不良番長 出たとこ勝負
劇場公開日:1970年8月1日
解説
舞台を磐梯山麓に移して暴れまくるお馴染みカポネ団の面々。脚本はこのシリーズ生みの親、山本英明と松本功のコンビ、監督は「不良番長 王手飛車」の内藤誠。撮影は「やくざ刑事」の中島芳男が担当。
1970年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1970年8月1日
ストーリー
最近の暴力団大滝組の圧迫と町ぐるみの浄化運動のあおりで、カポネ団は住みなれた新宿を離れる破目となった。そこで神坂らがひねり出した名案は、タニーを米国財閥のドックフェラー三世に仕立て、ミスサウナ親善使節を米国に派遣するというふれこみで、実は大量スケコマシ作戦を磐梯熱海に展開しようというものであった。計画は順調に運んだかに見えたが大詰めを迎え、タニーのバケの皮がはげてしまった。そして、折りしも居合わせた大滝に追いつめられるが、その危機を神坂の少年時代のダチ公、峰に救われた。連中の逃がれついたところは、老人尾高が埋蔵金発掘に熱を上げている翁島であった。一方、大滝組は土地の金融業者黒柳と結託、一大観光チェーン建設に野望を燃やしていたが、翁島もその計画に入っていた。神坂らはミスサウナで一位を獲得した銀子が尾高老人の孫娘であることを知り埋蔵金目当てに発掘作業に熱中してしたが、出てきたのは埋蔵金ならぬ温泉だった。しかし、この狂喜もつかの間、お玉とバイキング、そして尾高老人も大滝組の犠牲となった。やがて、銀子の兄、ジョーが舞いもどり、峰とともに神坂らに加勢、大滝組への挑戦を誓い合った。やがてカポネ団の面々は、大滝組のモーテル完成祝のオート・レースに、まぎれこみ、大滝、黒柳めがけて突進していった。