名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)のレビュー・感想・評価
全37件中、1~20件目を表示
真犯人の犯行動機も妃の別居理由も常軌を逸脱している
劇場版2作目
98年の作品
コナンの映画作品は基本的に動画配信されておらずDVDで鑑賞
監督は『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード』のこだま兼嗣
脚本は『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』の古内一成
粗筋
トランプの数字に準えたのか次々に毛利小五郎と親しい人物が狙われる事件が発生
目暮警部と阿笠博士はボーガンで撃たれ妃弁護士は農薬入りチョコレートを食べ病院に入院するハメに
小五郎に逮捕された恨みによる村上丈による犯行ではないかという見立てが有力視された
村上は逮捕前トランプ賭博のディーラーだった
海洋娯楽施設「アクアクリスタル」のオーナーで都内に数店のレストランを運営する実業家の旭勝義氏の正体で招かれたセレブたちも次々と命を狙われる
公開当日98年のため携帯電話のタイプが古い
目暮警部が所持している携帯電話は折りたたみ式でさえなかった
自分が初めて持つようになった携帯電話はあんな感じだったわけでとても懐かしい
目暮警部と白鳥刑事の下の名前がこの作品で初めてわかる
前作に続きこの頃はまだ佐藤刑事や高木刑事は登場していない
「二」の名前の人物としてTVアニメで登場したばかりの服部平次が登場する案もあったがボツになった
妃英理が劇場版初登場
蘭の親友としてお馴染みの鈴木園子は前回に続き登場シーンは少ない
松井菜桜子の心情を察するに扱いが少し悪い気がしないでもない
真犯人はソムリエの沢木公平
声はばいきんまんやフリーザで有名な中尾隆聖
彼の声当てに対する拘りが詰まっている
温和な性格で紳士的だった沢木はソムリエとしてのプライドは恐ろしく高く自分の仕事やワインを汚す者に対し本気で殺意を抱くほど
真犯人だと認めるとキャラが激変した
それもこれもファッションモデル小山内奈々の乱暴な車の運転によりバイクを運転中転倒し頭を打ちそのショックで味覚障害になってしまったことが引き金になった
それさえなければ今回の事件はなかったかもしれない
ワインの管理が悪い旭にしてもワインについて出鱈目な知識をひけらかすエッセイスト仁科稔についてもソムリエとして自分を小馬鹿にしたプロゴルファー辻弘樹にせよ殺害動機としてはあまりにも弱い
香りと色だけで判断するソムリエなんて完璧主義者の彼には許せなかった
冷酷な性格で毛利探偵事務所に挨拶に訪れようとした村上丈をワインで酔わせて殺害し犯人に仕立て上げカモフラージュで目暮妃阿笠を狙い数合わせで全く関係ないピーターや宍戸まで殺害しようとした極悪人
しかしこのての話の真犯人はこれくらいじゃないといけない
この役に中尾隆聖を抜擢したのは大正解だと今一層強く感じる
施設が豪快に崩壊するシーンはいかにも劇場版コナンらしい
第1作である前作はその点でイマイチだった
歩がやっていた時代錯誤の恋占いゲームに出てきた「Aの予感」がのちの蘭とコナンのキスシーンの伏線になっている
声の配役
黒ずくめの組織に飲まされた毒薬の副作用で小学生の姿になった「東の高校生探偵」工藤新一の仮の姿の江戸川コナンに高山みなみ
新一の幼馴染かつガールフレンドで空手の達人の毛利蘭に山崎和佳奈
元警視庁捜査一課の刑事だったが逃亡を図った殺人犯に発砲する際に人質になった妻に当たってしまい責任を取らされ辞職し探偵事務所を開設しコナンのおかげで『眠りの小五郎』の異名を取る名探偵として名を馳せている蘭の父親でコナンの保護者の毛利小五郎に神谷明
コナンの本来の姿で高校生探偵の工藤新一に山口勝平
毛利小五郎の元上司で警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係警部の目暮十三に茶風林
コナンの正体を新一と知る数少ない人物でコナンの為に様々な便利グッズを開発してくれる発明家の阿笠博士に緒方賢一
少年探偵団の紅一点でコナンに想いを寄せる吉田歩美に岩居由希子
少年探偵団のムードメーカーで体格が良い小嶋元太に高木渉
少年探偵団の物知りの円谷光彦に大谷育江
