ホーム・スイートホーム

劇場公開日:

解説

痴呆症の老人を抱え、家庭崩壊の危機にあった一家が再生していくまでを描いたホーム・ドラマ。監督は「花のお江戸の釣りバカ日誌」の栗山富夫。自らの原作を「虹の橋」の松山善三が脚色。撮影を「フリーズ・ミー」の佐々木原保志が担当している。主演は、「どら平太」の神山繁と「Juvenile ジュブナイル」の酒井美紀。

2000年製作/114分/日本
配給:ホーム・スイートホーム上映1000人委員会
劇場公開日:2000年11月18日

ストーリー

寿司屋を営む山下家では、痴呆症で徘徊を繰り返す元オペラ歌手の祖父・宏の世話に手を焼いていた。そんなある日、息子の太郎が宏に階段から突き落とされ入院するハメに。嫁の菊子は店を切り盛りしなければならないし、孫娘の松子も家庭の事情を抱えている。そこで、ピアノ教師をしながらコンクール出場を目指している次孫の和代が、ひとり暮らしのアパートで宏を預かることになるのだが、彼女も2ヶ月で音を上げる始末。困り果てた松子は、岩手にある女性たちだけのグループホーム”おばんでがんす“に、太郎の退院まで宏を預かってくれるよう手紙を残し、彼を置き去りにしてしまうのだった。勝手な振る舞いに困惑する昌子たちホームの住人。しかし、宏は自然に囲まれたそのホームでの生活で、次第に元気を取り戻していった。そして、それを知った和代は今までの自己中心的な考えの自分を反省し、ホーム運営を志すようになり、退院した太郎も岩手に移ることを決意するのであった。

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