不良番長 練鑑ブルース
劇場公開日:1969年6月14日
解説
「昭和残侠伝 唐獅子仁義」の山本英明、松本功のコンビが脚本を担当し、「不良番長 猪の鹿お蝶」の野田幸男が監督したシリーズ第三作。撮影は「現代やくざ 与太者の掟」の星島一郎が担当。
1969年製作/89分/日本
配給:東映
劇場公開日:1969年6月14日
ストーリー
関東特別少年院・練馬鑑別所出身の不良グループ・カポネ団は、同じ新宿に根城を張る桜吹雪団と対立していた。関東挺心会会長は、両者の対立を利用して、元華族の白河邸を横領しようと企んでいた。川島はまず弁護士の藤原をまるめこみ、彼の愛人小夜子をカポネ団の首領神坂に近ずかせた。神坂は、金使いの荒さから小夜子が金づるを握っていると睨んだ。藤原と小夜子が、カポネ団と桜吹雪団を呼び寄せたのはそんな折だった。藤原は言葉巧みに、国際賭博場開設の協力を申し出ると共に、横田産業から白河邸の権利書を奪った方に、賭博場のマネージメントを任せると提案した。神坂は、早速暴力にものを言わせ、白河邸の土地家屋を横領した。だが、川島は藤原を使って白河邸を手に入れると、神坂に不当な条件を出した。自分たちが利用されていたことを知った神坂は、挺心会の賭場に集まる外国人客を引抜きヌードショウを開いて報復に出た。ところが、ショウは挺心会につぶされて失敗、神坂は腹いせに挺心会の賭場からテラ銭を強奪した。怒った川島、桜吹雪団にマシンガンをもたせて、カポネ団を襲わせた。ところが、それは両グループを消すための手段だった。仲間を殺されたカポネ団と裏切り行為にあった桜吹雪団は、挺心会に入り乱れ、幹部連をそして悪徳弁護士藤原や川島会長を倒していった。