劇場公開日 1988年4月16日

火垂るの墓(1988)のレビュー・感想・評価

全111件中、101~111件目を表示

3.5これは反戦映画ではない(高畑監督の才能の罪深さ)

2014年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、TV地上波

悲しい

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猫まねき

4.0辛い…

2014年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

凄いいい作品だし、心にもすごく響く内容で演出もとてもリアルにされていて、当時の本当にあったであろう情景が描かれていた…。しかし、そろリアルな演出からか、とても心をえぐられ、見ながら心が痛くなるところも少なくなかった。
私はもう一度見たいとは思わないけども、この作品が伝えてくれたことを心に止めて、助け合う必要性と食物等全てのものへの感謝の心を常に持ちたい。

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だいこん

4.0人知れず消えていった命

2013年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

泣ける

怖い

難しい

総合80点 ( ストーリー:75点|キャスト:85点|演出:85点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )

 日本国民ほぼ全員が自分のことすらままならず人を助ける余裕など無い時代に、だれにも頼らず清太と節子の幼い兄妹がただ懸命に生きようとする。人知れずひっそりと消えていった二つの生命は、生前の兄のひたむきさと妹の健気な可愛らしさによってその大切さと儚さが強調される。その二人の人物像の作り方の演出が上手いし、声優も良かった。特に妹の幼さを表現した声はいい。

 久しぶりに観たけれど、やはり主題が重い。質の高い作品だけど何度も観たい作品ではない。日々痩せ衰えていく二人の姿は痛々しすぎる。駅に座り込み死を待つ少年たちの多さを見れば、二人は例外ではなく当時のありふれた存在で、彼ら一人一人に似たような背景があるのだろう。物語は厳しい現実を見せたが、安易な救済を入れないから作品の質が保たれたと思う。

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Cape God

5.0普通の人として描かれる 西宮の おばさん

Fさん
2013年11月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

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F

3.5戦争への視点が違う作品

2013年11月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

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鳳凰院凶真

2.5勘違い

2013年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

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ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまで

5.0戦争の理不尽さを描いた秀作。

2009年3月7日

泣ける

悲しい

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だいすけ

5.0これおはじきやろ、ドロップちゃうやんか

2025年9月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

これおはじきやろ、ドロップちゃうやんか

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ボブ

5.0歳を重ね久しぶりに観ましたが………

2025年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

怖い

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すけちゃん

5.0せつこ、愛してる

2025年8月16日
iPhoneアプリから投稿

埴生の宿

大好きなママが、居ないのが寂しい。抱きつきたいのに

大艦巨砲大好き!戦車大好き!色んな兵器かっこいい!
イラッてきたら蹴ったり殴ったりしたい!
だって男やから!本能やから!

でもね、娘がね。本当に。愛おしいの。お金ないから多分このままこの子は姉妹おらんままなんやけど、つい甘やかしてしまう。ずっと眺めていて愛してるのよ。

男の本能なんやけど、痛いのは嫌やし、誰も殺したくないし、誰も痛めつけたくない。

生物って弱肉強食なんやけど、それが
「無念」
それが、「無念」。

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ミスター

5.0「終戦80年の8月15日に②〜自己責任の国の“忘れもの”」【追記あり】

2025年8月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波

泣ける

悲しい

癒される

『火垂るの墓』を再鑑賞して、驚いたことが二つあります。
一つは、この作品のレビューが70件と少ないこと。

もう一つは、この映画がPG12ではないこと。
確認したら、映倫のレイティング・システムがG/PG12/R15+/R18+に改定されたのは、公開から21年後の2009年5月1日でした。

1988年の公開時に『となりのトトロ』と2本立てで観た時、子どもだった私には「戦争映画のトラウマ」になりました。
両親は戦争を知らない世代で、祖父母は早くに他界したので、戦争について身近に話す人がいなかったこともありました。

今夜の金ローは7年振り14回目の地上波ノーカット放送、番組告知は「終戦80年の日、家族で見てほしい!」
名作であり秀作ですが、Parental Guidance(親の指導・助言)が必要な作品だと思います。

高畑勲監督の言葉を引用しておきます。
「本作は決して単なる反戦映画ではなく、お涙頂戴のかわいそうな戦争の犠牲者の物語でもなく、戦争の時代に生きた、ごく普通の子供がたどった悲劇の物語を描いた」

「この映画では戦争は止められない。映画で反戦を訴えるのであれば、“戦争を起こす前に何をすべきか”と観客に行動を促すことが必要だ」

【8月19日追記】
清太のモデルでもある原作者の野坂昭如氏は、自身の本の中で語っています。「妹が次第に疎ましく感じて、妹が死んだ時にほっとしてしまった。それが本心だった」

アニメ映画化が決まった時に、野坂昭如氏は念を押したと言います。「絶対に僕(清太)を善人のようには描かないでください」

【8月22日追記】
8月22日NHK放送「首都圏情報ネタドリ!
戦後80年 いま見つめ直す『火垂るの墓』」

戦後80年の今年、スタジオジブリのアニメ映画『火垂るの墓』が再び注目を集めている。

空襲で母を亡くした14歳の少年と4歳の妹が生きる姿を描いた高畑勲監督。没後に見つかった7冊の創作ノートには緻密な空襲の描写が。その原点は9歳の時の戦争体験だった。

一方、高畑監督は「これは反戦映画ではない」と語っていた。いったいなぜ?高畑監督と交流のあった太田光さんとともに、映画が現代に投げかけるメッセージを考える。

✎____________

終戦80年の今年、戦争をテーマにした映画の公開が続きます。

『木の上の軍隊』『長崎 閃光の影で』『この世界の片隅に(再上映)』『雪風 YUKIKAZE』、『太陽の子(特別版)』『遠い山なみの光』『宝島』『ペリリュー 楽園のゲルニカ』、『あの星が降る丘で、また君と出会いたい。』…

8月15日にレビューを残しておきたいと思い、旧作から戦争映画の名作2本を選びました。

P.S.
靖国神社のそばに、「遊就館」という戦争記念館のような施設があります。
明治維新、日清・日露戦争、第二次世界大戦までの歴史、日本が開戦という選択肢を選ばざるを得なかった経緯が伝えられています。

銃弾や血痕の跡が残る軍服や装備品、零戦や回天、特攻兵の写真や手紙、展示の前で立ち尽くし語る言葉を失くします。
政治信条や思想とは別に、東京に来られる機会があれば足を運んでほしい場所です。

現代の価値観で歴史を裁くことは、愚かなことかもしれないと考えることもあります。
それでも毎年8月15日という日には、体験したことの無い「戦争」を振り返りたいと思います。

✎____________

1988年映画館で鑑賞
BS・地上波で鑑賞
8月15日地上波でノーカット放送鑑賞
8月15日★★★★★評価
8月15日レビュー投稿
8月18日レビュータイトル編集
8月19日レビュー追記
8月22日レビュー追記

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ひな