平成狸合戦ぽんぽこのレビュー・感想・評価
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フニャフニャになった狸が佐々木マキの絵みたいで可愛い… ぽんぽこ3...
フニャフニャになった狸が佐々木マキの絵みたいで可愛い…
ぽんぽこ32年とかキャッチーで好き〜
超好き〜〜
ジブリは自分に合わない事が多くていつも見ようか迷うけどこれは人間じゃなく(人間みたいだけど)動物が主体なのでとっても面白かった
最後はなんだかウルっと来てシリアスな主題だけど
狸のポップさで緩和されてスルッとはいって来る
バブル
アニメ製作に着手し始めたのがバブル絶頂期で、公開されたのがバブル崩壊後と想像できる。テーマとしては自然の崩壊と人間・動物の共存があるような気もするのだが、子どもにこんなテーマがわかるのだろうか。金玉で笑うだけでしょ・・・
ワンダーランド社の社長は一枚上手ですね。やはり企業の親玉を化かさないとだめですね。末端との小競り合いばかりじゃ・・・それでも平和的に解決したことに拍手♪
驚いた
初見。
想像してたよりもずっとメッセージ性が強くて驚いた。
狸に感情移入して観ていた後半は、なんかこう痛々しくて辛くなる。
多くの子供が観るだろうこの映画で、この容赦のなさが高畑勲の怖いところだなーとw
ラストで少し救われた感じになるものの、最後の最後で一言チクリと刺すのを忘れないしね。
かなり深刻な問題をよくあそこまで愉快に描けるなあ
人間サイドの描写を極限まで抑えて感情移入させないのが凄い。自分も人間なのに…
94年の作品だけど、あの狸たちがいまの世界をみたら、人間総虐殺作戦におどり出ると思うなあ
ソイヤッサ!
狸が腹叩くシーンしか覚えてなかったこちらの作品。
意外なメッセージ性の強さと生々しい狸の死活問題をPOPに描いた狸vs人間の熾烈な戦争作品。淡々としているが仲間の狸も人間たちも続々と死者が出るし、狸サイドは政治的かつ組織的に人間との戦いに挑もうとする。
これ意外と子供向けじゃないぞ?笑
五カ年計画とか言ってたし、あのナレーションは子供には難しいだろうなぁ。狸かわいいーだけじゃ済まない自然との共存を考えさせる意外と大人向け?な映画。
故郷を守るために様々な作戦を決行するもそれが微妙に可愛らしくてシリアスさを感じさせない笑。百鬼夜行のシーンは人間に楽しまれてるし、トトロやらキキやら紅豚やら混じってて観客も楽しませてくれる。
でも最後のやっぱり人間には敵わないと言ってアニメ風の絵から急にリアルな絵になったシーン、あのシーンは笑ってはいけない気がした。
どうでもいいが昔に見た映画だってのと平成生まれのくせして90年代はすでに平成だったっていう事実に違和感をずっと感じているため、タイトルに平成がついてることが不思議でしょうがない笑。自分の中では昭和狸合戦だなと思ってる(意味不明)
人間の業の深さを狸を通じて・・・
「説教くさい映画」などと批判されがちな映画だが、高畑さんの映画はメッセージがストレートに内包されているというか、建築の骨組みが見える映画のような感じなのでこれはしょうがないっちゃしょうがない。だが
万人受けのいい映画には濃密なストーリーの中に宝探しのようにメッセージが含まれている気がする。
まあそのありあまるメッセージについて
映画を見て狸に同情して、里山への郷愁の念を感じることが多いのかもしれないが、この感想を抱いてはならないのかもしれない。
所詮この映画も人間の視点で自然に同情しているもので、ユートピアとして描かれてる里山も元々は人間が開発したものである。
環境保護を謳ってもそれは人間の自己満足に過ぎない。
ならどうすればよいのか?
どっちが各々にとって幸せなのか考え幸せな道を選ぶという形でいいと思う。
都会に暮らしていて、里山に憧れるのであれば、その人にとって都合のいい環境保護に身を投じればいいし、今の便利な暮らしがいい人は、なにもしない。こんなスタンスでいいんじゃないかなあ
他にもこのようなメッセージ性の他に、日本の古い民謡や伝承、農民の気質などが織り込まれていて楽しかった。
特に百鬼夜行のシーンは見事! お化けがお化けではない現代人の反応がリアルだった。
作画もさすが!の一言!
失われたもの、得たものが明確に見えた映画でした
複雑な話題…。ジブリって実は怖いね。
子供の頃に見た時はただ「金た●」で空を飛ぶ狸に気持ち悪さを感じ、更に化けるという特技を持った狸に恐怖を感じたっけな(笑)
今更見てみれば、かな〜り重い内容…。自然を省みず己の欲・金で動く人間の自己中さ。
それでも狸目線で東京の開発を「やめて〜!!」なんて思えなかったクズな自分がいたりする…(笑)
しかし、それを悪というならばネズミはなぜ駆除されるの?それなくして今の東京の発展はあったの?お肉なんで食べるの?なんて話になって無限にでてくる…。
ただもちろんですが、自然は絶対存在しなければならないと思うし、確実に共存していかなきゃいけない…。難しい問題ですね…。
この映画子供向けに作られている作品のようで…凄く複雑な気分にさせられる。子供の頃にはとくに複雑な思いもなく見ていた作品。大人になってこの作品みるとジブリの隠れた怖さっぷりにジワジワやられる…。少しホラー。
ラストのシーンだけで少しは救われたかな(笑)
日本昔話風の現代の狸
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
自然を開発する人間と、開発により住処を奪われる動物との共存という難しい主題を、人を化かすという昔ながらの狸の寓話を使って面白おかしく描いていく。伝統的昔話を科学万能の現代に持ち込むことで狸を擬人化して、本来ならば一方的に人間に住処を奪われ続けるだけの動物の立場を、上へ下への大騒ぎの悲哀的歴史物語として派手にぶちまける。おかしく描きながらも死を生々しくしっかり取り入れ、これがおかしいだけの娯楽ではなくて現実のことなのだと伝えていた。
強い人が野生を侵食していくのはどうしようもないし虚しさも残る。だがそんなこんなで都会の人間社会に入り込んで、厳しい生活ながらも人の傍でしぶとく共生している狸を温かく見守っていた。
皇居狸、今の人間社会を見て、何を思う?
皇居に狸が現れた…というニュースを聞いて、「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出した人は少なくないはず。
この話題の皇居狸、自然の物なのか、動物園や誰か飼っていた物が逃げ出したのか分からないが、映画のように、まだ近くに自然の狸が居るんだなぁ…と暫し思わせてくれた。
人間は高度な文明で生活を豊かにしているが、狸や他の自然動物から見れば、自然と共存出来ない人間はよほど変に見えるんだろうなぁ…。
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