劇場公開日 1988年4月16日

「語り継ぐべき名作」火垂るの墓(1988) ジョイ☮ JOY86式。さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 語り継ぐべき名作

2025年8月16日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

悲しい

怖い

20年ぶりだろうか、久しぶりの鑑賞だ。
数あるジブリ作品の中でも間違いなく最高峰の作品だと思う。
作画、演出、脚本、設定考証、全てが高品質だからこそ、時代を超えても胸に刺さる物がある。

前回見た時と異なり、自身の環境の変化や歴史への理解なども伴い、様々な側面から見る事が出来た。

そして言えることは、登場人物の誰1人悪くないという事。清太も節子も、彼らを結果的に追い詰めてしまったあの叔母すらも。
誰も悪くない。

方法や立場は違えど、みな懸命にあの時代を生きようとしていた。
それだけの事。

悪いのはあまりにも過酷すぎる状況であって、彼等ではない。あんな時代を再び起こしては絶対にいけない。
この記憶を風化させない為にも、語り継ぐべき作品だと思う。

ジョイ☮ JOY86式。