯楽施設「アクアクリスタル」のオープンに伴い、旭に取材をしていた女性レポーターに永島由子
辻の彼女2人組に海原やすよ・ともこ
銀座の高級クラブ「十和子」のママで小五郎顔店の常連になっている岡野十和子に一城みゆ希
阿笠博士がお茶の水博士に似ているって思ったら、この原作者は手塚先生...
阿笠博士がお茶の水博士に似ているって思ったら、この原作者は手塚先生のアシスタントをしていたようだ。と思っていたら、大間違えでした。
江戸川コナン。なんで、(江)(川)で3
ナで10だと思う。
アーサー・コナン・ドイルやエドガー・アラン・ポーじゃなくて、
エラリー・クイーンやアガサ・クリスティー見たいな話が多い。
日本で言えば、江戸川乱歩先生じゃなくて、横溝正史さん見たいな感じで、その位の違いが歴然としてある。つまり、殺人事件がパズル溶きになっている。松本清張先生の様な社会派でなくても良いから、出来事の起きた設定から入れば面白いと思うが。
今となっては貴重な、オーソドックスな推理もののコナン!!
98年の作品で、内容は一貫した推理もので、実行力のある犯人です。現代での視聴も耐えうると思います。塩沢兼人さん、鈴置洋孝さん、内海賢治さんが出ているのも良いですね。岡本麻弥さんもアン教授の声を思い出して懐かしいです。キャスト欄に中尾隆聖さんの名前が無いです。
このころは面白かった
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交通事故で味覚が麻痺したソムリエが、関係者を殺していく。
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今見たらやっぱり色んな点で予定調和な感じはするけれど、
今ほどひどくはないので、当時は楽しいと思って見てたよなあ。
コナンはやっぱり良い‼︎
コナンは犯人は知ってるけど何回も見ちゃう映画で今回ももう何回目かもわからない。
推理多めですごい好き。仕草とかで犯人がわかるとかはなかった。
新一が銃を構えるのを見れる映画!めっちゃかっこいい!
観客は15番目
「そうか…だから、おっちゃん」
・子供の時に映画館で観たのですがまたDVDで見ました。他の人もレビューで書いてますが、犯人の動機が薄いですね。せっかく数字になぞらえた登場人物設定があったのが色立たなかった気が。特にゴルファーへの動機は…
・今回のストーリーは小五郎に絡むだけあって、小五郎の苦悩、過去の回想、声優の神谷明さんが見事感情を込めて演じている気がしてよかった。小五郎と妃の話が見事最後に伏線になっていたのは子どもが見てもわかる内容で、よかったと思う
・海中レストラン、個人的にみてみたいし行ってみたい感があるけどさすがにモノレールとか設備できるって相当な富豪じゃなきゃ無理だろうなと思った。背景から東京湾にできてた設定なのかな?そして名物エンドロールは予想通り高速道路のあのパーキングエリア。当時できたばかりだっけ?とか思うと懐かしかったです。
(そいや名物のクイズコーナーって阿笠博士じゃない人でと普通に出してたのかとか思ったりw)
事実が真実であるとは限らない!
"名探偵コナン(映画)" シリーズ第2作。
レンタルDVDで鑑賞。
原作マンガは未読、TVシリーズは最近ご無沙汰です。
毛利小五郎に関わりのある人物が、トランプの数字になぞらえて次々に狙われていくと云うストーリー。名前になんらかの形で数字が含まれていることがターゲットの条件でした。
目暮警部なんて、本作で初めて下の名前が設定されたのではないでしょうか。あまりにもこじつけ感がすごいので…
冒頭から矢継ぎ早に仲間たちが襲撃され、少年探偵団も巻き込まれてしまう。個人的にこう云う展開が大好きなので、物語に引き込まれました。劇場版ならではだなと思いました。
毛利小五郎がいつも以上に奮闘。苦悩しながらも真相を追い求める姿は、責任感溢れるカッコ良さがあって痺れました。
秘められた過去が明かされ、そこから生まれた葛藤がきちんと伏線として機能し、クライマックスへ繋ぐ脚本がお見事!
コナンくん(新一)の言う、「事実それ自体が真実であるとは限らない」と云うセリフが本作のテーマだな、と…
ある人物のとある描写があからさま過ぎたことで、「こいつが犯人か」と早々に見当がついてしまったので、動機がなんなのかを探るのが楽しかったです。真相には少々無理があるように思いましたが、そこはご愛敬と云うことで…
[余談]
劇場版恒例のスペクタクルも用意されていましたが、無理矢理ねじ込んだ感がハンパなかったのがとても残念でした。
[以降の鑑賞記録]
2023/07/07:Amazon Prime Video
※修正(2022/04/15)
コナンシリーズ第2弾
目暮警部を皮切りに、小五郎の周りで次々と知人が襲われる。そこにはトランプにまつわるものが置かれていて、どうやら名前に数字が入っている人物が13から順番に狙われていると気づく。・・・という設定は面白かったです。このトリックを使うことまで考えて初期から主要メンバーに数字を入れていたのでしょうか。プロゴルファーの辻さんを散瞳剤を使用してヘリの操縦中に殺そうとした手口は斬新で好きです。施設が爆破されて泳いで脱出するところもドキドキして好き。ただ、真犯人の沢木がサイコパス過ぎてしっくりきませんでした。動機が弱いんじゃないかと…事故の原因となった奈々さんはまだしも、ストレスの原因となった人たちまで殺すか!?しかもその他大勢の人たちを巻き込んで…。ここまでの事ができるほどの動機とは思えず只々サイコパスな印象。そんな人と若い頃から知り合いで小五郎はともかく妃さんがトリッキー具合を見抜けないとも思えないし。突然壊れたにしては動機がなぁ。。。全体的には楽しめたのでよかったです!
アニメ放送拡大版
この頃のコナンのストーリーのまま映画用に派手な爆破シーンを入れた感じです。蘭の両親のバッグボーンが分かったのはよかったです。短いシーンでしたが、ストーリーに重要に絡んでくるものでした。
肝心の事件の方は映画にしては、少し地味な印象。犯人はターゲットを小五郎の身近な人物という設定だったのに、最後は初対面の人になっていました。犯人の犯行計画のずさんさを感じます。
犯人が奈々を悪む動機は理解出来ますが、それ以外は理解不能でした。もう少しちゃんとした動機にしないと犯人はただのバカに見えます。人殺しなんてバカでいいという考えでしようか。
犯人が殺害後も生きたかったように思えません。それがないと別人に罪をなすりつけようとした犯行計画は無意味に感じます。
数年前に一度見たので、大まかな内容は覚えてました。昔と自分の視点が変わって懐かしむということもなく、コナンアニメの進化が分かったくらいでした。
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