「女の子の熱演!」震える舌 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
女の子の熱演!
破傷風にかかる物語なんて珍しい。記憶にあるのはTV版ウルトラマンの怪獣島へ行ったエピソードしか記憶がない(しかもうろ覚え)。
冒頭、アート系映画なのかと思わせるほど赤みがかった少女のイメージ映像。小川の中の泥水で戯れ、指先に小さな怪我をする。少女の両親(渡瀬恒彦、十朱幸代)は口を開かなくなった娘・昌子(若命真裕子)を心配するものの、かかりつけ医に見せたときには単なる風邪と言われただけだった。しかし、突如舌をを噛んで血だらけになった昌子に驚き救急車を呼ぶ・・・
痙攣を起こす度に舌を噛んでしまい、背筋をエビゾリにして硬直する様子はまるで『エクソシスト』を観ている雰囲気にさせられる。痛々しい悲鳴に慌てふためく両親の姿と、少女の演技に身震いさせられるほど。看病するうちに憔悴しきってやつれた顔になっていく変貌ぶりにも驚かされた。破傷風って怖い病気なんだとあらためて思い知らされた。
個人的には親子の演技よりも、女医・中野良子に見入ってしまいました。しかも、建て替えられる前の聖路加国際病院の全面協力。一流の病院なので医療器具や治療方針など、そして医者も失敗することなどないはずだと、安心して観ていられました。家族たちが悪魔に憑依されたかのような雰囲気だったのに対し、彼女が天使や聖母のような優しさの空気を醸し出していたようです。
【2006年2月映画館(リバイバル)にて】
今晩は
エクソシストも映画館で観たのですか!!!(というか、私は、新旧サスペリアでビビッており、年代的にもエクソシストは見ていません‥(観てないはず・・、けれど、首が回るシーンは見た記憶が・・。若年性アルツハイマー型認知症かなあ・・)
今作は、ホント怖かったですし、父親目線で見るとキツカッタです。
R指定じゃなかったのかなあ・・、あれだけ刺激的なのに・・。
昭和ってある意味、過激な時代だったのかもしれませんね。
こんにちは
今作、映画館で鑑賞されたのですか!!!
私は、絶対に無理です。
椅子には座っているけれど、殆ど画面を見ない、大昔観た「ザ・フライ」の出産シーンの時のようになりますから・・。