Mr.Pのダンシングスシバーのレビュー・感想・評価
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黒人の寿司職人。なかなかいないと思う。
ベトナム戦争終結から20年経ち、記念平和式典が行われるというニュースを聞き、ムッとするブルース。店長横山は一旦はブルースを板長にすると約束したのに、チェーン店の悲しさで、東京本社からはずすように命じられた。黒人差別があったのかもしれない。それまで38回も転職した経緯もあるし、あにかとカッときやすい短気な性格。
それでも夫婦の絆は硬かった。ミツコは反戦デモ、ブルースはなんと脱走兵。彼女が再婚になるのだけれど、ブルースの愛が強かった。ミツコの元夫と息子が死んでいたという事実を知って嘆き悲しむ様子も痛々しい。
やがてタイトル通りの自分の店を出すに至り、しばらくは順調だったのに、ミツコと衝突したりして、結局手離すことに・・・そして悪夢の正体であるベトナムへ行くブルース。ミツコとは離婚。なんだか急展開につぐ急展開で心理描写もままならない。戦友と殺してしまったベトナム人の供養のため祈りを捧げるシーンは良かったのに、なんだか疲れる映画だった・・・
これだよ
私がアカデミー協会委員なら間違いなくこの作品に投票するだろう。
史実を基づいた作品になっておりあまり描けなかった細かいとこまでストーリーにしておりそれが怖くそして考えさせる。
2人のデンゼルワシントン、ラッセルクロウの演技は勿論、脇役にも相当力をいれており観ていてうならせる演技をする。
悪と正義、そして悪の中にも更に悪といった描写と正義を貫く姿勢の中に不真面目な私生活が人間くさくそして素晴らしい。
その当時の犯罪、麻薬、そして今まで知らなかった戦争の裏側など・・・どこのシーンをきってみても上手くスリリングに人間描写に優れたものを観せてくれたこの作品にありがとう!これ観なきゃかなり損するよ。
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