「当時の病院」震える舌 くろすけさんの映画レビュー(感想・評価)
当時の病院
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この映画の怖さは他の方が書いているとおり。
病院でのリアルな現実は下手なスプラッターより怖い。
あんな小さな子への心臓マッサージでは肋骨も折れただろう。
そして興味深かったのは当時の医者の言動や病院の様子。
うちではどうにもならないと突き放す医者。
疲労困憊になりながら娘の異変を知らせる父親に
お父さんちゃんとみててくださいよという医者。
そして病院では子どもは車椅子じゃなくて、両親が抱きかかえながら移動する。
ストレッチャーもないの?
ナースコールもなかったっけ??
当時は病院への付き添いが必要で、大学生の私が祖父の病院に泊まり込んだことがあった。
オムツ交換とか食事の世話とか、病人の家族の負担は大きかった。
家族中が非日常へ突き落とされる。
体力的にもボロボロになって、娘の辛い治療を見せられ続けたら、そりゃあんな風におかしくなるでしょう。
精神的にもどんどんおかしくなって、もう限界と言うところで、娘復活。
一気に悪夢から覚め現実に戻る。
娘はチョコパン、両親は鰻で。
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