「事実が真実であるとは限らない」名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
事実が真実であるとは限らない
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"名探偵コナン(映画)" シリーズ第2作。
レンタルDVDで鑑賞。
原作マンガは未読。
テレビシリーズは最近ご無沙汰である。
毛利小五郎に関わりのある人物がトランプの数字になぞらえて、次々に狙われていくと云うストーリー。名前になんらかの形で数字が含まれていることがターゲットの条件だった。
目暮警部は、本作で初めて下の名前が設定されたのではないかと思う(あまりにもこじつけ感がすごかったからだ)。
冒頭から矢継ぎ早に仲間たちが襲撃され、少年探偵団も巻き込まれる。お馴染みの風景が侵されていく、特別感のある展開が好きなので引き込まれた。劇場版ならではだろう。
毛利小五郎がいつも以上に奮闘。苦悩しながら真相を追い求める姿は、責任感溢れるカッコ良さがあってシビれた。
秘められた過去が明かされ、そこから生まれた葛藤がきちんと伏線として機能し、クライマックスへ繋ぐ脚本が見事だ。
コナンくん(新一)の言う、「事実それ自体が真実であるとは限らない」と云うセリフが本作のテーマだと思った。
ある人物のとある描写があからさま過ぎたことで、「こいつが犯人かも」と早々に見当がついてしまった。
よって、動機が何かを探るのが楽しかった。真相に無理があるように感じたが、そこはご愛敬と云うことで…
[余談]
劇場版恒例のスペクタクルも用意されていたが、無理矢理にねじ込んだ感がハンパなくて全く乗り切れなかった。
[以降の鑑賞記録]
2023/07/07:Amazon Prime Video
2025/04/04:金曜ロードショー
※修正(2025/04/04)
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