蘭の母親かつ小五郎の妻で仕事上旧姓を名乗ったままだが離婚したわけではなく「法曹界のクイーン」の異名で有名な敏腕弁護士の妃英理に高島雅羅
蘭の同級生かつ幼い頃からの親友で鈴木財閥の令嬢の鈴木園子に松井菜桜子
前作の建築物に続きワインにも詳しい警視庁刑事部捜査一課のキャリア組刑事の白鳥任三郎に塩沢兼人
「ジョーカー」の異名で知られる元トランプ賭博のディーラーで殺人を犯し目暮と小五郎に逮捕され服役後トランプにまつわる連続事件発生一週間前に出所しこの一連の事件の被疑者の村上丈に鈴木英一郎
キザだがイケメンで女子からの人気も高いが表向きと違い実際は味覚音痴でワインの知識も疎い料理エッセイストで以前は犯罪ルポライターをしていた仁科稔に鈴置洋孝
片言の日本語を喋る陽気な外国人ニュースキャスターのピーター・フォードにアンディ・ホリフィールド
コナンを小僧呼ばわりするなど横柄な態度をとる続ける人気カメラマンの宍戸永明に内海賢二
高飛車な性格で車の運転も荒い人気ファッションモデルの小山内奈々に岡本麻弥
温和な性格で毛利夫妻の古くからの友人でフランス料理店「ラ・フルール」のソムリエの沢木公平に中尾隆聖
プロアマゴルフで小五郎と親しくなったヘリコプターも操縦出来るプロゴルファーの辻弘樹に谷口節
妃法律事務所に所属する弁護士で英理の秘書に百々麻子
毒入りチョコレートを食べてしまい病院に搬送された英理の治療をした東都大学病院の医者に千葉一伸
海洋娯楽施設「アクアクリスタル」のオープンに伴い、旭に取材をしていた女性レポーターに永島由子
辻の彼女2人組に海原やすよ・ともこ
銀座の高級クラブ「十和子」のママで小五郎顔店の常連になっている岡野十和子に一城みゆ希
コナンは落ち着く
コナンって見ると面白いんだよなあ。
そして登場キャラの人間性のこともよーくわかってくると
親しみがすごく湧いてくる。
ドラえもん、クレしん、サザエさん、ちびまるこ...いろいろ長く続いてるアニメはあるけど、コナンも同じようにホッとする要素があるんだな、と
アニメ版を1から見始めたことで気づく。
ドラえもん、クレしん、サザエさん、ちびまる子はもう、声優陣も変わってしまって寂しさも感じてしまう。仕方なのないことだけど。
でもコナンはまだ安心して見られるものだし、これからも長く続いていくんだろうなと思えて、そういう自分にとっての落ち着く「帰る場所」的なものになってきてることに驚く。
今作も面白かった。
事件自体もそうだけど、恋愛だったり家族だったり、そういう人間関係的なストーリーも映画では必ず入ってるから、それがいいな。
今回は小五郎さんと別居中の奥さんの過去。
小五郎さん、銃の腕前すごかったんだーとか。
昔のヒゲないのかっこいいじゃん〜とか。
あの夫婦のやりとりも、なんだかいいんだよなあ。
コナンが蘭を守る時にキザになる感じも、待ってましたー笑、って感じで楽しんでる。
いつまで経っても変わらず、安定でブレずにいてくれるって
嬉しいことなんだな。
離婚の理由が明らかに
タイトルなし(ネタバレ)
阿笠博士がお茶の水博士に似ているって思ったら、この原作者は手塚先生のアシスタントをしていたようだ。と思っていたら、大間違えでした。
江戸川コナン。なんで、(江)(川)で3
ナで10だと思う。
アーサー・コナン・ドイルやエドガー・アラン・ポーじゃなくて、
エラリー・クイーンやアガサ・クリスティー見たいな話が多い。
日本で言えば、江戸川乱歩先生じゃなくて、横溝正史さん見たいな感じで、その位の違いが歴然としてある。つまり、殺人事件がパズル溶きになっている。松本清張先生の様な社会派でなくても良いから、出来事の起きた設定から入れば面白いと思うが。
今となっては貴重な、オーソドックスな推理もののコナン!!
98年の作品で、内容は一貫した推理もので、実行力のある犯人です。現代での視聴も耐えうると思います。塩沢兼人さん、鈴置洋孝さん、内海賢治さんが出ているのも良いですね。岡本麻弥さんもアン教授の声を思い出して懐かしいです。キャスト欄に中尾隆聖さんの名前が無いです。
このころは面白かった
...............................................................................................................................................
交通事故で味覚が麻痺したソムリエが、関係者を殺していく。
...............................................................................................................................................
今見たらやっぱり色んな点で予定調和な感じはするけれど、
今ほどひどくはないので、当時は楽しいと思って見てたよなあ。
『名探偵コナン』劇場版 第2作
小五郎のおっちゃん時々カッコイイのよね。
そんな事を思った回だったな。
この頃のコナン劇場版は程よく素朴で良き。
最近は映像技術も飛躍して益々現実離れし過ぎてて、ちょっとやり過ぎ感あるから、これくらいがちょうど良い。
【あらすじ】
公園でジョギング中の目暮警部がボウガンで撃たれるという事件が発生。翌朝には蘭の母親・妃が毒入りチョコレートの被害に。さらには、コナンの目の前で阿笠博士が襲われる。それぞれ事件現場には、トランプに関連のあるものが残されていた。狙われたのがいずれも毛利小五郎に関係のある人物であること、加えてトランプというキーワードから、目暮警部は小五郎が10年前に逮捕し、今は仮出所中のカード賭博のディーラー・村上丈の恨みによる犯行だと推測するが…
コナンはやっぱり良い‼︎
コナンは犯人は知ってるけど何回も見ちゃう映画で今回ももう何回目かもわからない。
推理多めですごい好き。仕草とかで犯人がわかるとかはなかった。
新一が銃を構えるのを見れる映画!めっちゃかっこいい!
昔、テレビでわりと頻繁に再放送してた初期作品群のなかで、この作品だ...
20年以上も前の作品?
圧巻の構成力
現在のコナン映画の源流
Aの予感
犯人と思われていたのは15年前に毛利小五郎(神谷明)が目暮警部と逮捕したディーラーの殺人犯・村上丈だった。そのとき、人質にとられた毛利の妻・妃に向けて毛利が銃を放ち、脚に怪我を負わせてしまうという過去について語られる。目暮の名は十三。妃はクイーン。そして阿笠の十一。カード・ディーラーであることからトランプに合わせて、毛利の知人を次々に殺そうと企んでいた・・・と推理していたのだ。さらに数字が名前に含まれている者が、近々オープンする海洋施設に招待され、密室の恐怖に晒されることになるという展開。
刑務所から出所してすぐにそんな計画を立てることはできない。犯人は別にいるとわかる展開だったが、別居中の毛利夫妻のサブストーリーが面白い。“Aの予感”などというテーマもあり、水槽が爆破されて蘭がピンチになったとき、コナンとキスをするなんてエピソードも(人工呼吸だけど)!それにしても、15年前の事件をなぞってコナンが犯人と蘭に向けて銃を放つなんて・・・蘭の脚に傷がついちゃったのね?よく見えなかったけど。
蘭の母親である妃英理弁護士が登場したり、目暮警部の名前が十三だったり、白鳥刑事の名前が任三郎だったりと、通好みの映画だったかもしれません。
・ふと考えてみたのが「ドラえもん」との比較。少年探偵団の歩美→しずか、光彦→スネ夫、元太→ジャイアンだと考えると、やっぱり小五郎がのび太(射撃が上手いことから)、そして阿笠博士はドラえもんということか。
面白いけど冷静になってしまった
犯罪の設定に無理がありすぎて・・・
コナンが、「毛利小五郎・数字繋がり」事件の謎を解き明かすストーリー。
随分前に鑑賞済みですが、録画していたものを再鑑賞。
コナンの映画で一番気になっているのは、その犯人の動機です。アクションは多少無茶があっても、そこはアニメですから許容出来ます。
でも、犯人の動機だけは「犯行結果に相応しいもの」を用意して欲しい、と考えています。
この映画は、前作同様に犯人の動機は「サイコ」的なものになります。前作では「それもあり」と考えましたが、本作では「二番煎じ」と感じてしまいます。
また、「毛利小五郎・数字繋がり」の設定に無理があり過ぎて、残念ながらクライマックスの舞台に行く前に興ざめしてしまいます。
せめて、クライマックスの舞台に集まるのは、毛利小五郎に関連のある人であって欲しかった。
爆弾設定が前作からの引き続きだったことも含めて、低評価となりました。
全37件中、1~20件目を表示